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アパレル業界におけるセットアップとは?

アパレル業界の分野におけるセットアップ(せっとあっぷ、Set-Up、Tenue Coordin?e)とは、上下が揃いのデザインで構成された衣服の組み合わせを指します。主にトップスとボトムスのセットで販売されることが多く、統一感のあるスタイリングが簡単に完成するのが特徴です。フォーマルからカジュアルまで幅広いスタイルに対応でき、近年ではビジネスウェアやオケージョンスタイル、デイリーコーディネートとしても注目されています。



セットアップの定義と特徴

セットアップとは、同じ生地やカラー、デザインテイストで仕立てられたトップスとボトムスのペアを指します。一般的にはジャケットとパンツ、またはスカートの組み合わせが多く、上下が一体感を持つためコーディネートがしやすいのが特徴です。

通常、上下セットでの販売が基本ですが、最近では上下別々に販売されるセパレート型セットアップも増えており、サイズやシルエットを自由に選べる利便性が注目されています。ワンランク上の装いを簡単に実現できるという点で、幅広い年齢層に支持されています。



セットアップの歴史と語源

「セットアップ」という言葉は英語の「set up」に由来し、本来は「準備する」「構成する」といった意味を持ちます。アパレルにおいては、上下が整って一式になっていることからこの語が転用されました。日本で一般化したのは1970年代以降で、特に紳士用スーツが「セットアップスーツ」として紹介されたことがきっかけとされています。

1980年代以降、女性用のフォーマルウェアや通勤スタイルにも広がりを見せ、上下が揃った服装の便利さが注目されるようになりました。2000年代に入るとカジュアルファッションやリラックスウェアにも応用され、ファッションの定番構成のひとつとして定着しています。



セットアップの現在の活用と展開

現代のセットアップは、ビジネスシーンにおける洗練されたスーツスタイルとしてはもちろん、オフィスカジュアル、イベント参加用のきれいめスタイル、さらにはストリートファッションやルームウェアにも展開され、多様なスタイルで取り入れられています。

素材面ではウールやコットン、ポリエステルに加え、ジャージー素材やリネン、デニムなどさまざまなファブリックが使用されており、季節感やシーンに応じた選択肢が広がっています。セットでの着用はもちろん、単品使いでコーディネートに変化を持たせるなど、汎用性の高いアイテムとして位置づけられています。



まとめ

セットアップは、アパレル業界において簡単に統一感のあるスタイルを完成させることができる便利なアイテム構成です。その起源はスーツスタイルにありますが、現在ではカジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルで愛用され、ファッションの自由度を高める存在として定着しています。

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