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ウェルカムボードは印刷のプロに任せるべき? 作り方と制作ポイントを紹介



結婚式やパーティの準備において、ウェルカムボードをどのように制作すればイメージ通りになるか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。制作方法には、主に自作するか業者に依頼するかの2つがあります。

そこで本記事では、ウェルカムボードが活躍するシーンからその制作方法まで徹底的に解説します。

■ウェルカムボードとは


ウェルカムボードとは、ゲストをお迎えする場所に飾るボードのことです。 案内板やお知らせ、来場の感謝を伝える役割があり、結婚式では会場入り口や、受付台の上などに設置されるアイテムの定番になっています。 活用方法によっては伝えたい内容のアピールや宣伝広告にも利用できるため、商用にも広く用いられているものです。

■ウェルカムボードが活躍するシーン


色々な役割を担えるウェルカムボードには多岐に渡る活躍シーンがあり、その形状やデザインも多種多様です。
ここでは、その一部をご紹介します。

▶結婚式

結婚式で使われるウェルカムボードはゲストへの案内板になるほか、新郎新婦らしさを伝えたり、場の華やかさを演出したりするために用いられます。

定番なのは、新郎新婦の写真や似顔絵、テキストを印刷するタイプです。素材を組み合わせることで、新郎新婦の好みに合わせて柔軟にデザインを行えます。形状は額縁サイズから等身大パネルまでさまざまです。

サイズはA4(210mm×297mm)~A3(297mm×420mm)がおすすめです。このサイズなら、ゲストが会場で見つけられる大きさで、保存も簡単になります。形状は四角が一般的ですが、近年では丸形も人気です。


▶パーティー会場

各種パーティー会場で使われるウェルカムボードは案内の他、イベントのテーマを発信するアイテムとしても用いられます。

デザインは、夏に関連したイベントなら海や砂浜、冬ならサンタクロースやモミの木などテーマによって変化します。定番なのは、テーマに沿ったイラストや写真を組み合わせて文字を印刷するタイプです。

サイズは会場の大きさや飾る場所にもよりますが、A4(210mm×297mm)~A2(420mm×594mm)がおすすめです。会場入り口に設置することで、テーマに沿った雰囲気作りに一役買ってくれます。形状はポスター型がおすすめです。


▶飲食店

飲食店で使われるウェルカムボードは、店を通りかかった人に気付いてもらえるように設置して集客効果を高めるために用いられています。

デザインは一般的に季節限定や主力メニューなどの写真が使われます。ウェルカムボードを通して、旬の食材や、店のセールスポイントをアピールして来店を促すのがポイントです。

サイズはA2(420mm×594mm)~B2(515mm×728mm)がいいでしょう。飲食店は高層階にあったり、競合店が軒を連ねたりしていると、歩行者に存在を気付いてもらえないことがあります。歩行者の邪魔にならず、なおかつ気付いてもらえる大きさであることが大切です。形状は収納のしやすさや壊れにくさを考慮し、ポスター型がいいでしょう。


▶イメージキャラクターを使ったアピール

各業種の店舗ではイメージキャラクターの等身大パネルをウェルカムボードとして使うことも多いです。等身大パネルは遠くからでも存在感をアピールでき、そのインパクトから高い集客効果を発揮できます。

デザインはイメージキャラクターの写真、イラストを印刷して制作します。キャラクターに伝えたいことに合わせて表情や動作をつけることで、より視覚的に優れたウェルカムボードが出来上がるでしょう。

サイズはイメージキャラクター次第ですが、B0(1030mm×1456mm)以上になることが多いです。形状は板状より、背景に溶け込める人型をおすすめします。

■ウェルカムボード印刷に向いている用紙


各所で活躍しているウェルカムボードの多くは印刷会社の手によって制作されています。
印刷のプロによるウェルカムボード制作は大まかに次の手順で行われます。

①用紙にデザインを印刷
②印刷後にラミネート加工
③ボード(パネル)に貼り込み

そのため、プロにウェルカムボードの制作を依頼する際には、「用紙」や「パネル」の種類、「ラミネート加工」の有無について聞かれることになります。期待した通りのウェルカムボードを作ってもらうには、材質や加工方法について把握しておく必要があるでしょう。

