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アパレル業界におけるショートパンツとは?

アパレル業界の分野におけるショートパンツ(しょーとぱんつ、Short Pants、Pantalon court)とは、膝上丈のパンツを指し、夏場のカジュアルスタイルやスポーツウェアとして広く用いられているアイテムです。男性・女性問わず着用され、素材やデザインの多様性によって様々な場面で活躍します。リゾートファッションからストリートファッションまで、ショートパンツは動きやすさと快適性を兼ね備えた代表的な衣類です。

ショートパンツの定義と特長

ショートパンツとは、裾丈が膝より上にある短めのパンツの総称であり、ハーフパンツやホットパンツと混同されることもありますが、一般的には膝上丈のカジュアルパンツとして認識されています。ゆったりとした形状からタイトなシルエットまで幅広く、素材もデニム、コットン、ナイロン、ジャージーなどさまざまです。

通気性と動きやすさを備えたこのアイテムは、スポーツやアウトドア、リゾートスタイルなどに適しており、特に夏の定番アイテムとして高い人気を誇ります。また、トップスやシューズとのコーディネートによって、リラックス感のあるルックからモードな印象まで幅広く演出することができます。

ショートパンツの歴史と由来

ショートパンツの歴史は、19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパにさかのぼります。当初は主に少年服として採用され、成長に応じてロングパンツへ移行する習慣がありました。20世紀に入ると、リゾートやスポーツ用としての用途が広がり、特にアメリカではゴルフやテニスの選手が着用したことから、機能性衣料としての側面が強調されるようになります。

第二次世界大戦後は、リラックスしたライフスタイルの象徴として定着し、1960年代のミニスカートブームとともに女性用のホットパンツが登場。そこから徐々に男女ともにファッションアイテムとしての地位を確立しました。日本でも1970年代から夏の定番衣料として普及し、現在ではあらゆる年代や性別に受け入れられています。

現代におけるショートパンツの使われ方

現在のアパレル業界では、ショートパンツは単なる夏服にとどまらず、ファッション性を追求したアイテムとして進化を続けています。ストリートブランドではロゴ入りやワイドシルエットが人気で、アウトドア系では撥水性や軽量性などの機能を備えたモデルも展開されています。

また、オフィスカジュアルの一部としてショートパンツを取り入れる動きも見られ、テーラードジャケットと合わせたスタイルが提案されることもあります。素材の選択や丈感、裾の処理などに工夫を凝らすことで、カジュアルからきれいめ、アスレジャーまで幅広いスタイルに対応可能です。

まとめ

ショートパンツは、機能性とファッション性を兼ね備えた重要なアパレルアイテムであり、その歴史と多様なスタイル展開を通じて常に進化を続けています。季節感を演出しつつ、快適な着用感とおしゃれを両立できることから、今後もあらゆるシーンでの活躍が期待されます。

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