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失敗しないパネルの貼り方とは?徹底的に解説します。

壁に貼られた白紙のパネル



ポスターや商品のPOP、施設の案内など私たちの日常生活のいたるところで印刷物を見かけます。
また、その印刷物のほとんどにパネルが使われています。

パネルを使用することで、印刷物のクオリティアップを図ることが可能です。
しかし、印刷物をパネルにきれいに貼るにはどのようにすればいいのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

・失敗しないパネルの貼り方を知りたい
・パネルの概要がわからない
・パネルの活用事例を知りたい

この記事では、このようにパネルについて悩んでいる方々に向けて、失敗しないパネルの貼り方について徹底解説していきます。
失敗しないパネルの貼り方の詳細やパネルの活用事例についても紹介します。

■パネルとは

様々なサイズの白紙のパネル
パネルとは、ポスターなどの印刷物を手軽に掲示するための土台のようなものになります。
比較的、安価で軽量ながらもしっかりと印刷物を保護できます。

パネルを使用して印刷物を貼る方法は、印刷物を長期間きれいに保ちたい場合に最適です。
特に屋外に印刷物を掲示したい場合、雨や汚れから印刷物を守ることができます。

また、パネルを使用することで印刷物のクオリティも増します。
サイズが大きかったり、厚みのある印刷物だと掲示するのが難しいケースもありますが、パネルを使用すれば簡単に掲示可能です。
ただ、印刷物をそのまま掲示するよりはコストがかかり、留め具などを使用する必要があるため、場合によってはパネルを使用できないケースもあるでしょう。


▶パネルは印刷物の効果を最大限発揮するアイテム

印刷物のほとんどが商品やサービス、イベントの宣伝を目的としています。
印刷物自体のデザインやクオリティも重要ですが、貼る場所にも注意しつつ、きれいな状態を保たなければ効果的な集客をおこなえません。

どれだけ人が集まる場所や目立つ場所に印刷物を貼ったとしても、きれいに見えなければ意味がないでしょう。
そのような場合に、パネルは印刷物の効果を最大限発揮するアイテムであるといえます。
人はなにか目立つものを見たとき、シワや汚れなど見にくい部分があると無意識に見ることをやめてしまいます。

印刷物をパネルに貼り付けていれば、シワや汚れも少なくなるので長期間、きれいな状態を保つことが可能です。

こうすることで自然と人の視野にも入りやすくなり、印刷物も目立つようになります。
移動しながらであってもきれいに目線に入るため、興味を引くこともできます。


■失敗しないパネルの貼り方

3枚の黒いフレーム付パネル
こちらでは、失敗しないパネルの貼り方について詳しく紹介します。
手順は下記の通りです。

1.必要アイテムの準備
2.印刷物へのトンボ付け
3.パネルの固定
4.剝離紙の切り離し
5.印刷物の貼り付け位置決定
6.印刷物の貼り付け
7.トンボに沿った印刷物のカット

それぞれ順番に解説します。


1.必要アイテムの準備

まずは、印刷物をパネルに貼るうえで必要になってくる下記のアイテムを準備しましょう。

・のり付きパネル
・印刷物
・カッターマット
・カッター
・定規
・手袋

なお、パネルについては印刷物よりも少し大きめのサイズのものを選んでおくことをおすすめします。
ぴったりのサイズにしてしまうと、パネルを印刷物に貼り付けるときに作業しにくかったり、誤って印刷物を傷つけてしまうことがあります。
パネルの厚さについてもさまざまな種類がありますが、あまり厚みのあるパネルだと切りにくくなってしまうため、5ミリ程度の厚さのパネルがおすすめです。

