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印刷業界におけるGP環境大賞とは?

印刷業界におけるGP環境大賞(じーぴーかんきょうたいしょう、英: GP Environmental Award、仏: Prix Environnemental GP)は、日本印刷産業連合会が主催する表彰制度で、環境に配慮した印刷物の普及に貢献した企業や団体を顕彰するものです。


概要

GP環境大賞は、日本印刷産業連合会(略称:日印産連)が設立30周年を記念して2015年に創設した表彰制度です。この賞は、グリーンプリンティング(GP)認定制度に基づき、環境に配慮した印刷物の普及とGPマークの積極的な活用を推進した企業や団体を対象としています。具体的には、GPマークを多く表示した印刷クライアントを表彰し、地球環境への負荷低減に熱心に取り組む姿勢に敬意を表しています。

歴史と背景

日本印刷産業連合会は、印刷業界全体の環境負荷低減を目的として、2006年にグリーンプリンティング認定制度を開始しました。この制度は、印刷工程における環境配慮を評価し、認定を受けた工場にはGPマークの使用が許可されます。2015年、同連合会の設立30周年を機に、GPマークの普及促進と環境意識の向上を目的として、GP環境大賞が創設されました。

受賞基準と選考プロセス

GP環境大賞の受賞者は、以下の基準に基づいて選考されます:

  • GPマークを表示した印刷物の数量
  • 環境配慮に関する取り組みの内容と成果
  • 業界全体への環境意識向上への貢献度

選考は、日本印刷産業連合会内の専門委員会によって行われ、毎年の受賞者が決定されます。

最近の受賞者とその取り組み

2024年度のGP環境大賞では、一般印刷の部で2社、パッケージ印刷の部で1社が大賞を受賞しました。これらの企業は、GPマークの積極的な活用と環境負荷低減への取り組みが評価されました。また、GPマーク普及大賞やGP資機材環境大賞も同時に発表され、各部門での優れた取り組みが顕彰されています。

GP環境大賞の意義と今後の展望

GP環境大賞は、印刷業界における環境配慮の重要性を再認識させるとともに、業界全体の環境意識向上に寄与しています。今後も、持続可能な社会の実現に向けて、GPマークの普及と環境負荷低減への取り組みが一層推進されることが期待されます。

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