人通りが比較的多い方向に向けで、主に店外で使用するのに適しているのがロールアップバナーです。
高さ、幅がありますので多少遠くからでも視認性に優れています。多少の雨であれば問題ありませんが、風に弱い傾向にある商品です。
完全な屋外や、ビル風がある場合などには不向きな商品です。もしその様な場所でご使用になりたい場合には、転倒防止策としてしっかりとベース部分に重石をつけてご使用ください。
大きなメリットとしては、2つあります。
①高さがあるので視認性が高い
ロールアップバナーの基本の高さは2100mmありますので、天吊りのバナーと同程度の効果が期待できます。
遠くからの視認性も高くなり、『仮置き感』がない『しっかりしたお店感』がでる商品となります。
②出し入れが簡単
出し入れ、設置と撤去がとても簡単なためアルバイトやパートの方にも簡単に看板出しをお願いできます。
飲食店やレストランでは開店前の時間帯はとてもバタバタとしますが、出し入れが簡単なため手間が増えずに助かります。
飲食店で使用する場合、用途は主に「多少遠くからの視認性」ということになります。
例えばとんかつ屋さんであれば、とんかつのビジュアルイメージを大きく背景全体に使用するなど、
「なに屋さんがここにあるか」を通行人のかたに伝えることに集中してデザインを制作することが重要です。
また、ランチやモーニング、ハッピーアワーの時だけに使用する場合はかなり思い切った大きな文字サイズでその文言を入れることをお勧めします。
ロールアップバナーは印刷面の下の方は地面に近くなります。文言を入れる場合は上から10%か15%程度のところからはじめて、
下には20%以上の余白を残して文字が終わるようにデザインすると視認性がよくなります。
ロールアップバナーはかなり大きな商品です。画像イメージで通りがかりの人に訴求する場合は、画像をなるべく多く、
できれば背景全域に使用するのがベターです。その場合、使用する画像には「必要な解像度」と「しっかり美味しそうな画像」を使用するという2つの条件があります。
必要な画像解像度
850幅のロールアップバナーの幅全体に画像を使用する場合、最低でもファイルサイズが2MB程度の画像が必要です。
可能であれば10MB以上の画像から選ぶことをおすすめします。解像度が足りないと仕上がりの画像が粗くなり、美味しさを訴求する力が大幅に減ってしまいます。
しっかりと美味しそうな画像
商品撮影はとても難しい作業です。自分の店舗の商品を撮影することが基本にはなりますが、妥協せずお皿の周りや切り口の細かな部分にも注意して準備し、
丁寧に撮影することをおすすめします。iPhoneやAndroidのスマホカメラはとても優秀になってきています。
しっかりと商品の準備ができていれば、解像度的にも露出的にもスマホで撮影した画像でも十分に使用可能です。まずは「美味しそう!」と思ってもらえる写真であることが最重要です。
飲食店でロールアップバナーを使用する場合、ある程度の距離からの視認性を重視します。
サイズとしては幅850mの商品が最も多く使用されますが、設置場所が許すのであれば、さらに幅広いタイプのロールアップバナーもおすすめです。
幅1200mmのタイプであれば、店頭でお弁当販売などをする場合のバックパネルがわりに後ろに立てて使用するのにも適しています。
ロールアップバナーは、飲食店で使用する場合定期的に出し入れできる効果的なツールです。雨や風に直接当たらない場所に設置し、
デザインはいかに美味しいな写真を選んで使用するのかが大事です。