巨大カード印刷の作り方完全ガイド！データ作成から納品まで

まずはココから！巨大カード印刷に必要なデータを準備しよう

巨大カードを作るなら、まずは印刷用データの準備が大切！ せっかくデザインを作成しても、データの形式が合わないと印刷がうまくいかないことも…。 正しいデータの作り方を押さえて、 失敗なくスムーズに印刷を進めましょう。

データ作成に必要なソフトとは？

巨大カードのデータ作成には、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトが推奨されます。

• Illustrator（AI形式）：ベクター画像なので拡大しても画質が劣化しない
• Photoshop（PSD形式）：画像ベースのデザインに最適
• PDF形式：フォントやレイアウトを維持でき、幅広い印刷所で対応

特に、Illustratorのアウトライン化を忘れると、フォントが崩れてしまうため注意しましょう。

カラーモードと解像度の設定

印刷用データの色設定は、必ずCMYKモードにする必要があります。 画面上で見るRGBカラーのままだと、印刷時に色味が変わってしまうことがあります。

また、解像度は300dpi以上が推奨されます。低すぎると画像がぼやけるため、 高解像度で作成して、鮮明な印刷結果を目指しましょう。

トンボ（トリムマーク）と塗り足しの設定

印刷の際にカットするための目印となるのが「トンボ（トリムマーク）」です。 これがないと、正確なサイズで仕上がらない可能性があります。

• トンボ（トリムマーク）：カット位置を示すライン
• 塗り足し：仕上がりサイズの外側3mmまで背景を伸ばす

特に、全面デザインの場合は塗り足しを忘れずに設定しましょう。

フォントのアウトライン化を忘れずに！

フォントは環境によって異なるため、データ入稿時にはアウトライン化が必須です。

アウトライン化とは、フォントを図形データに変換すること。 これを行わないと、他のPCで開いた際にフォントが勝手に置き換わる可能性があります。

Illustratorでは「書式」→「アウトラインを作成」の手順で変換できます。

正しいデータを準備することで、印刷トラブルを未然に防ぐことができます！ データ作成のポイントを押さえて、スムーズに巨大カード印刷を進めましょう！

キレイに仕上げるコツ！解像度・カラーモード・フォント設定のポイント

巨大カードの印刷をキレイに仕上げるためには、 解像度・カラーモード・フォントの設定が重要です。 これを適切に設定しないと、仕上がりがぼやけたり、色が変わったりすることも…。 デザインデータの設定を見直して、 高品質な印刷を目指しましょう！

解像度は300dpi以上が基本！

解像度とは、画像の細かさを表す数値で、 低すぎるとぼやけ、高すぎるとデータが重くなるため適切な設定が必要です。

• 推奨解像度：300dpi以上（印刷時に高品質を維持）
• 72dpiはNG（Web用の低解像度なので、印刷すると粗くなる）

特に細かいデザインや文字を使用する場合、 300dpi以上を確保することでクリアな仕上がりになります。

カラーモードはCMYKに設定！

パソコンの画面で見える色（RGB）と印刷の色（CMYK）は異なるため、 デザインデータはCMYKモードで作成するのが基本です。

• RGB（画面用）：明るく発色が良いが、印刷時に色が変わる
• CMYK（印刷用）：プリンターが再現可能な色で安定した仕上がりに

特に、明るい青や緑はCMYKで色がくすみやすいため、 必要に応じて色補正を行いましょう。

フォント設定とアウトライン化の重要性

フォントはパソコンごとに異なるため、 入稿時にはアウトライン化しておくことが必須です。

アウトライン化すると、フォントが図形データとして固定されるため、 別のPCでもレイアウト崩れを防ぐことができます。

Illustratorでは「書式」→「アウトラインを作成」で簡単に変換できます。

デザインチェックを忘れずに！

データ作成が完了したら、最終チェックを行いましょう。

• 拡大しても文字がくっきり見えるか？
• CMYKモードで色が適切か？
• アウトライン化されているか？

仕上がりのクオリティを左右する重要なポイントなので、 印刷前にしっかり確認しましょう！

耐久性もデザインも自由自在！素材と加工オプションの選び方

巨大カードは屋内での使用か屋外での使用かによって、 最適な素材や加工方法が異なります。 用途に合わせて、ベストな素材を選びましょう！

屋内向けのおすすめ素材

屋内で使用する場合は、軽量で扱いやすい素材が適しています。

• 紙製（厚紙・カード紙）：軽くてコストを抑えられるが、水に弱い。
• ラミネート加工紙：表面が保護され、汚れにくい。
• 発泡ボード：軽量ながら厚みがあり、しっかりとした質感。

