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イベント業界におけるアンビエントサウンドとは?

イベント業界におけるアンビエントサウンド(アンビエントサウンド、Ambient Sound / Son Ambiant)とは、会場の雰囲気を高めるために用いられる背景音や環境音を指します。音楽、自然音、人々のざわめきなどが含まれ、主にイベントのテーマや目的に応じてデザインされます。アンビエントサウンドは、来場者の感情や集中力に影響を与え、イベント全体の体験を向上させる重要な要素です。


アンビエントサウンドの歴史と起源

アンビエントサウンドの概念は、20世紀初頭の音響芸術と密接に関連しています。特に、1920年代のフランスにおける音楽運動「ムジーク・コンクレート」では、日常の音を素材とした音楽制作が行われ、これがアンビエントサウンドの起源の一つとされています。1970年代には、ブライアン・イーノが「アンビエントミュージック」というジャンルを確立し、音楽としてのアンビエントサウンドが広く認知されるようになりました。

イベント業界での本格的な採用は、1990年代から2000年代にかけてのことです。音響技術の進歩により、イベント空間に合わせてカスタマイズされたアンビエントサウンドが可能となり、テーマパークや展示会、ブランドのプロモーションイベントでの利用が増加しました。

アンビエントサウンドの役割と重要性

アンビエントサウンドは、イベント会場で以下のような役割を果たします:

  • 雰囲気の演出:イベントのテーマやブランドイメージに合わせた背景音で空間全体を演出。
  • 感情の誘導:穏やかな音でリラックスを促したり、テンポの速い音楽で高揚感を与える。
  • 環境音のカバー:周囲の雑音を隠すことで、より集中できる環境を提供。
  • 視覚効果との統合:映像や照明と連動させ、イベント体験を多感覚的に強化。

これにより、アンビエントサウンドはイベント全体の質を高める重要な要素として広く活用されています。

イベントでのアンビエントサウンドの具体例

以下は、アンビエントサウンドが利用される代表的なシーンです:

  • 展示会:製品の特徴を引き立てる音響演出(例:車の展示でエンジン音や自然音)。
  • テーマパーク:エリアごとに異なる背景音でストーリー性を強調。
  • 企業イベント:ブランドイメージに合った音楽や環境音を採用。
  • ウェディング:来場者がリラックスしながら式を楽しめる穏やかな音楽。

これらの例では、アンビエントサウンドが視覚効果や空間デザインと統合されることで、来場者に特別な体験を提供しています。

アンビエントサウンドの現在の活用と未来

現在、アンビエントサウンドはAIやデジタル技術と組み合わせてさらに進化しています。リアルタイムで環境音を分析し、それに基づいて音響を調整するシステムや、AR・VRイベントでの没入型音響体験が注目されています。

また、持続可能性の観点から、自然音の利用や、エネルギー効率の高い音響設備の導入が進んでいます。例えば、環境音を活用した「エコアンビエントサウンド」が、自然との共存をテーマにしたイベントで使用されるケースが増えています。

アンビエントサウンドは、イベントにおける体験設計の中核を担う重要な要素として、その可能性を広げ続けています。今後も技術と創造性の進化により、さらに多彩な活用方法が期待されます。


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