ビジプリのオリジナルデザインが印刷できる壁紙シールのラインナップ

貼ってはがせる壁紙シールウォールタックとAirWashの違いを、質感・発色・機能の観点からわかりやすく整理しました。
住空間・店舗・イベントなどのシーン別に最適素材を選べるよう、
それぞれの質感やシーンごとの使い分けの例、メンテナンス性まで、初めての方でも迷わない選び方を具体的にご案内します。
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2種類の素材概要と共通ポイント

オリジナルデザインの印刷に対応したビジプリの壁紙素材(ウォールタック/AirWash)は、貼ってはがせる再剥離タイプで扱いやすく、空間や用途に合わせて選べます。質感や発色、機能の違いを押さえれば、住空間からイベント・店舗まで、さまざまなシーンにマッチした仕上がりを実現できます。
共通の特長
素材はいずれも裏面がシールになっており、再剥離仕様で短期間の使用でもすぐに剥がして撤去できる点が共通しています。大判サイズから家具やドアのリメイク用の小さめのリメイクシートサイズでも製作可能で、扱いやすく、継ぎ目の位置に気を付ければ壁全体に使用する壁紙としても美しく仕上がります。ウォールタックは柔らかなテクスチャ、AirWashは抗菌・防臭の機能面に優れており、それぞれに異なった素材の特徴があります。まずは用途や利用シーンと求める質感を基準に選定すると良いでしょう。
オリジナル印刷の利点
ビジプリの壁紙シールはオリジナルのデザインを印刷できるだけでなくサイズを自由に設計できるため、空間や利用シーンに合わせた最適なデザインを制作可能です。総合施設の壁面の装飾・誘導表記や期間限定のポップアップストアなどに使用するテーマに合わせ壁紙のような、文字・ロゴ・写真・イラストデザインを印刷したい場合にもぴったりです。 ウォールタックはマットで落ち着いた表現、AirWashは消臭抗菌仕様のためペットを飼われている方のお部屋から飲食店まで、臭いが気にシーンから清潔感が必要となるシーンまで様々な用途で利用できます。
それではここからは、ビジプリの壁紙のラインナップ3商品のそれぞれの特徴をご紹介します。
ウォールタック(クロス地・再剥離)

ウォールタック|特徴のポイント
表面:ややラフで温かみがある手触り
再剥離クロスのウォールタックは、やわらかなクロス地の質感で住空間になじみやすい壁紙シールです。落ち着いた温かみあるクロス地のテクスチャはインテリアにも良く馴染み、模様やデザインも自然なトーンで仕上がります。貼ってはがせる扱いやすさと、オリジナルのデザインを印刷できる自由度を両立し、模様替えから部分的な壁の補修のまで幅広い用途に対応します。
素材と見え方
クロス地の細かな凹凸が反射を抑え、指紋や小キズが目立ちにくいのが特長です。肌色や淡色は柔らかく、濃色は深みのある表情に。照明の映り込みが少ないため、リビングルームや寝室だけでなく撮影背景にも向いています。写真・イラスト・パターンのいずれも落ち着いた印象で再現でき、温かみのあるテクスチャが空間の安心感を引き上げます。耐久性と温かみのある手触りが両立された、住居の壁紙として最も一般的で汎用性の高い壁紙素材です。
活用シーン
リビングの壁を装飾したり、子ども部屋を可愛いイラストやキャラクターで彩ったりと、生活空間になじむ演出が得意です。再剥離可能な粘着面のため、一時的な模様替えで気分を一新したいときにも使用でき、期間を区切った模様替えや、イベント後の貼り替えにも手間がかかりません。また、模様替え以外にも一部汚れてしまったりはがれてしまった壁紙の補修におすすめです。
オリジナル印刷のコツ
ウォールタックは温かみのある手触りが魅力の反面、写真などの細かいデザインの鮮明な印刷にはやや不向きです。最も自然な仕上がりが期待できるデザインは「模様」や「イラスト」などのシンプルなモチーフですが、細かいデザインでもラフな印刷面に再現することで温かみのある特徴的な仕上がりが期待できます。
そのため、写真などのデザインを印刷したいという場合は「印刷の鮮明さ」よりも「デザインの自然さ」を重視するのがおすすめです。
ウォールタックの表面のテクスチャを活かした淡い色合いのデザインは全体的にまとまりが良く、写真を使用する場合にはコントラストを少し低めに設定することで、壁紙として自然な風合いを保てます。ウォールタックのような粗目の印刷面に精細なデザインを使用する場合は小さなサイズでテスト印刷を行い、イメージとの差がないか確認しながら調整するのがおすすめです。
施工のポイント
壁面の下地に直接使用する場合は、貼付前に下地の清掃・乾燥を徹底し、粉っぽい塗装や強い凹凸は避けます。マスキングテープで仮留めして位置を決め、上から下へ空気を抜きながら少しずつ台紙をはがします。イラストなどを使用したデザインの場合は継ぎ目は5mm程度重ねてから定規で直線カットして仕上げる「重ね切り」の方法で貼り付けると継ぎ目に落差が出にくく美しく収まります。このような施工を行う場合は継ぎ目となるデザインに余裕を持たせて貼付け面積より少し広めにデザインを印刷しておきましょう。
壁紙の上から新しく貼る場合や、破れた壁の補修に使用する場合は再剥離時に元の壁紙ごと剥がれてしまう可能性があるため注意しましょう。このような場合は貼付け前にマスキングテープを格子状に貼って下地を作り、少し剥がれやすくしておくことをおすすめします。
ウォールタックは質感・耐久性のバランスに優れ、住空間の壁紙にピッタリの素材です。用途に合わせてデータと施工を整え、心地よい壁面づくりを実現しましょう。
AirWash(消臭抗菌簡易壁紙クロス)