そこで、ここではまず、ウェルカムボード印刷に使われる代表的な用紙を3つ紹介します。


▶光沢紙

表面をコーティングしたツヤ感のある印刷用紙です。
パールフォト紙と比べると光沢が強く、色鮮やかに印刷することができます。触ったときにつるつるとした感触があり、多色使用の写真やパンフレットに使われることが多いです。
明るく華やかなウェルカムボードを制作したい際は、光沢紙を材料に選ぶことをおすすめします。


▶合成紙

表面にマット系の塗料を塗った、安価ながらも高品質な印刷用紙です。
光を反射しないため、目に優しく落ち着いたイメージの印刷に仕上がります。その特徴を活かしたい会社案内やパンフレット、卓上カレンダーなど広い範囲で使われています。
クラシカルで落ち着いた雰囲気のウェルカムボードを制作したい際は、マット紙を選択するのがおすすめです。


▶半光沢紙

その名の通り、光沢紙とマット紙を合わせて光沢を調整したようなツヤ感が少ないタイプの印刷用紙です。
光沢紙よりも光の反射を抑えられるため、落ち着いた色調の写真・画像がきれいに印刷できます。ツヤを出しつつ、照明の反射も押さえられるので学会ポスターなどに最適な用紙です。
「光沢紙では眩しすぎるけど、マット紙では暗すぎる」と感じた場合は、両者の中間を良い所どりした半光沢紙で制作することをおすすめします。

■丈夫に作るならラミネート加工


制作したいウェルカムボードのイメージとマッチした用紙を決めたら、次はラミネート加工の有無を考えます。ウェルカムボードの丈夫さや耐久性をアップしたいのであれば、ラミネート加工は必須です。

ラミネート加工とは、シール状の透明のフィルムを印刷面に貼り付けて積層する加工方法です。インクの滲みや汚損の防止、UVカットによる色褪せを防ぐなどの効果が得られます。

ラミネート加工で用いられるフィルムには「グロス」と「マット」の2種類です。
ここでは、両者の特徴についてそれぞれ詳しく解説します。


▶グロス

光沢感のあるフィルムです。ポスターやボードの中で表面が光沢を帯びていたりするものは、グロスラミネートとなります。色鮮やかでツヤがあるため、明るい雰囲気をもつウェルカムボード制作での使用例が多いです。


▶マット

光の反射を抑えるフィルムです。光沢感を控え目にしたい、ライトアップ時などの反射を避けたい場合に選択します。落ち着いた雰囲気のウェルカムボード制作での使用例が多いです。
また、グロスとマットにはそれぞれ『屋内用』と『屋外用』があり、UVカットが付いた屋外用はより値段が高くなります。機能を追加するかはウェルカムボードを置く場所を考慮して検討しましょう。


■印刷後に取り付けるパネルの種類


ラミネート加工などを経てデザインを印刷した用紙ができたら、それをボードに貼り込みます。このボートと用紙を貼り合わせて作成した印刷物が「パネル」です。
ここでは、その中でも代表的なパネルの種類を3つ紹介します。


▶スチレンパネル

発砲したスチレンを圧縮してボードにしたものです。身近な物で例えると、粒子を細かくした高密度な発泡スチロールと考えてくれればわかりやすいと思います。
軽量でありながら、比較的高い強度と低コストを兼ね備えています。また、加工もしやすいので、さまざまな形状の注文に対応が可能です。
一方で、直射日光や雨に弱いため、屋外での利用には向いていません。そのため、屋内使用の壁面インテリアや展示パネルなどの用途に使われることが多いです。
具体的な使用例としては、店頭にあるPOPやキャンペーンなどの立て看板、キャラクターの等身大パネルなどが代表的です。


