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名刺作成の流れとは?印刷時のデザインや素材について解説



自分を知ってもらうために活躍してくれる名刺を普段使っていますか?
部署が変わり、名刺を準備しなくてはいけなくなった方やフリーランスとして活躍していくため、一から名刺を作らなくてはいけなくなった方も意外と多いのではないでしょうか。
印刷会社にどう依頼すべきか、作成する際の注意ポイントなども知りたいと頭を抱えてしまいます。
やはり、事前に情報収集しておくと、自分が満足いく仕上がりの名刺を作り上げることができます。

そこで今回は名刺作成の流れについて、知っておきたい印刷時のカラーやデザイン、気になる用紙や素材について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

■ビジネスシーンの重要アイテム「名刺」とは


ここではビジネスシーンで当たり前に使われている「名刺」について、その歴史や役割をはじめ記載すべき内容について解説していきます。

▶名刺の基本知識

名刺とは、自己を知ってもらうためのツールの一つです。
サイズはクレジットカード程度の片手に収まるサイズ感で、名前や住所、連絡先などの基本情報が書かれています。
後ほど深く名刺の役割について紹介しますが、名刺は自己紹介ツールでありながらも「名刺交換」をきっかけに初対面の相手と話のきっかけを作ってくれたり、自分の名前や連絡先、所属などのプロフィール情報を名刺一枚で伝えることができ、話を円滑に進めることが期待できます。


▶名刺の歴史

名刺の歴史は深く、日本では江戸時代から使用されていたのではないかといわれています。元をたどると、中国が発祥で、そこからヨーロッパなどにも広がっていったようです。
ここでは名刺の歴史を知るために、中国、日本、ヨーロッパを切り分けて解説していきます。

中国における名刺の歴史

名刺の発祥の地といわれている中国では、三国時代から使用されていたのではないかと考えられています。
この時代に紙は存在していたものの、高価なものであったため、竹を割って文字を書けるようにした竹簡を利用していることが多かったようです。
名前を書くことに使用されていた竹簡がいつ「名刺」という呼び名に変わったのか、時期についてははっきりと分かっていませんが、これが現代の紙製名刺の語源とされています。
「名刺」という言葉についても掘り下げていきましょう。
名刺は、“名前を書いた刺”という意味で、この「刺」とは、中国漢王朝の高祖劉邦(りゅうほう)が妻を迎える際に、妻の父親へのメッセージを書いた竹簡や木簡を“戸口に刺した”こと、そして竹を削り刺すことからきていいます。“相手に要件を伝えるための竹簡・木簡”を表す言葉として、使われるようになったといわれています。
日本には中国が起源となっている物が身の回りに多くありますが、名刺も中国から伝わってきたことが分かります。

ヨーロッパにおける名刺の歴史

ヨーロッパでは、名刺よりも先にメッセージカードが普及しており、不在の相手に要件を伝えるためのツールとして使われていました。
このメッセージカードが、名刺の発端となり、18世紀には名刺がヨーロッパ中で使われたいたと考えられています。

日本における名刺の歴史

日本では、中国やヨーロッパよりも遅く19世紀初頭の江戸時代から名刺が使われ始めました。
江戸時代の日本の名刺もヨーロッパと同じく、不在の時に自分の訪問を相手に知らせるためのツールとしてメッセージカードを使用していました。
メッセージカードといっても、日本の場合には和紙に墨で直筆サインをして訪問先に置き残す形で使用されていたようです。
幕末には西洋の印刷技術が日本に伝わったことで手書きから印字されている名刺へと移り変わっていきました。
使用方法も、メッセージカードという形ではなく主に外国人相手に名前や家紋入りの名刺を渡していたといわれています。
明治時代以降には、現代でも使用しているような使用方法に変わり、身分証明書として、会社名や氏名などを表記した名刺となったようです。
カラー印刷もまだ浸透していない時代のため、黒一色で印刷されたシンプルな名刺でしたが、日本の社交界で重要なツールとして機能するようになりました。


