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飲食店のLEDコルトンパネル、正しい手入れ方法とは?水拭きOKな素材と注意点


LEDコルトンパネルは、見た目の美しさと機能性を保つために、正しいお手入れが欠かせません。

この記事では、素材に合った清掃方法や注意すべき清掃用具、水濡れや電源周辺の対策まで、飲食店で役立つ実践的なメンテナンス術をご紹介します。



目次

  1. コルトンフィルムの素材と水拭きの可否
  2. パネル表面の汚れを落とす基本の手順
  3. 使用してはいけない清掃用具と薬品
  4. 長持ちさせるための定期メンテナンスのコツ
  5. 飲食店で注意したい湿気や油汚れへの対策
  6. まとめ

コルトンフィルムの素材と水拭きの可否


飲食店でよく使われるLEDコルトンパネルは、長期間美しさを保つために定期的な手入れが欠かせません。中でも重要なのが、使用されているコルトンフィルムの素材に適した清掃方法を選ぶことです。水拭きできる素材かどうかを見極めることで、フィルムを傷めず安全にメンテナンスできます。



主流の素材はPET系フィルム

現在多くのLEDパネルに使用されているのはPET(ポリエステル)系のコルトンフィルムです。PET素材は耐水性や耐久性に優れており、軽度の汚れであれば水拭きでのクリーニングが可能です。ただし、ゴシゴシと強くこすったり、熱湯を使ったりすると、表面が掠れたりフィルムが劣化するおそれがあります。PET素材は比較的扱いやすいですが、優しく丁寧な取り扱いが前提です。


水拭き可能でも注意が必要なケース

耐水性があっても印刷方法やインクの種類によっては水に弱いケースもあります。特に水性インクで印刷されたフィルムは、水拭きによってにじみが発生することがあるため注意が必要です。ラミネート加工を施している場合でもフィルムの断面部分から水分が侵入してしまう場合があるため、心配な場合は目立たない部分で軽く拭いてテストを行うと安心です。また、パネル内部に水が侵入しないよう、濡れた布は固く絞って使用しましょう。拭き方の注意点を守ることで、フィルムの寿命を延ばすことができます。


水拭きがNGな素材や加工

光沢加工や特殊コーティングが施されているフィルムは、水拭きによって表面が曇ったり拭き跡が残ったりすることがあります。また、一部の古いタイプのコルトンフィルムでは、素材自体が水に弱いこともあります。このような場合は、水拭きではなく乾いた柔らかい布や静電気除去用のクロスなどで、やさしく乾拭きするのが安全です。乾拭き推奨の素材を見極めることが、長く使うためのポイントです。


LEDコルトンパネルのフィルム素材によって、水拭きが可能な場合とそうでない場合があります。使用されている素材や印刷の種類を事前に確認し、正しい方法で手入れすることが大切です。誤った拭き方は劣化や剥がれにつながるため、慎重に行いましょう。

パネル表面の汚れを落とす基本の手順


表面に付着したホコリや油分は、時間が経つほど落としにくくなります。正しい手順を知っておくことで、フィルムやフレームを傷めず、安全かつ効果的に汚れを落とすことができます。



乾拭きでホコリを落とす

まずは乾いたやわらかい布で表面のホコリをやさしく拭き取ることが基本です。この段階でゴミや砂ぼこりを取り除いておかないと、水拭きの際にフィルムを傷つけてしまう恐れがあります。マイクロファイバークロスやハンディーモップを使用して乾拭き工程をしっかり行うことで、後の作業がスムーズになります。


固く絞った布で水拭きする

ホコリを除去したら、次は固く絞った布で水拭きを行います。水気が多いとフィルムの表面に拭き跡が残ったり、パネル内部に水分が入る原因になります。力を入れず、一定方向にやさしく拭き取るのがコツです。水だけでは落ちにくい油汚れがある場合は、中性洗剤を少量加えたぬるま湯を使うと効果的です。
基本的にはLEDパネルに使用するフィルムにはラミネート加工が施されている場合がほとんどですが、ラミネートされていない場合は必ず目立たない場所で一度テストしておくことをお勧めします。


仕上げに乾いた布で拭き上げる

最後に乾いた清潔な布で拭き上げることで、水分や洗剤残りをしっかり除去できます。特に端や角に水が残っていると、カビや汚れの原因となるため注意が必要です。また、光沢仕上げのフィルムでは拭き跡が目立つことがあるので、仕上げ用のクロスを用意しておくと安心です。仕上げ拭きを丁寧に行うことで、清潔感と美しさが保たれます。


LEDパネルの表面清掃は、乾拭き・水拭き・仕上げの順を守ることで、効果的かつ安全に行えます。汚れを放置せず、定期的なメンテナンスを心がけることで、パネルの美観と耐久性を長く保つことができます。

使用してはいけない清掃用具と薬品


LEDコルトンパネルは見た目の美しさだけでなく、清掃時の取り扱いにも繊細な注意が必要です。誤った清掃はフィルムの劣化だけでなく、LED電源への水の浸入など安全面にも関わります。ここでは避けるべき用具や薬品、さらに電源まわりの注意点について詳しくご紹介します。



研磨材入りのスポンジやたわし

パネル表面は柔らかく、傷つきやすい構造です。ブラシや金属製たわし、研磨剤入りスポンジを使うと、光の反射が乱れたり、細かなキズに汚れが入り込み、見た目が悪くなります。こうした摩耗はフィルムの寿命を縮める原因にもなりますので、研磨用具の使用は避け、柔らかいマイクロファイバークロスなどを使用しましょう。


