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アパレル業界におけるドレスシャツとは?

アパレル業界の分野におけるドレスシャツ(どれっしゃつ、Dress Shirt、Chemise habill?e)とは、フォーマルなシーンやビジネスシーンで着用される、襟とカフスがついたシャツのことです。通常、白やブルー、ストライプ柄などのシンプルで上品なデザインが特徴で、スーツやネクタイと合わせて着ることが多いです。ドレスシャツは、体にぴったりとフィットするデザインや、快適な着心地を提供するために使用され、男性用ファッションの基本アイテムとされています。

ドレスシャツの定義と特徴

ドレスシャツは、フォーマルな場面やビジネスシーンで着用される襟付きのシャツで、一般的にスーツやネクタイと組み合わせて着ることが多いです。デザインはシンプルでありながら、上品で洗練された印象を与えることが特徴です。ドレスシャツには、ボタンを留める部分(前立て)や、襟、カフス(袖口)に特徴的なデザインが施され、これがスタイリッシュでクラシックな印象を作り出します。

通常、ドレスシャツにはオックスフォード、ピンポイントオックス、ブロードcloth(ブロードクロス)などの高品質な素材が使われ、シワになりにくく、通気性が良いものが多いため、長時間の着用でも快適に過ごすことができます。デザインには、クラシックな白やブルーの無地、ストライプ柄、チェック柄などがあり、シンプルながらも洗練された美しい印象を与えます。

言葉の由来と歴史的背景

ドレスシャツという言葉は、フォーマルな衣服を指す「ドレス」と、シャツを意味する「シャツ」の組み合わせから成り立っています。ドレスシャツの起源は19世紀にさかのぼり、当時、男性の上流階級はフォーマルな装いとして、襟のあるシャツを着ることが一般的でした。特に、イギリスでは、襟付きシャツが「ドレスシャツ」として広まり、これが現代のスタイルに繋がっています。

20世紀初頭には、男性のビジネススタイルに欠かせないアイテムとして定着しました。スーツとネクタイがビジネスマンの必須アイテムとなる中、ドレスシャツはそれに欠かせない要素となり、さまざまなデザインや生地が登場しました。1920年代から1940年代には、ドレスシャツのスタイルは洗練され、襟やカフスのデザインにバリエーションが生まれました。

現代の使われ方とスタイリング

現代において、ドレスシャツは、ビジネスシーンやフォーマルなイベントにおいてはもちろん、カジュアルなコーディネートにも取り入れられるようになっています。例えば、スーツと合わせて着るのはもちろん、ドレスシャツをジャケットなしで単体で着るスタイルや、カジュアルにデニムと組み合わせるスタイルも人気です。特に、ネクタイを外したスタイルや、カフスを少しロールアップしたスタイルなど、アレンジが加えられることも多いです。

ドレスシャツの素材やデザインも、時代とともに進化しており、コットン素材のものが一般的ですが、シルクやポリエステル混紡の素材もあり、シーンに応じて選ぶことができます。ドレスシャツの襟のデザインには、カットアウェイ、クラシック、ボタンダウンなどがあり、これらのデザインによって印象が大きく変わります。

まとめ

ドレスシャツは、フォーマルな場面やビジネスシーンに欠かせないアイテムで、シンプルながらも洗練されたデザインが特徴です。その歴史的背景から、男性用ファッションにおいては基本的なアイテムとして広く定着しており、現在では様々なアレンジが施されたスタイルが登場しています。シーンに応じて最適なデザインや素材を選び、ドレスシャツを上手に着こなすことが、スタイルを一層引き立てます。

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