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不動産業界におけるマイホームとは?

不動産業界の分野におけるマイホーム(まいほーむ、My Home、R?sidence principale)とは、一般消費者が自ら所有し居住することを目的として取得・建築する住宅のことを指します。戸建住宅や分譲マンションなど形態は多様で、人生の中で最大級の買い物ともいわれる資産形成手段であり、住宅ローンや税制優遇、ライフスタイルの象徴として不動産取引において中心的な位置を占めています。



マイホームの定義と特徴

マイホームとは、住宅を自分自身や家族の生活拠点として所有することを目的とした不動産の通称であり、賃貸住宅と対比される概念です。不動産登記に基づく所有権を取得し、住宅ローンの活用や固定資産税の支払いなどを通じて、長期的な資産形成や家族生活の安定を図る手段とされています。

マイホームには以下のような特徴があります。

  • 住宅ローンを組んで長期返済するのが一般的
  • 自宅の改築・リフォームなどに自由度がある
  • 住宅ローン控除や固定資産税軽減などの税制優遇が受けられる
  • 資産としての価値が蓄積される

また、近年では建売住宅、注文住宅、分譲マンションの選択肢の多様化により、ライフスタイルや家族構成に合わせた柔軟な選択が可能になっています。



歴史的背景と語源の由来

マイホームという言葉は、戦後の住宅不足を背景に広まった言葉であり、特に高度経済成長期の1960?70年代にかけて、中間所得層の夢とされる所有住宅として国民的に定着しました。日本住宅公団(現在のUR都市機構)や民間デベロッパーが大量の分譲住宅を供給するなかで、マイホーム取得が人生設計の重要目標とされるようになりました。

語源は英語の「my home(私の家)」に由来し、日本独自の生活文化の中で、所有=安心・自立・成功という価値観と結びつき、「夢のマイホーム」や「マイホーム主義」といった言葉も登場しました。

バブル崩壊後は住宅価格の下落や経済的な価値観の変化により、「持ち家」志向が一時的に弱まりましたが、低金利や住宅ローン減税の拡充中古住宅市場の活性化により、再びマイホーム取得の動きが活発になっています。



まとめ

マイホームとは、自己所有・自己居住を目的とした住宅を指す言葉であり、不動産業界では住宅販売・建築・金融・保険など多くの領域に関わる基幹的な概念です。

今日では、人生100年時代における住まいの安定性や、投資としての不動産価値という観点からも重視されており、居住の質と資産価値を両立させるマイホーム選びが今後も重要なテーマとなっていくでしょう。

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