シンナーなどの溶剤

強力な溶剤は印刷インクや表面素材を溶かす可能性があります。シンナーを使用すると、変色や色落ち、ひび割れの原因になるため使用は避けましょう。また、これらの薬品がパネルの隙間から内部に染み込むと、電源劣化のリスクにもつながります。清掃には中性洗剤の薄め液を使用し、すぐに乾拭きするのが安心です。


LED電源まわりの水濡れに要注意

LEDパネルには必ず電源ユニットが存在し、水濡れはショートや発火のリスクがあります。特に掃除の際にスプレーや濡れ布を無造作に使うと、隙間から水が浸入するおそれがあります。清掃時は必ず電源をオフにし、コードや接続部分には直接水分が触れないよう十分に注意しましょう。水濡れ厳禁の意識が、安全な運用には不可欠です。


清掃に使う道具や薬品の選定を誤ると、パネルの見た目だけでなく安全性にも悪影響を及ぼします。LEDの電源部を含めた配慮を忘れず、やわらかい布と水拭きを基本にした丁寧なお手入れを心がけましょう。

長持ちさせるための定期メンテナンスのコツ


LEDコルトンパネルを美しく長く使い続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。日常的な点検や簡単な清掃でも、劣化や故障の予防につながります。特別な知識や道具がなくても、意識するだけで寿命を延ばすことができますので、ぜひ習慣化してみてください。



表面のホコリや汚れはこまめに除去

パネルの表面は思っている以上に汚れが溜まりやすい部分です。ホコリや指紋などを放置すると、見た目の印象を損ねるだけでなく、光の拡散を妨げて視認性も低下します。乾いた柔らかい布でこまめに拭き取るだけでも、十分な効果があります。特に高温多湿な季節や換気が難しい場所では、汚れ予防の意識が重要です。


月に一度は電源部のチェックを

LEDパネルの安全性を確保するために、電源や配線の点検も忘れずに行いましょう。コードのゆるみや被膜の破損、湿気の影響がないかを確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。特に水拭き清掃のあとなどは、接続部に水分が残っていないかチェックする習慣をつけてください。電源確認は、安全維持に直結します。


光の明るさや点灯状態にも注目

照明の均一性が失われている場合、LEDの劣化や配線トラブルのサインであることがあります。一部だけ暗くなっている、点滅している、などの変化が見られたら早めの対処が必要です。パネル表面がきれいでも、内部トラブルが進行している可能性もあるため、点灯確認は定期的に行いましょう。


LED照明部のホコリ蓄積にも注意

パネル内部のLED照明部にもホコリは徐々に蓄積していきます。内部に光源があるタイプでは、ホコリがたまると発光が弱く見えたり、ムラが生じることがあります。特に長期間メンテナンスしていないパネルでは、明るさの低下や色味の変化につながるケースも。定期的にフレームを開けてLED周辺を確認し、エアダスターや柔らかい筆などでホコリを取り除くと、光量維持と熱こもり防止の両面で効果があります。


定期的なメンテナンスを継続することで、LEDコルトンパネルの美しさと機能性を長く維持することができます。目視チェックと簡単な清掃を習慣にして、大切な店頭演出を守りましょう。

飲食店で注意したい湿気や油汚れへの対策


飲食店のLEDコルトンパネルは、厨房の近くや入口付近に設置されることが多く、湿気や油分の影響を受けやすい環境にあります。美しい見た目を保ちつつ、故障や劣化を防ぐためには、日常的な対策とメンテナンスの意識が欠かせません。ここでは、実用的な対策方法をご紹介します。



湿気対策は設置場所と換気がカギ

湿気による曇りや内部結露は、パネルの寿命を縮める大きな要因です。特に蒸気の多い厨房近くに設置する場合は、直接湿気が当たらないように設置場所を工夫しましょう。また、換気設備を活用して空気の循環を促すことも有効です。湿気がLED内部に侵入すると故障につながる恐れがあるため、湿気管理は常に意識したいポイントです。


油汚れは蓄積させないのが鉄則

油煙や飛び散りがパネル表面に付着すると、光の拡散を妨げるだけでなく、ベタつきによってゴミを引き寄せる原因にもなります。見た目にも清潔感を損ねてしまうため、油汚れは早めに拭き取る習慣をつけましょう。中性洗剤を薄めた布でやさしく拭き取るのが効果的です。油分除去を定期的に行うことが、衛生的な印象を維持するコツです。


電源周りにも要注意

湿気や油と同様に、水濡れによる感電・故障リスクも見逃せません。清掃時には電源コードやLEDの配線部に水分がかからないように注意を払いましょう。水拭きの際は電源をオフにし、乾いた布で仕上げ拭きをすることで安全性が高まります。配線保護も清掃時の基本と心得てください。


また、コンセントのホコリも発火の原因となるため小まめな清掃を心がけましょう。

湿気や油汚れは、LEDコルトンパネルの美観と性能を損なう大きな原因です。設置場所や清掃方法を工夫しながら、日常的なケアを意識することで、より長く安心して使い続けることができます。

まとめ

LEDコルトンパネルを長く美しく保つには、素材や設置環境に合わせたお手入れが不可欠です。

水拭きできる素材の見極めや適切な清掃手順を守ることで、フィルムの劣化を防ぐことができます。

また、湿気や油汚れ、電源まわりの取り扱いにも注意を払い、安全かつ効果的にメンテナンスを行いましょう。

日頃の小さな配慮が、店舗の印象アップと設備の長寿命化につながります。




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