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アパレル業界におけるニューアーバンスタイルとは?

アパレル業界の分野におけるニューアーバンスタイル(にゅーあーばんすたいる、New Urban Style、Nouveau style urbain)とは、現代都市に生きる人々のライフスタイルに調和した、機能性・快適性・洗練さを融合したスタイルを指します。スポーティーな要素とモードなデザイン、さらにストリートとミニマルを融合させたコーディネートが特徴で、シティライフにおいて動きやすく、かつトレンド感のある着こなしが求められます。近年ではサステナブルな素材やジェンダーレスなデザインも取り入れられ、都市型ファッションの新しい潮流として注目されています。



ニューアーバンスタイルの語源と歴史的背景

ニューアーバンスタイルは、英語の“new urban style”を語源とし、“新しい都市型スタイル”を意味します。フランス語では“nouveau style urbain”と表現され、都市生活者に向けた洗練された機能美を追求するスタイルとして1990年代後半から欧米を中心に台頭しました。

このスタイルは、都市部のライフスタイルが多様化し、従来のフォーマルやカジュアルではカバーしきれない需要が生まれたことに由来しています。通勤や街歩き、オフィスワークからカフェやアートイベントまでを一着でカバーできる衣服が求められ、機能とデザインの両立を目指した新しい都市型ファッションとして発展してきました。



ニューアーバンスタイルの特徴とデザイン要素

ニューアーバンスタイルは、多様なファッションテイストを融合しながらも、洗練されたシンプルさと、機能性を重視するのが特徴です。シルエットは直線的かつスマートなラインが多く、カラーリングはブラック、グレー、ネイビーなど落ち着いたアーバンカラーが中心となります。

素材にはストレッチ性や撥水性、通気性を備えた高機能ファブリックが選ばれ、スポーティーなディテールやミニマルな装飾が取り入れられる傾向にあります。また、バッグやスニーカーなどの小物使いにも工夫が見られ、実用性を意識しつつも全体の統一感を保つスタイルが好まれます。



現代のファッションシーンにおけるニューアーバンスタイルの位置づけ

現在のアパレル業界では、ニューアーバンスタイルは都市生活における実用的でスタイリッシュな装いとして、さまざまなブランドやデザイナーによって展開されています。特に「アスレジャー(Athleisure)」や「テックウェア(Techwear)」などのトレンドと親和性が高く、快適で機能的かつ見た目も洗練された服として、世代や性別を問わず広く受け入れられています。

また、近年ではサステナブルファッションの文脈の中で、再生素材や自然由来のファブリックを取り入れたエコアーバンスタイルという新たな派生スタイルも登場しています。ジェンダーレスなデザインや、ワークウェア由来のディテールを加えることで、機能性と多様性を両立した現代的なスタイルが形成されつつあります。



まとめ

アパレル業界におけるニューアーバンスタイルとは、都市に暮らす現代人のために生まれた、機能性とモダンなデザインを融合した新しいファッションスタイルです。快適さや実用性を重視しながらも、スタイリッシュさを失わないその特徴は、これからのライフスタイルに寄り添う服としてますます注目を集めていくでしょう。

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