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アパレル業界におけるリバーシブルとは?

アパレル業界の分野におけるリバーシブル(りばーしぶる、Reversible、R?versible)とは、両面を表として使用できる衣服やアクセサリーのことを指します。一着で二つの異なるデザインや色を楽しめるため、実用性とファッション性を兼ね備えたアイテムとして人気があります。素材や縫製技術の進歩により、近年ではさまざまなアイテムでリバーシブルが採用され、コーディネートの幅を広げる役割を果たしています。



リバーシブルの歴史と語源

リバーシブルの語源は英語の「Reversible」から来ており、「裏返すことができる」という意味を持ちます。衣服にこの概念が取り入れられたのは20世紀初頭からで、当初は軍服や作業服に多く見られました。実用的な目的で両面使用できる服は、状況に応じて使い分けられ、耐久性や利便性を高める役割を果たしてきました。

その後、ファッション業界においてもリバーシブルデザインが注目されるようになり、1950年代から70年代にかけては特に外出着としてのコートやジャケットに採用されるケースが増加。これにより、一着で複数のスタイルを楽しむことが可能になりました。



リバーシブルアイテムの特徴と技術

リバーシブルアイテムは、両面が表地として成立するように作られているため、縫製方法や素材選びが通常の衣服とは異なります。縫い目は表に出ないよう工夫され、ボタンやファスナーなどの付属品も両面使えるものが用いられます。

また、リバーシブルであるために生地が厚くなりやすいというデメリットを克服するため、軽量で薄手の素材や特殊な織り方が研究されてきました。近年では技術の進化により、ファッション性と快適性を両立した高品質なリバーシブルアイテムが数多く市場に登場しています。



現代のファッションにおけるリバーシブルの使い方

現代のアパレル業界では、リバーシブルはコートやジャケット、トップス、ボトムス、バッグなど幅広いアイテムに採用されています。これにより、消費者は一着で異なるルックスを楽しめるため、ワードローブの効率化にもつながります。

また、環境意識の高まりとともに、持続可能なファッションとしてのリバーシブルの価値も注目されています。一着で二つの役割を果たすことができるため、消費を抑えつつ多様なコーディネートを実現できる点が支持されています。



まとめ

アパレル業界の分野におけるリバーシブルは、両面が表として使える衣服や小物を指し、20世紀初頭の実用的な軍服からファッションアイテムへと進化しました。縫製技術や素材の工夫により、快適で多様なスタイルを楽しめることが特徴です。現代では持続可能なファッションとしても評価され、幅広いアイテムで活用されています。

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