屋外向けのおすすめ素材

屋外で使用するなら、耐久性・耐水性がある素材を選ぶのがポイント！

• プラスチック（PP・PVC）：水や汚れに強く、屋外イベントに最適。
• アルミ複合板：頑丈で長期間の使用にも耐える。
• 耐候性ラミネート：紫外線や雨からデザインを守る。

加工オプションで耐久性アップ

加工を施すことで、より長持ちするカードに仕上げることができます。

• PP加工：表面を保護し、耐水性を向上。
• マットラミネート：光の反射を抑え、高級感のある仕上がり。
• 角丸加工：角を丸めることで破れや折れを防ぐ。

イベントや用途に応じた選び方

使用シーンによって適した素材や加工を選ぶことで、 コストを抑えつつ、最適な品質を実現できます。

• 短期間のイベント：コスト重視で紙製or発泡ボード。
• 屋外での長期使用：耐久性のあるプラスチックやアルミ複合板。
• 学習・レクリエーション：安全性を考慮した角丸加工＋ラミネート。

巨大カードは、素材や加工の選び方で仕上がりや耐久性が大きく変わります！ 目的に合わせて、最適な仕様を選びましょう。

入稿前に必ずチェック！よくあるミスと失敗しないための対策

巨大カードのデータを作成したら、入稿前の最終チェックが重要！ データに不備があると、仕上がりが想定と違ったり、印刷がやり直しになることも…。 よくあるミスとその対策を押さえて、 失敗を未然に防ぎましょう！

解像度が足りているか？

印刷時に画像がぼやける原因は、解像度が低いこと。 解像度は基本的に300dpi以上が推奨されています。

• 対策：デザインソフトで解像度を確認し、72dpiなら300dpiに変更。
• 注意：低解像度の画像を無理に拡大すると、画質が荒くなるのでNG。

カラーモードはCMYKになっているか？

RGBのまま入稿すると、印刷時に色が変わることがあります。 鮮やかな青や緑は特にCMYK変換時にくすみやすいので注意。

• 対策：デザイン作成時からCMYKモードで作業する。
• 注意：RGBからCMYKに変換すると色が変わるため、事前にシミュレーション。

フォントのアウトライン化は済んでいるか？

フォントがアウトライン化されていないと、 他の環境で開いたときに文字が変わってしまう可能性があります。

• 対策：Illustratorなら「書式」→「アウトラインを作成」。
• 注意：アウトライン化後は、文字編集ができなくなるので、 必ず元データを保存しておく。

塗り足し＆トンボを設定しているか？

塗り足しがないと、仕上がりサイズでカットする際に白フチが出ることがあります。

• 対策：デザインの背景を仕上がりサイズ＋3mmずつ伸ばす。
• 注意：重要な文字やロゴは、カット位置から3mm以上内側に配置。

入稿前にしっかりチェックすることで、 スムーズな印刷＆高品質な仕上がりを実現できます！

印刷から納品までの流れを徹底解説！スムーズに発注するコツ

巨大カード印刷は、データ作成後すぐに印刷できるわけではありません。 入稿→データチェック→印刷→加工→発送という流れを経て納品されます。 スムーズな発注をするために、 各ステップのポイントを押さえておきましょう！

① データ入稿

まずはデータを印刷業者に送ります。 その際、入稿方法にはオンライン入稿・メール入稿・USB入稿などがあります。

• オンライン入稿：専用フォームからアップロード可能。
• メール入稿：データが軽い場合に適している。
• USB入稿：オフラインで直接渡す場合に便利。

② データチェック

入稿後、印刷会社がデータに不備がないか確認します。 ここで問題が見つかると、修正対応が必要になることも。

• チェック項目：解像度、カラーモード、塗り足し、フォントなど。
• 修正依頼がきたら：速やかに修正し、再入稿する。

③ 印刷・加工

データに問題がなければ、いよいよ印刷開始！ 印刷後、必要に応じてラミネート加工・角丸加工などの仕上げ作業を行います。

• ラミネート加工：耐久性を高め、水や汚れを防ぐ。
• 角丸加工：カードの角を丸め、安全性アップ。

④ 発送・納品

加工が完了したら、指定の住所へ発送されます。 受け取る際は商品が破損していないかもチェックしましょう。

• 到着後の確認：印刷ミスや破損がないかをチェック。
• 不備があった場合：すぐに業者へ連絡し、対応を相談。

発注から納品までの流れを理解し、 スムーズな入稿＆印刷手配を行いましょう！

まとめ

巨大カード印刷を成功させるには、データ作成の基本を押さえることが重要です。

解像度は300dpi以上、カラーモードはCMYKに設定し、フォントは必ずアウトライン化しましょう。

また、塗り足しやトンボの設定を忘れると、仕上がりがずれる原因になります。

事前にしっかりとデータをチェックすれば、スムーズな入稿と美しい仕上がりが実現できます！

この記事のポイントを活用し、理想の巨大カードを作ってくださいね！