また、手袋も必ず、用意しておくようにしましょう。 手袋をして作業することで、印刷物やパネルに指紋等がついて汚れてしまうのを防げます。


2.印刷物へのトンボ付け

必要アイテムを準備したら、実際に印刷物へトンボ付けをおこないましょう。
トンボは、パネルを印刷物に貼り付ける際の目印になります。

トンボという名称は、目印となる十字のかたちがトンボに似ていることからつけられたそうです。
なお、トンボにはおもに下記の2種類があります。

・コーナートンボ
・センタートンボ

コーナートンボはその名の通り、パネルのコーナーにつけておく目印のことです。
センタートンボは、パネルの中心から見て上下左右の位置につける目印になります。
正方形の四隅と四辺にマーカーされた目印



3.パネルの固定

トンボを付けたら、パネルの粘着面をうえにして上下左右をテープで固定します。
正方形の図と四辺に置かれた長方形
なお、テープを貼り付けるときは実際に使用するパネル部分よりも、外側に貼るようにしましょう。

あまり内側に貼りすぎてしまうと、作業がしにくくなってしまいます。
そのため、テープはパネルに少しかかっているくらいで十分です。

パネルがしっかりと固定されていることで、後ほど実際に印刷物を貼り付ける際に作業しやすくなります。


4.剝離紙の切り離し

パネルをテープで固定したら、剝離紙の切り離しをおこないましょう。
パネルの中央部分に定規を使ってカッターで切り込みを入れて、剝離紙を切り離します。

その際、カッターでパネルを傷つけないように注意しましょう。
ゾーニングされたシンプルなデザイン
剝離紙を切り離したうえで中央に空間ができるように、剝離紙をずらして再び貼り付けます。
こうしておくことで、後ほど印刷物を貼り付けた際に剝離紙をきれいにはがすことができます。


5.印刷物の貼り付け位置の決定

剝離紙を切り離したら、印刷物の貼り付け位置を決定していきます。
実際の貼り付け位置を想定しながら、注意して印刷物を配置していきましょう。

剝離紙がはがれているのは中央部分だけなので、この段階で印刷物の位置の細かな調整が可能です。
しっかりと印刷物の貼り付け位置が決まったら、すでに剝離紙がはがれている中央部分をおさえていきます。


6.印刷物の貼り付け

印刷物の貼り付け位置が決定したら、実際に印刷物を貼り付けていきます。 先ほど剝離紙をずらしているため、ずれている部分の剝離紙を引っ張ってはがしながら、パネルの中央から定規を使って空気を押し出します。 両側で同様の作業をおこない、完全に印刷物を貼り付けていきましょう。


7.トンボに沿った印刷物のカット

最後の仕上げ作業として、最初に設定したトンボに沿って丁寧にパネルをカットしていきます。
無理にカットしようとせず、カッターの刃を少しずつ入れながら印刷物を傷つけないようにカットしていきましょう。


■パネルの活用事例

町に設置された大型のパネル
パネルの活用事例は、おもに下記の5つです。

・商品のPRパネル
・等身大パネル
・博物館などの案内パネル
・フォトスポットパネル
・ウェルカムパネル

一つずつ順番に見ていきましょう。


▶商品のPRパネル

商品のPRパネルは、おもに下記のような場所で使われます。

・スーパー
・商業施設
・コスメコーナー

ポスター等だとアピールには物足らず、掲示できる場所も限られてしまいます。
しかしパネルを使用することで固定もしやすくなり、さまざまな場所への掲示が可能です。
立体感も出せるため、より印刷物を目立たせながら集客をおこなえるでしょう。


▶等身大パネル

等身大パネルも、より効果的に集客をおこなうための方法の1つです。
パネルを使うことでその名の通り、人と等身大のパネルを作成できるため、見る人によりアピールをすることができます。

人だけでなく、いろいろなものをパネルにできるので、さまざまな業種や場面で利用可能です。


▶博物館などの案内パネル

パネルは商品やサービスへの利用だけでなく、博物館などの案内パネルにも利用できます。
通常の印刷物だと平面となってしまい、文章が読みにくくなりますが、パネルを使用することで案内に立体感がでるので、文字も読みやすくなります。

パネルであれば長期間、きれいな状態を保てるため案内には最適でしょう。


▶フォトスポットパネル

観光地や商業施設、飲食店にいくと必ず、見かけるのがフォトスポットパネルです。
フォトスポットは映えスポットともいわれていて、SNSでの利用やPRにも多く使われています。

