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アパレル業界におけるワイドパンツとは?

アパレル業界の分野におけるワイドパンツ(わいどぱんつ、Wide Pants、Pantalon large)とは、脚全体にわたってゆとりをもたせた幅広のシルエットが特徴のパンツを指します。動きやすく快適でありながらも、スタイリッシュな印象を与えるため、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで用いられています。近年では、ジェンダーレスなトレンドやリラックス志向の高まりを受け、年齢や性別を問わず支持されています。



ワイドパンツの定義とスタイルの特徴

ワイドパンツとは、腰から裾にかけて幅が広く、足に密着しないシルエットを持つパンツの総称です。ゆったりとしたシルエットが特徴で、着用時のリラックス感や動きやすさを重視しながらも、コーディネート次第でモード感や洗練された印象を演出できます。

素材やデザインのバリエーションも豊富で、リネンやウール、デニムなど多様な生地が用いられます。ハイウエストタイプは脚長効果があり、トップスをインすることでバランスの取れたスタイルになります。オーバーサイズのトップスと合わせたコーディネートも人気で、トレンド感のある装いを作り出すことが可能です。



語源と歴史的な背景

ワイドパンツの「ワイド」は英語の「wide(幅広い)」に由来し、その名の通り幅の広いパンツを意味します。20世紀初頭には既に存在しており、1930年代の女性の社会進出とともに、女性用のワイドパンツも登場しました。

特に1970年代のヒッピームーブメントや、1990年代のストリートファッションの隆盛とともに、ワイドパンツは幾度となく流行の波に乗ってきました。日本でも2000年代初頭にガウチョパンツやバギーパンツとして再注目され、現在は性別を問わず定番アイテムとして定着しています。



現代におけるワイドパンツの活用と意義

現代では、ワイドパンツはその汎用性の高さから、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活用されています。特に、パンデミック以降のリモートワークの普及により、快適さを求めるファッションとしての需要が高まりました。

また、ジェンダーレスファッションやボディポジティブの考え方が広がる中で、体型を選ばずに着用できる点が評価されており、多様な個性を表現するアイテムとしても重要な位置を占めています。デザイナーズブランドからファストファッションまで、さまざまな価格帯で展開されており、トレンドに左右されにくいスタンダードなアイテムとして広く支持されています。



まとめ

ワイドパンツは、快適さとスタイル性を兼ね備えた幅広シルエットのパンツであり、時代を超えて愛されてきたファッションアイテムです。ジェンダーレスでありながらも個性を表現できる汎用性の高さが魅力で、今後も多くの人々にとって定番のスタイルとして活用されることでしょう。

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