【無線綴じ】ビジプリ印刷用語辞典
無線綴じ
無線綴じとは?
『無線綴じ』は、ふりがなで『むせんとじ』と読みます。英語では ""perfect binding"" と表記されます。この用語は、書籍や雑誌などの印刷物において、ページの背表紙側の端を接着剤で貼り合わせて一体化する製本方法を指します。無線綴じは、文字通り「線」を使わずにページを固定する方法であり、金属のホッチキスや糸でページを縫い合わせる伝統的な綴じ方とは異なります。
この製本方法の最大の特徴は、仕上がりが非常にスマートであり、背表紙が平らになるため、積み重ねや本棚への収納がしやすいことです。また、コストパフォーマンスに優れているため、大量印刷に適しており、ビジネス書やテキストブック、カタログ、企業の報告書など、さまざまな用途で広く採用されています。
無線綴じのプロセスは、印刷された紙の束(折丁)の背表紙側を一度削り取り、新しい断面を作ることから始まります。この新しい断面に特殊な接着剤を塗布し、カバーを貼り付けて圧着します。接着剤が乾燥すると、ページが固定され、一冊の本が完成します。使用される接着剤は、書籍の使用環境や耐久性の要求に応じて、熱で溶けるホットメルト接着剤や、柔軟性を持続させるPUR(ポリウレタン)接着剤など、さまざまです。
無線綴じの利点は、見た目の美しさと製造コストの低さにありますが、ページ数が非常に多い書籍や、頻繁に開閉する用途には向いていない場合もあります。ページが抜けやすくなるという問題が生じることがあるため、この点は製本時に考慮する必要があります。
近年では、無線綴じの技術も進化し、より強固にページを固定できる方法や、環境に優しい接着剤の開発などにより、その適用範囲を広げています。これにより、無線綴じは印刷業界においてますます重要な製本方法となっており、多くの出版物や印刷物で採用されています。
『無線綴じ』は、ふりがなで『むせんとじ』と読みます。英語では ""perfect binding"" と表記されます。この用語は、書籍や雑誌などの印刷物において、ページの背表紙側の端を接着剤で貼り合わせて一体化する製本方法を指します。無線綴じは、文字通り「線」を使わずにページを固定する方法であり、金属のホッチキスや糸でページを縫い合わせる伝統的な綴じ方とは異なります。
この製本方法の最大の特徴は、仕上がりが非常にスマートであり、背表紙が平らになるため、積み重ねや本棚への収納がしやすいことです。また、コストパフォーマンスに優れているため、大量印刷に適しており、ビジネス書やテキストブック、カタログ、企業の報告書など、さまざまな用途で広く採用されています。
無線綴じのプロセスは、印刷された紙の束(折丁)の背表紙側を一度削り取り、新しい断面を作ることから始まります。この新しい断面に特殊な接着剤を塗布し、カバーを貼り付けて圧着します。接着剤が乾燥すると、ページが固定され、一冊の本が完成します。使用される接着剤は、書籍の使用環境や耐久性の要求に応じて、熱で溶けるホットメルト接着剤や、柔軟性を持続させるPUR(ポリウレタン)接着剤など、さまざまです。
無線綴じの利点は、見た目の美しさと製造コストの低さにありますが、ページ数が非常に多い書籍や、頻繁に開閉する用途には向いていない場合もあります。ページが抜けやすくなるという問題が生じることがあるため、この点は製本時に考慮する必要があります。
近年では、無線綴じの技術も進化し、より強固にページを固定できる方法や、環境に優しい接着剤の開発などにより、その適用範囲を広げています。これにより、無線綴じは印刷業界においてますます重要な製本方法となっており、多くの出版物や印刷物で採用されています。