▶名刺の役割

続いて、名刺を使うことで得られるメリットや役割について解説していきます。

自分や会社のPR

名刺は、相手に自分を知ってもらえたり、覚えてもらえるツールです。面識がなかった人でも、名刺を渡すだけで自分の印象を残せるのは最大の魅力といえるでしょう。
また、話しただけでは名前や所属している会社名などを覚えて続けておくことは難しいですが、名刺という形に残るものを手元に取っておくことができるので、時間が空いても仕事の依頼に繋げられるのもメリットといえます。
仕事の受注に繋げたい場合には、個人プロフィールだけでなく、顔写真や似顔絵など印象に残せる工夫をしてみることも大切です。
インパクトを残していれば、ふとした時に思い出してくれアプローチをしてもらえる可能性がアップします。
また、会社のPRとして企業を象徴する写真やイラストを活用すると、情報発信にも活用できます。どんな活動をしているのかや、どんな仕事を請け負うことができるのかも載せておけるので、名刺交換自体が宣伝活動になります。
次のビジネスチャンスにつなげるために、名刺は活躍してくれます。

あいさつやコミュニケーションツール

ビジネスの場では、名刺交換をするだけで、面識がない人と気軽に挨拶できます。
名刺交換をきっかけに、ちょっとしたコミュニケーションが生まれ、名刺に記載してある情報を元に相手のことを深く知っていくことができます。
最近では名刺を持たない人も増えてきていますが、シンガポールや香港のビジネスマンは、日常的に名刺交換を行い交流を行っているようです。
特に、自分がアピールしたい内容を名刺に表記しておくと話題にしやすく、自然に自己アピールに繋げることができます。
名刺はおおよそのサイズが決まっており、表記できる情報は限られるため、表記している内容やデザイン次第でどうビジネスに結び付けていけるかセンスが問われます。

名刺の扱い方で相手の印象を判断できる

日本は名刺に対するマナーが厳しく、もらった名刺を名刺入れの上に載せたり、相手よりも下から自分の名刺を差し出したりするなど、細かい日本式マナーを海外で見かけることはめったにありません。
海外の場合には、管理はオフィスのデスクの名刺ボックスに保管しておくのが一般的ですが、日本の場合、名刺は「持ち主の分身」を意味しているのが大きな理由といえるでしょう。
名刺を大切に扱うのは当然のマナーなので、名刺の扱い方をチェックすれば相手の印象を判断することができます。
自分の分身でもある名刺をどう扱うかで、自分に対する姿勢を知れるため、今後ビジネスで良好な関係を築いていけるのか一つの判断基準にしている人も少なくありません。
好印象に見られるパターンとしては、名刺交換をした時から名刺を丁寧に扱い、名刺入れにしまう際も大切にしている姿勢の人です。
反対に、悪い印象に見られるパターンは、名刺を雑に扱い、名刺入れも整理していない素振りの人です。
一概には言えませんが、会話だけで人柄を判断できないときに、判断材料として名刺の扱い方に注目してみると、丁寧さや細やかな気遣いができる人なのかどうか分かるかもしれません。
また、相手を判断するだけでなく、自分自身も相手にどう見られているのか改めて見直してみたり、今一度名刺を丁寧に扱えるように意識してみましょう。


▶名刺の内容

名刺の基礎情報と魅力が分かったところで、名刺に表記する内容が気になった方も多いのではないでしょうか。
表記内容によっては、新しい仕事に繋げられるチャンスも広がります。ここでは、名刺の内容について解説していきます。

名刺の基本記載項目

まずは名刺に必須の記載したい項目を以下にまとめました。

・会社名
・会社住所
・会社電話番号
・部署などの肩書き
・名前
・社用電話番号
・社用メールアドレス
・会社のWEBサイトのURL

上記の内容は、会社員・フリーランス関係なく記載しておくべき項目となります。
これから名刺を作ろうと検討している人はぜひ参考にしてみてください。
また、すでに名刺を持っていても上記の項目で記載されていない内容がある場合には、作り直しを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ビジネスチャンスを逃している可能性があります。

名刺を目立たせるポイント

少しでも相手に印象を残したい場合には、名刺の差別化にチャレンジすることをおすすめします。
例えば、見栄えです。同じような項目は同じ箇所にまとめてフォントや色もそろえましょう。一昔前まではモノクロが当たり前でしたが、近年では目立たせたい箇所をカラーにする名刺も増えています。
しかし、多色多様はごちゃごちゃした印象を与えかねません。無駄に色を使って目立たせるのではなく、インパクトを与えたい箇所だけピンポイントでカラーを使うようにしましょう。
さらに、フリーランスの場合には自分の作品集や自己のWEBサイトに繋がりやすい仕組みを名刺に組み込んでみましょう。
話題にしつつ、サイトにアクセスしてもらえればより自分の仕事の魅力に気付いてもらえます。サイトを持ち合わせていない場合には、SNSのアカウントなどでも効果的です。URLやアカウントIDは必ず目立たせましょう。

■名刺はどんな素材で作る?

