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アパレル業界におけるハイネックトップスとは?

アパレル業界の分野におけるハイネックトップス(はいねっくとっぷす、High Neck Tops、Hauts ? col montant)とは、首元まで覆うような高めの襟(ハイネック)を特徴とするトップス全般を指す用語です。タートルネックと似ていますが、ハイネックは首を完全に包まず、やや低めの襟を指すことが多いです。防寒性とスタイリッシュさを兼ね備えたデザインで、秋冬ファッションを中心に重宝され、カジュアルからフォーマルまで幅広く用いられます。

ハイネックトップスの定義と特徴

ハイネックトップスとは、襟ぐりが通常より高く設計されたトップスを指し、首元を程よく覆うデザインが特徴です。一般的にはタートルネックよりも襟の高さが低めで、折り返しがないものが多く、程よいフィット感とスマートな印象を与えるアイテムとして位置づけられています。

このスタイルは、見た目の上品さや洗練された印象を演出しやすく、体温調節や紫外線対策の観点からも実用的です。素材もウール、コットン、ポリエステル、テンセルなど多岐にわたり、シーズンや用途に応じて様々なバリエーションが展開されています。

歴史と語源

ハイネックという言葉は「high(高い)」と「neck(首)」を組み合わせた英語由来の造語で、特に20世紀中盤以降のヨーロッパのモードファッションにおいて多く登場しました。タートルネックが19世紀後半の労働着から起源を持つのに対し、ハイネックはファッション性を意識してデザインされたトップスに用いられることが多く、より現代的な印象を持ちます。

1980年代以降、ミニマルな美しさが注目されたモード界において、余計な装飾を排したハイネックデザインはシンプルな中にエレガンスを持たせる象徴的存在となりました。

現在の使われ方とデザインの多様化

現代においてハイネックトップスは、秋冬のインナーとしてのレイヤードや、ジャケットの中に着ることで品のあるスタイリングを可能にするアイテムとして人気があります。特に女性向けのアイテムでは、袖口にフリルを施したデザインや、シアー素材を用いた透け感のあるスタイルなど、デザインの幅が広がっています。

また、ユニセックスで着用可能なベーシックなカットソーから、フォーマルな場にも適したウールやカシミヤ素材の上質なハイネックまで、多様なニーズに応える展開がなされています。

機能性とスタイルの両立

ハイネックトップスは、保温性が高く冷えや乾燥から首元を守る実用性があります。これにより、マフラーなどの小物と組み合わせることなく、シンプルに防寒スタイルが完成するため、ミニマルな装いを好む層からも支持されています。

また、縦のラインを強調する視覚効果もあるため、スタイルアップを狙うファッションアイテムとしても用いられています。

まとめ

ハイネックトップスは、その名の通り首元を覆う高めの襟が特徴のトップスで、機能性とファッション性を兼ね備えたアパレルアイテムとして広く定着しています。季節感を取り入れたコーディネートの中核として、また洗練された印象を演出するエッセンスとして、多くのスタイルで活用されています。

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