AirWash|特徴のポイント
表面:クロスよりも少し滑らか
AirWashは消臭抗菌機能を備えたキャンバス地の壁紙クロスです。ウォールタックの手触りにやや近い落ち着いたテクスチャで照明反射を抑え、オリジナルデザインを使用しながら消臭抗菌にも効果がある優れものです。 においがこもりやすい場所や衛生意識の高い空間で、美観と清潔感の両立が可能なだけでなく、他の商品同様に再剥離可能な素材のため撤去も比較的容易です。
素材と見え方
細かなキャンバス地のテクスチャが光を拡散し、マットで上質な印象に仕上がります。写真は柔らかな階調で、タイポグラフィやイラストはエッジがやさしく見えるのが特長です。ウォールタックと同様に落ち着いた配色と相性がよく、空間全体のトーンを整えたい場面に向きます。エアウォッシュは消臭抗菌の効果を持ちながら印刷面の強度や印刷適正も申し分なく高い実用性が魅力です。
活用シーン
飲食店の客席周りやホテルの客室など衛生意識の高い空間や、ペットカフェの壁面など、においの残りやすいスペースでの使用にオススメです。待合室・休憩室・多目的ルームなど、人が集まりやすい場所でも清潔感と落ち着いた雰囲気を両立することができ、高い機能性を持ちながらオリジナルのデザインが印刷できるため、様々なシーンで利用できます。
オリジナル印刷のコツ
印刷するデザインはウォールタック同様シンプルで淡いデザインがお勧めですが、印刷面がクロスよりややきめ細かく、自然な印刷が可能です。 デザインのディティールを重視する場合は300dpi程度の印刷データを用意しておくのが良いでしょう。キャンバス地でコントラストがわずかに穏やかになるため、印刷したいデザインに合わせてコントラストを調整しておきましょう。ウォールタックと同様に精細なデザインを使用する場合は小さなサイズでテスト印刷を行い、イメージとの差がないか確認しながら調整するのがおすすめです。
運用・メンテナンス
貼付方法についてはウォールタック同様の方法で貼付け可能です。AirWashを使用する場合は衛生観念の高い場所での利用が多いため、そのような場所ではこまめな清掃を心がけておくのが良いでしょう。また、表面に埃などが堆積していると消臭の効果が弱くなる可能性があるだけでなく、埃自体に付着した細菌には効果が及ばないためAirWashを使用するような環境では特にこまめな清掃を心がけましょう。
AirWashは、清潔感と落ち着いた表現を両立しつつ、オリジナル印刷で空間の目的に合わせたメッセージ発信を可能にします。機能・質感・運用のバランスで選べば、より快適で清潔感のある空間がデザインできます。
用途 | ウォールタック | AirWash |
---|---|---|
住空間(リビング/寝室/子ども部屋) | ◎ | 〇 |
展示会・イベント・キャンペーン掲示 | △ | 〇 |
飲食店/ホテル客室/ペットカフェ | 〇 | ◎(消臭抗菌) |
用途別の選び方
素材選びの考え方として、求める質感・印刷したいデザイン・衛生性を中心に決定するとスムーズです。 ここからはウォールタックとAirWashの特長にそって最適な素材選びについてご紹介します。目的・場所を起点に、デザイン準備から施工・メンテまで一連の流れで検討すると失敗が少なくなります。
求める質感で選ぶ