ここでは、ビジプリで取り揃えている印刷用紙(素材)について紹介します。
名刺のカラー、モノクロ関係なく【両面】か【片面】の選択のみで料金を設定しているので、カラーかモノクロかは関係なくデザインし、料金と照らし合わせていただければと思います。

▶印刷用紙

ビジプリで取り揃えている印刷用紙は下の通りです。

・上質紙180kg:両面コートなしの筆記性の高い定番名刺用紙
・ミラー上質紙180kg:片面ミラーコート、片面コートなしの光沢名刺用紙
・アートポスト180kg/220kg:片面ミラーコート、片面コートなしの光沢名刺用紙
・マットポスト180kg:光沢のある両面コート紙
・マットコート180kg:マット系の定番コート紙
・しこくてんれい180kg:羽の様な漉き込みが入った和紙風の名刺用紙
・LTG180kg:独特のツルっとした表面の名刺用紙
・サテン金藤180kg:艶消しマットコートの高級名刺用紙
・キュリアスIR206kg:アイボリーをベースとしたパール調の高級名刺用紙
・アラベール160kg/200kg:紙の質感を最大限に味わえる高級名刺用紙
・ヴァンヌーボV220kg:紙の質感と印刷性能を併せ持った高級名刺用紙

ビジプリでは高品質、高質感の高級用紙に力を入れており、種類が多いのが特徴的です。
高級用紙でインパクトのある名刺を他社様より安く提供しているので、それぞれの詳しい特徴や加工について知りたい方は、ぜひビジプリの名刺印刷TOPページでご確認ください。
もちろん、メールや電話での問い合わせも可能です。

■オンライン時代で名刺はどう変わるか


歴史があり、自己アピールに使える便利な名刺ですが、時代の流れと共に名刺を不要と考える方が多くなってきました。
理由としては「紙の名刺は増え続けてしまうので、管理するのが面倒」「リモートワークが増え、対面で話す機会が減った」など様々です。
オンライン時代で名刺はどう変わっていくのか、ポイントを紹介します。

▶エコ素材に注目

「紙の無駄づかい」というイメージが強く、名刺は不要と考える人が増えています。
紙を作る際には樹木を伐採して作られていることがほとんどなため、貴重な資源を利用している事実は変えられません。
そこで注目したいのが、エコ素材です。木を伐採して作る紙とは異なり、リサイクルで集められた素材から作られているので、環境に優しい素材です。
注目されているSDGsに貢献することに加え、珍しい名刺を手に取った相手から興味を持ってもらえることも期待できます。
素材によっては専用のマークを添付できるので、話題にもしやすいメリットがあります。


▶オンライン名刺交換

コロナをきっかけにリモートワークを取り入れた企業が多く、商談相手との挨拶や取引をオンライン上で行うことが増えました。
名刺交換は直接お会いできた時に挨拶も含めて行われていたため、オンラインになって名刺交換をする機会が減ったと感じる人も多いでしょう。
時間を有効活用できるメリットがある反面、直接会えていない分相手の人となりを掴みにくい点はデメリットといえます。
そこで注目したいのが「オンライン名刺交換」です。オンライン名刺交換とは、データ上で相手の情報がまとまっており、QRコードやURLなどを使って名刺情報を交換できるサービスのことをいいます。
時代の変化と共に名刺管理ソフトの種類も増えており、紙の名刺に比べ管理しやすいのも嬉しいポイントです。
名刺の必要性を感じない人は増えていますが、ビジネスにおいて名刺交換はさまざまな効果を期待できるので、時代に合わせて対応していく力が試されているのかもしれません。

■名刺は会社員以外使わない?

名刺は会社員が所持しているイメージが強いですが、フリーランスの人は活用しているのか気になった人もいるのではないでしょうか。
また、個人という形でなく、お店のショップカードとして名刺を利用している店舗も多くあります。ここでは会社員以外の名刺の活用例を紹介します。


▶フリーランスに名刺は必要?

