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イベント業界における参加者ガイドブックとは?

イベント業界における参加者ガイドブック(さんかしゃがいどぶっく、Participant Guidebook / Guide du Participant)とは、イベントに参加する人々が必要な情報を一目で確認できるようにまとめられた冊子やデジタルドキュメントのことを指します。このガイドブックには、会場案内、スケジュール、ルールやマナー、周辺情報などが記載されており、参加者がスムーズにイベントを楽しめるようサポートします。デジタル化が進む現在、アプリ形式での提供も増加しています。


参加者ガイドブックの歴史と言葉の由来

参加者ガイドブックの概念は、20世紀初頭の見本市や展示会が盛んになった頃に登場しました。当時は紙ベースで、会場の地図や出展者リストが主な内容でした。参加者が効率的に目的地を訪れるための補助的な資料として利用されていました。

「参加者ガイドブック」という言葉が広く認知されるようになったのは、1980年代以降のことです。この時期、イベントの種類が多様化し、複数のセッションやアクティビティが同時進行するイベントが増加したため、参加者が混乱せずに行動するための詳細な情報提供が必要とされるようになりました。特にIT技術の進化に伴い、1990年代後半からデジタル形式のガイドブックが登場し、より柔軟で利便性の高い形式が普及しました。

現在の参加者ガイドブックの使われ方

現代のイベントにおいて、参加者ガイドブックは以下のような場面で活用されています:

  • 会場案内:地図や各エリアの説明、トイレや休憩スペースの位置などを提供。
  • イベントスケジュール:セッションやアクティビティの開始時間、場所、登壇者情報を記載。
  • ルールやマナーの提示:写真撮影の可否、喫煙エリアの案内、緊急時の対応など。
  • 周辺情報の提供:交通アクセス、近隣の飲食店や宿泊施設の情報を掲載。
  • スポンサーや出展者情報:ブースの位置や製品・サービスの詳細を紹介。

たとえば、国際的なカンファレンスでは、参加者が自分の関心に合ったセッションをスムーズに見つけられるよう、キーワード検索機能がついたデジタルガイドブックが一般的です。また、大規模な音楽フェスティバルでは、出演アーティストの情報やタイムテーブル、会場内のフードエリアの情報がスマートフォンアプリとして提供されています。

参加者ガイドブックのメリットと課題

参加者ガイドブックには以下のようなメリットがあります:

  • 参加者体験の向上:必要な情報がすぐに確認できるため、参加者がストレスなくイベントを楽しめる。
  • 情報共有の効率化:運営側が一括して情報を提供できるため、個別対応の負担が軽減。
  • ブランドイメージの向上:デザイン性や情報の整理度が高いガイドブックは、イベントの質を向上させる。

一方で、以下の課題も存在します:

  • 更新の難しさ:印刷物では、スケジュール変更や新情報の追加に対応が困難。
  • コストの問題:物理的な冊子の制作には、印刷費や配送費がかかる。
  • デジタルデバイスへの依存:デジタル版では、参加者が端末を持っていない場合に不便を感じることがある。

参加者ガイドブックの未来

参加者ガイドブックの未来は、さらに高度なデジタル技術との融合によって進化していくと考えられます。たとえば、AR(拡張現実)技術を活用して、参加者が会場内でスマートフォンをかざすだけでリアルタイムの案内が表示される仕組みが普及するかもしれません。また、AIを活用して、参加者の興味や行動に基づいたパーソナライズされた情報を提供するガイドブックが登場する可能性もあります。

さらに、環境に配慮した運営が求められる中で、紙のガイドブックからデジタル版への移行が加速すると予想されます。このような技術革新と社会的要請を背景に、参加者ガイドブックはイベント運営の中心的な役割を果たし続けるでしょう。


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