▶ゲータフォーム

ゲータフォームは、スチレンボードの主原料と同じスチレンで作られています。
表面には特殊コート(ラクセル面)がされているため、スチレンボートと比較して耐久性に優れていることが特徴です。反りにくく、高平面性・耐衝撃性・耐久性・耐擦過性に優れているため屋外でも使用できます。
一方、スチレンボードより加工も困難で形状が制限される可能性があります。また、値段が高いため短期での使用には向いていません。そのため、長期使用や長期保存したい印刷物に対して使われることが多いです。
具体的な使用例としては、長期開催が予定される展示会やイベントのパネルボード、お祝いやプレゼントなどが挙げられます。


▶アルミ複合板(アルポリ)

ラミネート加工したのり付き合成紙をアルミ複合版に貼り付けて作成します。
アルミニウムを使っているため、耐久性・耐候性に優れています。加工がしやすく多様な外観や色が選べるのもメリットです。
一方で、高温環境下では変形する可能性があるため、用途に応じて適切な設計・配置が必要です。また、廃棄する際は産業廃棄物になるので、処分の際は注意しなくてはなりません。
具体的な使用例としては、看板の表示面や、屋内・屋外の化粧板などが挙げられます。


■ウェルカムボードの作り方


ここでは、設計部分をメインに結婚式で使われるウェルカムボードの作り方を解説します。全体像をイメージしてから各部分を具体的に形づくり、制作期間を決めましょう。


▶イメージを決める

制作に取り掛かる前に、まずウェルカムボードをどんなデザインにするかイメージします。
ゲストに何を伝えたいか、式場をどんな雰囲気にしたいかなどを判断基準に、結婚する2人でイメージを練りましょう。
結婚式のウェルカムボードには特に決まったルールはありません。自由度も高いので、2人の思い出や共通の趣味を取り込むのもよいでしょう。また、式場に合わせてイメージするのも大切です。
例えば、神前式なら記載するメッセージを筆書きにするなど和のテイストを取り込むなど、会場の雰囲気にマッチする工夫をするといいでしょう。
まず、理想とするイメージを具体的に固めることが重要となります。


▶コストを考える

メージが決まったら、コストについて考えます。
予算によって使える素材やサービスも変わってきます。費用相場は、手作りする場合は1,000円~5,000円、業者に外注する場合は5,000~2万円ほどが目安です。予算を超過してしまえば、イメージの変更を余儀なくされることもあるでしょう。
ウェルカムボードの制作が破綻しないよう、イメージとコストの擦り合わせが大切です。


▶置く場所とサイズを決める

結婚式会場のどこにウェルカムボードを置くかも確認しておきましょう。
飾られる場所によって、ウェルカムボードのサイズは異なります。場所ごとに推奨されるサイズは次の通りです。

受付の横:A4以上
受付のテーブル:B5~A4
会場の入り口:A2以上

飾られる場所として多いのは、受付の横です。A4だと少し小さく感じる場合もありますが、額縁を入れると程よい大きさになります。また、式後に記念品として保存して際にもちょうどよい大きさです。
置く場所を考慮して、ウェルカムボードのサイズを決めましょう。


▶素材やタイプを決める

ウェルカムボードと一言にいってもさまざまです。写真タイプのほか、イラストタイプやドライフラワータイプなど色々あります。
新婚夫婦や式場のイメージにあわせて素材やタイプを決めましょう。単体としての完成度ではなく、結婚式全体に雰囲気にマッチするかを意識することが大事です。


▶メッセージを決める

結婚式で使われるウェルカムボードにはメッセージを入れておくのがポピュラーです。基本的に以下のような内容を記述します。

・新婚夫婦の名前
・結婚式の日付
・ゲストへのメッセージ

使われる文字は日本語か英語がほとんどです。
日本語であれば次のようなメッセージが一般的でしょう。

・「寿」
・「ようこそ」
・「ありがとう」
・「感謝を込めて」
・「愛を込めて」

英語であれば次のようなメッセージが一般的です。

・Welcome and Thank you(ようこそ。そしてありがとう)
・Thank you for coming today(今日は来てくれてありがとう)
・Happy Wedding!(ハッピーウェディング!)
・Just married!(結婚しました!)

