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アパレル業界におけるウエストポーチとは?

アパレル業界の分野におけるウエストポーチ(うえすとぽーち、Waist Pouch、Pochette ceinture)とは、腰に装着するタイプの小型バッグを指します。身体に密着して着用できるため、動きやすく、両手が自由になる利便性の高さが特徴です。かつてはアウトドアやスポーツ用途が中心でしたが、現在ではデザイン性が高く、ストリートファッションやカジュアルコーデのアクセントとして幅広く活用されています。



ウエストポーチの定義と特徴

ウエストポーチとは、腰にベルトで固定するタイプのバッグで、小物類を手軽に収納・持ち運びできるアイテムです。ヒップバッグ、ボディバッグ、バムバッグなどとも呼ばれることがあり、ベルト部分を調整することで身体にフィットさせることが可能です。

コンパクトなサイズ感であることから、財布やスマートフォン、鍵などの必需品を収納するのに適しており、特にアクティブな場面や旅行時における防犯面でも注目されています。両手が空く機能性と身軽さが大きな魅力です。



ウエストポーチの歴史と語源の背景

ウエストポーチという名称は、腰(waist)に装着する袋状の入れ物(pouch)という意味で、日本では1970年代から1980年代にかけてアウトドアブームとともに普及しました。当時は登山やランニングなどのスポーツ用途が主流で、身体の動きを妨げない収納手段として重宝されていました。

欧米では“fanny pack”や“belt bag”と呼ばれていましたが、90年代のストリートカルチャーの影響により、徐々にファッションアイテムとしても存在感を増していきました。2000年代以降は一時的に流行が沈静化しましたが、2010年代後半より再びトレンドアイテムとして注目を集めています。



現代におけるウエストポーチのスタイリングと役割

近年のウエストポーチは、ストリートファッションやスポーツミックススタイル、フェススタイルなどと相性が良く、若年層を中心に高い人気を得ています。ブランドによっては、ロゴ入りの大胆なデザインや、レザー素材を用いたラグジュアリーなモデルも登場しており、スタイリングのアクセントとして活用される機会も増えています。

また、腰に装着する以外にも、肩から斜め掛けにしたり、胸元に巻きつける「クロスボディ」スタイルなど、多様な着用方法が展開されている点も現代的な特徴です。実用性とファッション性の両立により、ジェンダーレスなアクセサリーとしての地位を確立しています。



まとめ

ウエストポーチは、機能性とファッション性を兼ね備えた実用的なバッグとして、アパレル業界において重要な存在です。かつてのアウトドアギアからトレンドアイテムへと進化し、ライフスタイルやスタイルに合わせた多様な提案が行われています。

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