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アパレル業界におけるロンパースとは?

アパレル業界の分野におけるロンパース(ろんぱーす、Romper、Combinaison)とは、上半身と下半身が一体となった衣服で、通常はワンピース型のデザインが特徴です。特に子供や赤ちゃん向けの衣服として広く知られていますが、大人向けにもカジュアルなスタイルやスポーツウェアとして人気があります。ロンパースは、快適さと動きやすさを重視したデザインで、リラックスしたスタイルが特徴です。



ロンパースの基本的な意味と特徴

ロンパースは、上半身と下半身が一体化したデザインの衣服で、一般的にはワンピースのように着用されます。ロンパースは通常、ショートパンツまたはズボンと一体型で、ボタンやファスナーで開閉できることが多いです。デザインや素材により、カジュアル、スポーティ、またはフォーマルなシーンにも適したものがあります。

ロンパースはその動きやすさから、特に夏やリゾート地で人気のアイテムです。また、肩ひもやリボン、オープンバックなどの装飾が施されたデザインもあり、カジュアルな日常着から、アウトドアイベントやビーチウェアとしても幅広く活用されています。子供用ロンパースは特に便利で、着替えが簡単な点が親から好まれています。



ロンパースの歴史と語源の背景

ロンパースという言葉の起源は、フランス語の「combinaison」(組み合わせ)から来ており、最初は子供や赤ちゃん向けの衣服として使用されていました。その形状は、上半身と下半身が一体化したデザインが特徴で、20世紀初頭に登場しました。

ロンパースが最初に登場したのは、20世紀の初め、特にアメリカで人気を博しました。最初は子供の衣服として流行し、赤ちゃんや幼児が着る衣類として多くの家庭に広まりました。当初は、子供が活発に動き回るために設計された、動きやすいデザインがポイントでした。ロンパースは、その利便性と着心地の良さから、親たちに支持されました。

その後、1960年代から1970年代にかけて、ロンパースは大人向けのカジュアルファッションとしても登場し、特に夏のリゾートウェアとして注目されました。特にビーチリゾート地では、サマードレスの代わりにロンパースが着用され、徐々にファッションアイテムとしての地位を確立しました。



現在のファッションにおける使われ方と展開

現代のアパレル業界において、ロンパースは、夏のファッションやリゾートウェア、カジュアルファッションの定番アイテムとして定着しています。特にリラックスしたシルエットと動きやすさが求められるシーンで人気があります。

ロンパースは、カジュアルでありながらスタイリッシュな印象を与えるため、日常的な外出着やアウトドアアクティビティにぴったりのアイテムです。デザインには、ショートパンツ型、ミニスカート型、そしてロングパンツ型のロンパースがあり、素材によってはフォーマルなイベントにも着用できます。特にリゾート地やビーチでの使用が多く、サンダルやハットと合わせると一層おしゃれなスタイルになります。

また、大人向けのロンパースには、タイトなフィット感を重視したものや、ストラップ付きで華やかさを加えたデザインなどもあります。特にデザイナーズブランドでは、独自のカットや素材を使用した高級感のあるロンパースも登場しており、カジュアルだけでなく、ちょっとしたパーティーやイベントにも着用できるアイテムとなっています。

一方、子供用ロンパースは、実用性とデザイン性を兼ね備えており、親が着替えを簡単にできるように設計されています。ベビー用ロンパースは、肌触りの良い素材で作られ、伸縮性があり、快適さを提供することが重視されています。デザインにもカラフルな柄やかわいらしい装飾が施され、赤ちゃんや小さな子供のファッションとしても人気です。



まとめ

ロンパースは、上半身と下半身が一体化したデザインの衣服で、子供向けから大人向けまで幅広く展開されています。その歴史は、元々子供向けの衣服として始まり、時間を経て大人のカジュアルファッションやリゾートウェアとしても重要なアイテムとなりました。現在では、素材やデザインの多様化により、さまざまなシーンに合わせて着用できるアイテムとして愛用されています。

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