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不動産業界におけるマンション投資とは?

不動産業界の分野におけるマンション投資(まんしょんとうし、Condominium Investment、Investissement en copropri?t?)とは、区分所有されたマンションの一室または一棟を購入し、賃貸による家賃収入や売却益を得ることを目的とした不動産投資手法です。個人が手軽に始めやすい資産運用手段として人気があり、節税・年金代替・資産形成など多様な目的で活用されています。



マンション投資の定義と仕組み

マンション投資とは、居住用とは別にマンションの一部または一棟を購入し、第三者に賃貸して収益を得る行為を指します。主に以下の2つの形態に分類されます。

  • 区分所有投資:マンションの一室を購入し、賃貸運用する(低資金・手軽さが特長)
  • 一棟所有投資:マンション全体を購入し、自主管理または管理会社委託で運用する(高利回り・高リスク)

収益は主にインカムゲイン(家賃収入)キャピタルゲイン(売却益)の2種類から得られます。加えて、減価償却による節税効果相続対策としての評価引き下げなどもメリットとされます。

近年では、不動産会社による管理委託型やサブリース契約(家賃保証)を活用するケースも一般化しており、投資初心者でも運用しやすい仕組みが整っています。



歴史と普及の背景

マンション投資が日本で広がりを見せたのは、1980年代のバブル経済期からです。当時は資産インフレにより、不動産全般が投資対象として注目されていましたが、バブル崩壊後は投資の見直しが進み、堅実な運用型としての区分所有マンション投資が台頭してきました。

2000年代に入り、都心回帰と低金利政策が進んだことで、会社員や自営業者を中心に、ローンを活用した副業的資産運用としてマンション投資が一般化しました。また、インフレ対策や年金制度への不安も背景にあり、長期的な資産保全の手段としての需要も高まりました。

近年では、不動産クラウドファンディングやAI査定、民泊活用など、新しいテクノロジーとの融合により、投資形態の多様化が進んでいます。ただし、空室リスク・資産価値の下落・金利上昇リスクなど、注意すべき点も多く存在します。



まとめ

マンション投資とは、区分または一棟のマンションを購入し、賃貸や売却を通じて収益を得る不動産投資の一形態であり、個人レベルでも取り組みやすい資産運用手段です。

不動産業界においては、物件選定・エリア調査・資金計画に基づいた戦略が重要であり、中長期的な安定収入と資産形成を目指す投資家にとって有効な選択肢として位置づけられています。

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