販促・マーケ用語 検索数ランキング2025(1月~6月)

ビジプリの運営する『販促・マーケ用語辞典』は2000語以上を収録する販促・マーケティング業界最大級の販促・マーケ用語辞典です。
このランキングはこれらの用語の2025年上期(1月〜6月)における『検索結果への表示回数』を元に算出されたトレンドワードランキングです。
販促・マーケティング業界や、その周辺の環境におけるトレンドワードを把握する事ができるジェネラルなワードランキングとなります。
~2025年6月30日
販促・マーケ用語検索数ランキング2025上期(1月〜6月)から読み取れる特徴
2025年1月〜6月の検索動向を見ると、消費者行動のリアル回帰と同時に、価格訴求や体験施策へのニーズが顕著に浮き彫りになりました。検索ユーザーの関心は、単なる知識習得にとどまらず、実務直結型の施策ヒントを求めている傾向が見受けられます。
1. フェア・トライアル系の検索数が上昇
「フェア」「トライアル」「ミート&グリート」など、リアルな接触機会を意識した用語が上位に登場。特に春〜初夏は商業施設やイベント会場での販促活動が盛んになるタイミングであり、実体験型の施策に注目が集まりました。
こうした傾向は、デジタルとリアルの統合を図るOMO施策の推進を象徴しています。
2. 値引き・オファー関連は安定的に上位
「バウチャー」「ディスカウント」「オファー」「クーポン」といった価格に訴える用語は依然として検索数が高く、生活者の節約志向が継続していることを示しています。
特にバウチャーは圧倒的な1位を維持しており、実用性重視のプロモーションに対する根強い需要がうかがえます。
3. 視覚的アピールや演出系ワードが伸長
「フォトブース設置」「視覚的訴求」「ギフト」「店内放送」など、ユーザーの視覚に訴えるキーワードのランクアップが目立ちました。
これは、SNS投稿やUGC活用を前提とした『映える仕掛け』が現場レベルで意識されていることの現れです。
4. 顧客心理・関係性に関する意識の高まり
「返報性の原理」「抽選会」「顧客価値最大化」「期待値コントロール」など、心理的アプローチを取り入れた用語もランキング入り。
これらは中長期的なロイヤルカスタマー育成を目的としたマーケティングが、徐々に定着してきている証拠です。
5. デジタル関連キーワードの一時停滞
「SEO」「データフィード」「フォロワー数」などは検索表示数を維持するも、リアル施策関連に押され順位は相対的に低下。
ただし、Webは今も顧客接点の基盤であるため、トレンドから外れたわけではなく、あくまで関心のフォーカスが一時的に移動していると考えられます。
販促・マーケ用語検索数ランキング2025上期(1月〜6月)の活用方法
検索ランキングは、実際の現場ニーズを反映した貴重なデータです。施策企画や人材育成、SEO強化に活かすことができます。
1. 季節施策の裏付け資料に
春〜初夏に開催されるキャンペーンや体験イベントに、「フェア」「トライアル」など上位用語を取り入れることで、ニーズを的確に捉えた施策立案が可能です。
来場促進や参加体験を意識した構成が求められます。
2. トレンド施策のブラッシュアップに
ランキング上位に登場した「映える」「心理的アプローチ」系用語は、既存プロモーションの刷新にも有効です。
たとえば、「フォトブース設置」や「抽選会」「バースデー特典」などを取り入れることで、来場動機の強化が期待できます。
3. 教育・ナレッジ強化に
検索数の多い用語は、現場で必要とされている知識の集合体です。
新人研修資料や販促ガイドの刷新時に、検索上位語を中心に構成を組み直すと、より実践的な学習ツールになります。
販促・マーケ用語検索数ランキング2025上期(1月~6月)
順位 | 用語 | 表示回数 |
---|---|---|
1位 | DS | 106,514回 |
2位 | バウチャー | 103,914回 |
3位 | ディスカウント | 70,101回 |
4位 | SC | 65,089回 |
5位 | フェア | 64,813回 |
6位 | オファー | 64,439回 |
7位 | トライアル | 61,626回 |
8位 | ミート&グリート | 49,403回 |
9位 | イベント開催 | 41,763回 |
10位 | SM | 41,002回 |
11位 | 販売動向 | 38,935回 |
12位 | CVS | 34,561回 |
13位 | クーポン | 33,308回 |
14位 | クリアランスセール | 27,071回 |
15位 | HC | 23,687回 |
16位 | キャンペーン | 23,089回 |
17位 | 市場開拓 | 21,935回 |
18位 | ランチョンセミナー | 21,100回 |
19位 | パートナーシップ | 20,337回 |
20位 | 購買意欲 | 18,786回 |
21位 | コールアンドレスポンス | 18,581回 |