文字やメッセージ内容もウェルカムボードのイメージに大きく影響します。伝えたいテーマや式場に合わせることを基本に、2人でよく吟味しましょう。


▶制作期間を考える

結婚式の準備では、事前にやらなくてはならいことがたくさんあります。直前で慌てないためにも、ウェルカムボードの制作は期間に余裕を持っておきましょう。
ウェルカムボードの制作に要する期間は、手作りなら状況次第です。結婚する2人だけで制作する場合もありますし、友人が手伝ってくれる場合もあるでしょう。
業者に依頼する場合は、指示書を提出してから12日~16日が目安です。制作依頼を忘れることないように、設計が完了した段階ですぐに注文することをおすすめします。
結婚式直前で慌てないためにも、ウェルカムボードの製作期間もしっかりとスケジュールに組み込んでおきましょう。

■制作のポイント


ウェルカムボードを制作する際に大切なのは、業者に依頼する場合とDIYで作る場合のメリット・デメリットを把握しておくことです。本記事では「デザインの仕上がり」「サイズ感」「納期」を考慮して業者に依頼することを推奨しています。
ここでは、ウェルカムボード制作のポイントについて解説します。


▶業者に頼むか、DIYで作るか

DIYでウェルカムボードを制作した場合、業者に頼むより制作費用を抑えることができるでしょう。また、手作りならではの温もりがあるため、ゲストから「個性があっていい」と好意的に受け取られる傾向があります。
低コストでユニークに仕上がるのがウェルカムボードをDIYで制作する強みです。
一方で、DIYでウェルカムボードを制作した際にネックになるのは、デザインの仕上がりやサイズ感、制作の納期です。
これらのネック部分を解決できることが、業者にウェルカムボード制作を依頼する最大の強みといえます


▶業者ならデザインの仕上がりが綺麗

業者に発注したウェルカムボードは、文字や色のバランス、印刷の美しさ、素材の活かし方などの面でハイクオリティな仕上がりとなることが魅力です。
複雑なデザインや凝った作りのウェルカムボードを制作するなら、業者に任せた方が綺麗に仕上がります。画一的なデザインを好まず、オリジナリティを出したい人こそ、業者をうまく活用しましょう。
オリジナルデザインのウェルカムボードをハイクオリティに仕上げたい方は、業者に依頼することを推奨します。


▶業者ならサイズもぴったり

DIYで作る際の意外な落とし穴が、ボード面の印刷サイズです。業者なら広範囲の印刷サイズを選べますが、家庭用プリンターではほとんどの機種がA4までしか対応していません。A2やB2といったインパクトのあるサイズは、業者でないとほぼ不可能です。
ウェルカムボードのサイズを柔軟に選択したい方は、業者に依頼することをおすすめします。


▶業者なら納期も安心

DIY制作の場合、予定通りに進まなかったり、トラブルが発生したりなど結婚式までに完成しないリスクがあります。
一方で、業者なら完成日が決まっており安心です。注文さえしておけば「結婚式に間に合わなかった」なんてことにはなりません。
結婚式は何かと忙しい行事です。特に、1ヶ月前からはすべきことも増えていきます。そのため、納期をギリギリに設定するとウェルカムボード制作にまで手が回らなくなる可能性が高いです。
慣れないことにはアクシデントが付き物です。不安材料を減らしたい方は、業者に依頼することをおすすめします。

■まとめ


ウェルカムボードは結婚式を彩る重要アイテムです。そのため、制作はプロに任せた方が安心です。

業者に頼むと費用がかかりますが、クオリティやサイズ選択などで後悔するケースを避けられるでしょう。。また、納期が決まっているため、当日までに完成しないという心配もほとんどありません。

結婚式は一世一代のイベントです。憂いなく、滞りなく準備を進めるためにも、ウェルカムボード制作を考えている方は業者への依頼をおすすめします。プロに頼むことで、理想とするイメージを実現できるでしょう。

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