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アパレル業界におけるユニセックスとは?

アパレル業界の分野におけるユニセックス(ゆにせっくす、Unisex、Unisexe)は、男女の性別を問わず誰でも着用できるデザインやスタイルを指します。伝統的な男性用・女性用の区別を超え、性別にとらわれないファッションのあり方として、近年特に注目されています。性差を感じさせないシンプルで機能的なアイテムが多く、幅広い層に支持されています。



ユニセックスの概念と特徴

ユニセックスは、性別の枠を超えて自由にファッションを楽しむことを目的としたスタイルです。デザインは男女兼用であるため、サイズ感やシルエットは中性的で、過度に男性的または女性的な要素を排除しています。シンプルな色使いや無地、ベーシックな形状が多く、着る人の個性や体型に合わせて自在にコーディネートできる点が魅力です。

ユニセックスアイテムはTシャツ、スウェット、デニム、シャツ、アウターなど幅広いカテゴリーに存在し、近年のジェンダーレスファッションの潮流とともに市場が拡大しています。性別による購入の壁を取り除き、選択肢を広げる役割も果たしています。



歴史と語源

「ユニセックス」という言葉は英語の「unisex」から来ており、「uni」は「一つの」、「sex」は「性別」を意味します。元々は1960年代のアメリカやヨーロッパで、男女の区別なく使える商品やサービスを表す言葉として使われ始めました。

ファッション分野でのユニセックスの概念は1970年代頃に注目され始め、性別役割への固定観念が問い直される社会背景の中で広まりました。80年代以降はストリートカルチャーや音楽シーンを中心にユニセックスの服装が普及し、21世紀に入ってからは多様な性表現を尊重するムーブメントと結びつき、より広範に浸透しています。



現代のアパレル業界におけるユニセックスの役割

現代のアパレル業界ではユニセックスは性差の壁をなくし、多様性と包摂性を象徴する重要なトレンドとなっています。多くのブランドがユニセックスコレクションを展開し、ジェンダーフリーやノンバイナリーの人々に向けた服づくりを推進しています。

ユニセックスデザインはサステナビリティの観点からも支持されており、世代や性別を問わず長く着られるアイテムとして価値が高まっています。また、オンライン販売の拡大により、消費者が自由に選べる環境が整い、ユニセックスの魅力が一層強まっています。



まとめ

ユニセックスはアパレル業界で、性別を問わず誰もが着られるデザインやスタイルを指す用語です。歴史的には1960年代以降に登場し、現代では多様性やジェンダーレスの象徴として広く受け入れられています。シンプルかつ機能的な服として、今後もファッションの重要な潮流となるでしょう。

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