22位 | 商品ラインアップ | 18,308回 |
23位 | オフラインイベント | 15,962回 |
24位 | 視覚的訴求 | 15,943回 |
25位 | ロードショー | 15,786回 |
26位 | SP | 15,645回 |
27位 | ギフト | 14,889回 |
28位 | 期間限定 | 14,446回 |
29位 | カスタマーサクセスストーリー | 13,947回 |
30位 | タイムセール | 13,761回 |
31位 | 特価販売 | 13,304回 |
32位 | 賞品付き抽選 | 13,128回 |
33位 | コールトゥアクション (CTA) | 12,957回 |
34位 | セールスプロモーション | 12,528回 |
35位 | FC | 12,502回 |
36位 | 競合優位性 | 12,501回 |
37位 | バリューセット | 12,446回 |
38位 | 商品再販 | 12,319回 |
39位 | ラッフル | 11,996回 |
40位 | LP | 11,847回 |
41位 | 返報性の原理 | 11,566回 |
42位 | 特典付き販売 | 11,363回 |
43位 | スペシャルエディション | 11,330回 |
44位 | ブランド認知度 | 11,241回 |
45位 | コンテスト | 11,193回 |
46位 | USP | 11,188回 |
47位 | 即売会 | 11,079回 |
48位 | 商品意識喚起 | 11,035回 |
49位 | コンテンツ制作 | 10,964回 |
50位 | イメージボード | 10,799回 |
51位 | プロダクトミックス | 10,761回 |
52位 | 認知向上 | 10,512回 |
53位 | プレミアム | 9,613回 |
54位 | フォロワー数 | 9,552回 |
55位 | 店内放送 | 9,424回 |
56位 | ベタ付け | 9,224回 |
57位 | バースデークーポン | 9,048回 |
58位 | 予算達成 | 9,024回 |
59位 | 2.5D | 8,998回 |
60位 | SEO | 8,802回 |
61位 | リーダーボード | 8,759回 |
62位 | フラッグ | 8,722回 |
63位 | 顧客リレーション構築 | 8,713回 |
64位 | 売上向上 | 8,673回 |
65位 | ステッカー | 8,579回 |
66位 | 直販 | 8,453回 |
67位 | 婦人デー | 8,173回 |
68位 | 顧客価値最大化 | 8,114回 |
69位 | マーケティングエグゼキューション | 8,086回 |
70位 | ローンチイベント | 8,054回 |
71位 | 期待値コントロール | 8,006回 |
72位 | バウンス率 | 7,989回 |
73位 | セール | 7,984回 |
74位 | 店舗集客改善 | 7,926回 |
75位 | コミュニケーションプラン | 7,878回 |
76位 | Vtuber | 7,868回 |
77位 | ソリューション提供 | 7,841回 |
78位 | 記者会見 | 7,750回 |
79位 | スタンプラリー | 7,509回 |
80位 | 抽選会 | 7,476回 |
81位 | ロイヤリティプログラム | 7,413回 |
82位 | 価格訴求 | 7,337回 |
83位 | 視覚的魅力 | 7,227回 |
84位 | コンバージョン | 7,183回 |
85位 | エクスクルーシブオファー | 7,144回 |
86位 | SKU | 7,084回 |
87位 | スペシャルゲスト | 7,057回 |
88位 | 送料無料 | 6,963回 |
89位 | 来店促進 | 6,941回 |
90位 | ポスター | 6,884回 |
91位 | 販売実績 | 6,763回 |
92位 | フォトブース設置 | 6,733回 |
93位 | サンプリング | 6,732回 |
94位 | 人気コンテンツ | 6,558回 |
95位 | 再来店促進 | 6,546回 |
96位 | ターゲット層 | 6,527回 |
97位 | お客様感謝祭 | 6,387回 |
98位 | リベート | 6,355回 |
99位 | バースデー特典 | 6,347回 |
100位 | リアルタイムデータ配信 | 6,283回 |
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まとめ
2025年春〜夏にかけては、再びリアル接点が重視され、価格施策と体験型施策が並行して注目を集めました。
短期成果を狙う施策と同時に、感情・心理設計を伴う長期施策の視点も必要不可欠になってきています。
検索データをヒントに、実務的なマーケティング力を底上げする取り組みが今後さらに求められるでしょう。