まず、素材を選択する際の前提として素材の質感が重要になります。 まずは手触りや見た目の風合いが空間やイメージにマッチしているかに注目して素材を選定していきましょう。
温かみを重視する場合
居室・子ども部屋など、生活空間になじむ質感
小キズ・汚れが目立ちにくい
ポイント
居室の落ち着きや温かみを重視するなら温かみがあり、ややラフ目な表面のウォールタックがおすすめです。最も一般的な居室の壁紙素材で、違和感が少なくリラックスできる環境を妨げない質感です。居室の壁紙にはもう少しきめ細やかな素材が使用されている場合がありますが、そのような手触りを求める場合であればAirWashがより近い質感になります。
特別なテクスチャを重視する場合
キャンバス調の上質感+消臭抗菌機能
衛生意識の高い空間に
ポイント
一般的な居室とは違った風合いを求める場合はAirWashがおすすめです。ウォールタックよりやや滑らかなキャンバス地の風合いはホテルの客室の壁面などと相性が良く、このような特別なリラクゼーションを提供する空間では一般的な居室のクロス地をあえて避けることが多いといえます。また、ホテルの客室では衛生観念が重要となるため、消臭抗菌の効果にも期待できるAirWashは最適といえます。
印刷したいデザインで選ぶ

印刷したいデザインの再現性も重要な決め手となります。ウォールタックとAirWashでは表面の質感がやや異なるため、印刷したいデザインによっては少しぼやけた印象になる場合があります。まずはデザインを「シンプル」か「複雑」の二つで考えた場合どちらにあたるかを考えて素材を選ぶと良いでしょう。
印刷したいデザイン
滑らかな表面で複雑なデザインにもやや強く、ぼやけにくい
ラフな表面で温かみのある仕上がり
ポイント
デザインが再現性や発色が良いものを選びたい場合はAirWashがおすすめです。ウォールタックよりも表面が滑らかで印刷のデザインの再現性ではAirWashの方が適性が高く、デザインがぼやけにくい特徴があります。印刷デザインがシンプルなパターンのデザインやイラストの場合はウォールタックのラフな表面とも相性が良く、あえてラフな表面に印刷して温かみを出したい場合はウォールタックもおすすめです。
衛生性で選ぶ

最後に衛生性で選ぶ場合は機能性、メンテナンス性の視点があります。AirWashのような消臭抗菌の機能を備えた素材は高い衛生性を期待できる反面、埃が堆積してしまうと効果が薄れてしまう場合があるため定期的な清掃が欠かせません。一方ウォールタックは消臭抗菌のような高い機能性は備えていないものの、素材の性質上小さな傷や汚れ、埃なども目立ちにくく低頻度の清掃でも状態が維持しやすいという利点があります。衛生性を重視する場合はこれら二つの要素を考慮して、実際に使用する環境にマッチしている素材を選ぶのが良いでしょう。
衛生性・消臭効果を最優先
消臭抗菌機能でニオイ・菌対策を同時にケア
ポイント
衛生性を重視しながらリラックスできる空間を維持したい場合や臭いの気になる場所での使用にはAirWashがおすすめです。飲食店やホテル客室だけでなく、美容室、ペットカフェなど様々なシーンで利用できます。商業施設などの場合は定期的な清掃を行うためメンテナンス性の心配も少なく、長期的な利用にも適しています。
低頻度のメンテナンスでも見栄え維持
クロス地で小キズ・埃が目立ちにくい仕上がり
ポイント
クロス地のウォールタックは定期的なメンテナンスが行われない場合でも比較的汚れが目立ちにくく定期的に清掃ができない場合でもおすすめです。一般的な居室にクロス地が多い理由に、その耐久性の高さとメンテナンス性があります。クロス地は少々の傷などであれば比較的目立ちにくく、凹凸があるため埃などの汚れも目立ちにくいです。ただし、あくまでも傷や汚れが「目立ちにくい」という特性のため、定期的な清掃が推奨されます。
壁紙シール・リメイクシートを選ぶ際は求める質感・印刷したいデザイン・衛生性を中心に選べば、最も自分のイメージに近い素材を選ぶことができます。「壁紙シールを注文したいけどどれを選んでいいか分からない」という方は是非この記事を参考にしてみてください。
まとめ
本記事では、ビジプリの貼ってはがせる壁紙シール・再剥離タイプ(ウォールタック/AirWash)の特長と共通点を整理し、質感・発色・機能の観点から選び方を解説しました。
壁紙の素材を選ぶ際は、用途やテーマ、自身が作りたいデザインと機能性を照らし合わせた素材選びを心がけましょう。
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