現在はSNSによる集客が主流となっていて、フォトスポットパネルを作成することは非常に重要です。
フォトスポットパネルと等身大パネルを組み合わせたPRをおこなっているところも多く、これらのパネルとともに写真を撮りたいという声をSNS上で広げることを目的としています。

SNSで情報が拡散することで、より大きな集客効果が期待できるでしょう。


▶ウェルカムパネル

パネルは、ウェルカムパネルとして使われることも多いです。
結婚式やパーティーなどで使用されるウェルカムボードを、パネルを利用して作成します。

パネルはカッターを使えば簡単にカットできるので、手軽に作成できます。
かたちも自由自在で飾りつけもしやすいため、オリジナリティのある目立つウェルカムパネルを作成できるでしょう。


■アルミフレームを利用するとよりクオリティの高いものに

映画館の入り口
確かに印刷物にパネルを貼り付けるだけでも、クオリティはあがります。
しかし、アルミフレームを利用することで、よりクオリティの高いものに仕上がるでしょう。

アルミフレームを使うことで印刷物をよりきれいに見せられるので、見た人の印象もよくなります。
また、印刷物とパネルの保護にもつながるため長期間、クオリティを保つことが可能です。


■パネル貼り初心者にはマトリクスのりもおすすめ

白いレンガの壁と白いフレーム付パネル
失敗しないパネルの貼り方に注意したとしても、初心者がパネルを貼るのは難しいものです。

シワができてしまったり、気泡が入ってしまったりなどさまざまなケースが考えられます。
そこでおすすめなのが、マトリクスのりになります。


▶マトリクスのりとは

マトリクスのりとは、印刷物をパネルに貼ったあと簡単に気泡を抜くことができるのりのことをいいます。

定規などで印刷物をならすだけで簡単に気泡が抜けます。
パネルなどについているのりは通常、パネル面に対して平らにのりが付着しているものです。

しかし、マトリクスのりの場合、付着しているのりに網目状の細い溝ができるようにマトリクス加工という独自の加工が施されています。
そのため、印刷物をパネルに貼った場合でも、ならすだけで網目状の溝から気泡が抜けていく仕組みです。

なお、このマトリクス加工は日本から生まれた技術で今や、世界に認められる技術となっています。
マトリクス加工によって、気泡が入ってから時間が経ってしまった場合でも簡単に気泡を抜くことが可能です。
これであれば、初心者でも丁寧に印刷物をパネルに貼り付ければパネル貼りをきれいに仕上げることができるでしょう。


■まとめ|パネルを活用して印刷物のクオリティアップを図ろう

海外のバンドのポスターとレコードプレイヤー


この記事では、失敗しないパネルの貼り方やパネルの活用事例について解説してきました。
失敗しないパネルの貼り方のポイントは、下記の通りです。

・パネルは印刷物よりも少し大きめのサイズのものを選ぶ
・パネルに対してカッターを深く入れすぎず、丁寧にカットしていく
・剝離紙を切り離して中央部分に空間ができるようにずらして再び貼り付ける
・パネルに対してトンボを丁寧に設定する

初心者の場合、印刷物にパネルを貼るのは難しいものです。
そのため、全体を通して作業しやすいように準備を念入りにおこなっておくことが大切です。
パネルにトンボを丁寧に設定しておくことで、迷わずにズレることなくカットできるでしょう。
パネル自体をテープでしっかりと固定したり、印刷物の貼り付け位置を丁寧に決めたりすることで、失敗せずに印刷物をパネルに貼ることができます。

また、パネルは活用方法も豊富です。

さまざまな商品やサービスのPRやSNS集客のための手段として活用できます。
パネルは一般の方でも扱いやすいため、手軽にそして簡単に利用できるでしょう。

本記事を参考にぜひ、パネルを活用して印刷物のクオリティアップを図ってみてはいかがでしょうか。


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