会社員の場合、名前や顔、自分のことを知ってもらうために名刺交換をすることから始まります。そのため、フリーランスも名刺を用意していれば、クライアント先と名刺交換からスタートできるので、他社と同じ土俵に立ち、信頼感を得やすい環境作りに活かせることができます。
ただし、フリーランスの場合には自分の自宅を事務所として利用していることもあるため、住所など記載することに抵抗を持つ人もいるでしょう。その場合には、レンタルオフィスなどの住所を記載するなど、どこまで名刺に記載すべきか内容を吟味する必要があります。
また、会社員とは違いオリジナリティのある名刺を作ることができるので、肩書きとして自身の特技やスキル特性を記載してみたり、取引先に合わせて複数の名刺のデザインを用意しておくのも効果的でいいでしょう。
フリーランスの場合には、自分をいかにアピールして仕事をつかみ取らなくてはいけないので、取引先にインパクトを残し、次のビジネスチャンスを生むためにも、名刺づくりには力を入れている人が多いです。


▶お店の名刺(ショップカード)

店頭やイベント会場で、自由に持ち帰りできるショップカードを手に取ったことがある人は多いでしょう。
名刺は個人が使用するイメージが強いですが、ショップカードは、「お店をアピールするための名刺」です。
記載している内容は、店舗名や営業時間、電話番号などの基本情報に加え、ウェブサイトのURL、SNSのアカウント情報などが多く、サービス内容を認知してもらうためのツールとして活躍しています。
ショップカードはレジの横に置いたり、レシートと一緒に渡すだけで、興味がある人が自発的に見てほしいコンテンツにアクセスしてくれるので、お店の宣伝に役立ちます。
お店によっては、ショップカードの裏面を活用しクーポンやスタンプカードとして利用してもらい、次の集客に繋げているお店もあります。

■相手の印象に残る個性的な名刺

名刺はいかに相手に印象を残せるかがポイントになるため、個性的な名刺も多く存在します。ここでは他とは被らなそうなユニークな名刺をいくつか紹介します。


▶木製の名刺

紙ではなく、木でつくられた名刺です。建設系や木に関わる仕事の方など、ユニークかつ自己アピールができる名刺を求めている方におすすめです。


▶レゴの名刺

玩具でメジャーなレゴのブロックでつくられた名刺です。小さいフィギュアの表面やブロックに、連絡先などのシールが貼られています。


▶食べられる名刺

衝撃的ですが、食べられる名刺です。クッキーやピーナッツの殻など、食べられる素材に情報を記載しているユニークな名刺です。
食べるのに躊躇してしまうことに加え、形には残りませんが、相手に強い印象を残せるでしょう。


▶AR名刺

スマホやタブレットのカメラを名刺にかざすと、名刺のなかから立体映像が浮き上がる名刺です。その人のSNSを閲覧できるなど、IT化したユニークな名刺です。


▶ビジプリ新商品【ビジタッチ名刺】

非接触の無線通信技術NFCタグが内臓されたプラスチックカードを名刺として作成できます。
ビジタッチ名刺にスマホをかざすと名刺には記載しきれない詳細情報を記載したサイトへ誘導(スマホで確認)することが出来ます。 詳しくはこちらのビジタッチページをご確認ください。


■印刷業者に依頼する流れと作成のポイント

印刷業者に名刺を依頼したいと感じた人に向けて、依頼する流れや作成のポイントについてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。


▶名刺印刷の流れ

ビジプリでは通常、商品の代金以外に別途送料を頂いておりますが、 名刺の場合には特急便以外全て【送料込】で案内しています。
そのため、予算と照らし合わせながら、枚数や素材を選んでいきましょう。流れは以下の通りです。

1.デザインをイメージする
2.両面にするのか、片面にするのか決める
3.紙の素材を決める
4.両面カラー・モノクロを選択する
5.枚数は何枚必要か(50枚から注文OK)
6.価格と納品日を確認する
7.注文依頼する(ビジプリの場合、入稿から3日以内に発送)
8.直接店舗へ引き取る、もしくは送料無料の配送で受け取る


▶作成のポイント

一番迷ってしまうのが、名刺の素材でしょう。
ビジプリでは多くの素材を準備しているため、HPの名刺印刷詳細を参考にしたり、直接ビジプリへ問い合わせて相談してみることをおすすめします。
なんとなくで選んでしまうと、想像と違う商品を受け取る羽目になってしまいます。
後悔しないようにするためにも、しっかりと情報を整理し、納得した上で注文依頼するようにしてください。

■まとめ


いかがでしたでしょうか。今回は名刺作成の流れについて、知っておきたい印刷時のカラーやデザイン、気になる用紙や素材について解説してきました。
名刺のルーツや素材など、今まで知らなかったことに気づきがあれば嬉しいです。
時代の変化とともに、名刺が不要・面倒と感じる人も増えてきていますが、見方を変えてみると自分をさりげなくアピールできる便利なツールだということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ビジプリはご注文・お見積もり(無料)ご相談は24時間いつでもOKですので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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