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アパレル業界におけるワンピースとは?

アパレル業界の分野におけるワンピース(わんぴーす、One-Piece Dress、Robe une-pi?ce)とは、上下が一体化した女性用の衣服を指します。トップスとスカートが縫い合わさっており、着脱が簡単でコーディネートに悩まず着こなせる点が特徴です。カジュアルからフォーマルまで多様なデザインが存在し、季節やシーンを問わず活用される代表的なアイテムです。



ワンピースの定義と特徴

ワンピースは、トップス部分とボトムス部分が一体となったドレス型の衣服で、主に女性が着用するアイテムです。腰部分を縫い合わせることにより一枚で全身のコーディネートが完成するため、スタイリングの手間が省け、日常的にも特別な場面にも使いやすい点が魅力です。

素材やシルエット、丈感のバリエーションも豊富で、リネンやコットンのカジュアルなものから、レースやシルクを用いたエレガントなものまで、幅広いニーズに応える展開が可能です。ベルトやジャケットとの組み合わせで印象を変えることもでき、ファッション性と機能性を兼ね備えたアイテムといえます。



語源と歴史的背景

ワンピースという言葉は、「one-piece=一枚の布(衣服)」という英語に由来しており、欧米では「dress」とも表現されます。19世紀末から20世紀初頭にかけて、女性の服装がコルセットから解放される動きとともに、より自由なデザインのワンピースが登場しました。

特に1920年代のフラッパースタイルや1960年代のモッズファッションにおいて、ワンピースは時代の象徴的なアイテムとなり、女性のライフスタイルの変化と密接に結びついて発展してきました。日本では戦後、洋装文化の普及とともに広く浸透し、制服やフォーマルウェア、普段着として定着しました。



現代における使用例とデザイン展開

現在、ワンピースは季節や用途を問わず取り入れられており、オフィス用からリゾート、パーティー、さらにはマタニティウェアやルームウェアとしても利用されています。シンプルなデザインから装飾的なデザインまで多様性に富んでおり、あらゆる年齢層に支持されています

また、近年のサステナブルなファッションの流れにおいても、1枚で完結するワンピースは消費を抑えるアイテムとして注目されることが増えています。ファストファッションからハイブランドまで、多くのブランドが定番として展開しており、着る人のスタイルや気分を表現する自由度の高いアイテムです。



まとめ

ワンピースは、上下が一体化した着やすさとスタイル性を兼ね備えた衣服であり、長い歴史を通じて女性のファッションに欠かせない存在となってきました。カジュアルからフォーマルまで幅広く展開され、時代とともに進化を続けるアパレルアイテムです。

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