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不動産業界におけるオートロックとは?

不動産業界の分野におけるオートロック(おーとろっく、Auto Lock、Serrure automatique)とは、主にマンションや集合住宅のエントランス部分に設置される自動施錠システムのことを指します。住民が専用の鍵や暗証番号で解錠できる仕組みで、外部からの不審者の侵入を防ぐ防犯設備として導入されています。物件のセキュリティ性を高め、住民の安全や安心感を向上させる目的で広く普及しています。



オートロックの仕組みと役割

オートロックとは、集合住宅の共用玄関ドアなどが自動的に施錠され、入居者のみが解錠できるシステムのことです。

基本的な仕組みは以下の通りです。

  • ドアが閉まると自動でロックされる
  • 入居者は専用のキー(カードキー・ICチップ・暗証番号など)で解錠
  • 来訪者はインターホン越しに入居者の許可を得て解錠される

最近では、スマートフォン連動のリモート解錠顔認証・指紋認証などの最新技術を取り入れた高機能型オートロックも登場しています。

このシステムにより、無関係な第三者やセールス業者の侵入リスクを減らし入居者のプライバシーと安全性を保つことができます。



オートロックの歴史と普及の背景

「オートロック」という言葉は、英語の “Auto Lock”(自動施錠)に由来し、フランス語では “Serrure automatique” と表現されます。

日本の不動産市場においては、1990年代から分譲マンションを中心に普及し始め、次第に賃貸住宅にも導入されるようになりました。

この背景には、都市化の進行による防犯意識の高まりと、一人暮らし世帯や共働き家庭の増加が関係しています。

特に女性の単身者向け物件では、セキュリティ対策としてオートロックの有無が物件選びの決定要因となることも珍しくありません。

現在では、ポータルサイトの検索条件にも「オートロック付き」が標準化されており、防犯意識の高さをアピールする設備として、不動産の価値向上に貢献しています。



まとめ

オートロックとは、集合住宅において自動施錠・選択解錠を可能にする防犯システムであり、住民の安全・安心を守る基本的なセキュリティ設備の一つです。

物件を選ぶ際には、オートロックの有無だけでなく、その仕様や連動システムの内容にも注目し、自身の生活スタイルに適した防犯対策が取られているかを確認することが重要です。

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