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等身大パネルを長持ちさせるためのコツから保存方法まで



等身大パネルは、コンサート会場やスポーツ観戦などの、イベント会場で見かける方が多いでしょう。最近では、結婚式や学園祭の場所に手作りパネルを準備して、ゲストを迎えるといった使い方もしています。飲食店や店舗の集客ツール、観光地などでも多く使用されます。

せっかく等身大パネルを作成したので、「他の用途で活用したい」や「来年もこのような、イベントで使いたい」と考えている方は、多いのではないでしょうか。この記事では、等身大パネルの保存方法や活用方法について紹介します。

■等身大パネルの材質と耐久性


等身大パネルは、本物とほぼ同様のサイズで制作されたパネルです。
そのため、ターゲットに大きなインパクトも与えますので、高い広告宣伝効果があります。
サイズが大きい為、等身大パネルに使用する素材の選択肢はさほど多くはありません。

こちらでは、等身大パネルを製作する材質とその耐用期間について見ていきましょう。


▶スチレンパネルで製作した場合

最も一般的な素材はスチレンパネルです。その理由は価格と品質のバランスです。綺麗な断面とカットラインが実現でき、7割くらいの等身大パネルはスチレンパネルで製作されます。

弱みとしては衝撃や擦過により変形したり潰れてしまうことが挙げられます。角やカットライン部分が凹んでしまうと、せっかくの見た目が損なわれてしまい、みすぼらしい状態になってしまいます。



▶アルミ複合板(アルポリ)で製作した場合

耐久性に優れた素材はアルミ複合板です。屋外用を中心に2割程度の等身大パネルはアルミ複合板で作成されます。凹んでしまったりということがとても少なく、スチレンパネルよりコストは上がりますが人気の素材です。

弱みとしては価格面と重さが挙げられます。アルミと樹脂の複合版ですのでスチレンパネルと比べると重く、取り回しが大変です。反面、湿度や衝撃に強く中長期的な使用に耐えられる素材です。



▶ダンボールで製作した場合

最も安価な素材はダンボール板です。パネル自体が安く耐久性はとても低いのが特徴です。簡単に壊れてしまったり潰れてしまったりするため、短期の使用にのみ採用される素材です。残り1割程度の等身大パネルがダンボールで製作されます。

メリットとしては軽さと安さになります。取り回しがしやすく、価格的には最も安いため重宝されます。ただし、湿度や擦過にはとても弱いため、中長期での使用は期待できません。



■等身大パネルを長持ちさせる方法


等身大パネルは作成時がきれいでも長く使用すると色褪せたりして劣化します。
少しでも良い状態で保存するために、以下の方法があります。

・ラミネート加工
・スチールスタンドを使用する
・スタンドケアする
・パネルの接地面をケアする

ここからは、これらの保存方法について説明しましょう。



▶ラミネート加工

等身大パネルの1つ目の保存方法が、ラミネート加工になります。ラミネート加工とは、専用のフィルムを使って、熱を加えることによって紙が、そのフィルムでゴーディングされることです。ラミネート効果は、紙の日焼け、色合わせを防げます。さらに、紙が濡れることも防げるので、紙の長持ち効果が期待できます。



▶スチールスタンドを使用する

次にスチールスタンドを利用することによって、等身大パネルが長持ちできます。等身大パネルの劣化の原因は、湿気と言われているため、スチールスタンドを使用することで、紙製の自立スタンドより長期間使用することができます。

中長期で使用する場合は、紙製自立スタンドよりスチール製自立スタンドの方が向いています。



▶スタンドをケアする

前述でスチールスタンドについて紹介しましたが、紙製自立スタンドを使用する場合もケアが必要です。特に、屋内用の自立スタンドの接地部分は、紙製になるので事前に強化しておきましょう。

強化する理由は、紙製の自立スタンドの設置部分は、常に地面と擦れる部分になるからです。強化方法は、白色の布テープを使って接地面を覆うことによって、耐水並びに耐擦過両面から長持ちに効果を発揮します。



▶パネルの接地面をケアする

最後の保存方法は、パネルの接地面をケアすることです。なぜなら、パネルの接地面は湿気が発生しやすく、劣化が進むからです。それを防ぐ方法は、以下のとおりになります。

・白色の布テープをパネルの接地部分に貼る
・透明のテープをパネルの接地部分に貼る
・シートやボードを敷き、その上に設置する

この保存方法をもとに強化することで、作成したパネルは長く保存できる傾向にあります。この機会に、ぜひやってみましょう。



■等身大パネルが劣化する要素





▶湿度によるパネルの変質

湿度の高い環境下に置かれたパネルは、水分を吸収することにより変質することがあります。主な弊害としては以下になります。

・湿度による反り
・錆の浸食
・カビの繁殖


湿度による反り

一番問題点となるのが湿度の高い状態による反りになります。紙は湿度の変化に伴い、伸縮しやすい素材になってます。パネルに使用する素材と張り付ける紙の伸縮率の違いによって「反り」が生じてしまいます。そのため、等身大パネルに紙を使用している場合は湿度の低い場所で利用しましょう。


錆の浸食

次にスチールスタンドを利用している場合があります。錆の浸食により、パネルを支えるスチールスタンドが劣化するため、注意が必要です。パネルを支える台が劣化することで等身大パネルが倒れやすくなるなどの弊害が発生しやすくなります。
そのため、屋外などに長い時間置く際には天気などにも気をつけましょう。


カビの繁殖

そして最後にカビの繁殖です。高い湿度の中に等身大パネルを設置しますと、反りのほかにカビの心配も出てきます。
湿気に長時間さらされることでカビが繁殖してしまい、見た目を損ねるだけでなく最終的には破損してしまうケースもあります。
屋内であればなるべく空調設備が整っている場所、屋外であれば天気に応じて室内に保管するなどで対策できるでしょう。



▶温度変化によるパネルの変質

温度の変化による等身大パネルの変質には、いくつかの要因があります。
要因としてまとめると、以下の2点があげられます。

・熱膨張による変形
・温度の急激な変化


熱膨張による変形

最初に考えられるのは熱膨張による変形です。温度が上昇すると、パネル内の材料が熱膨張してパネル全体がわずかに変形します。
逆に温度が下がると、材料が収縮してパネルが縮んでしまうことがあります。そのため、パネル自体の湾曲に繋がってしまいす。


温度の急激な変化

次に考えられるのは、温度の急激な変化によって等身大パネルが変形することです。急激な温度変化は、パネル材料内部に膨張圧力がかかり、パネルが曲がったり反ったりすることがあります。そのため、温度が急激に変化するような環境には気を付けて等身大パネルの設置が必要です。

このように、等身大パネルは温度変化に非常に弱いため、パネルの設置場所や使用目的に応じて、適材適所を考え設置することが大事になります。



▶紫外線による印刷したインクの色褪せ

等身大パネルが劣化する原因として、紫外線の色褪せがあげられます。 紫外線の光によるダメージを受けてしまい色素が段々と薄くなることによって、本来の色とは違う色に変わってしまうのです。年月とともに徐々に劣化していくため、気づきにくいですが注意が必要です。

対策としては色褪せ用に紫外線カット機能付きラミネート加工があげられます。
ラミネート加工は主に以下の2種類あり、性質が違います。

・グロスラミネート(光沢感あり)
・マットラミネート(光沢無し)

グロスラミネートは光沢感があるため、艶がありコントラストを高め鮮やかに見せる加工方法で、特徴として印刷面を綺麗に表現できます。
マットラミネートは光沢感はないですが、高級感があり日光などの強い光の反射を抑えることができるので写真撮影などではこちらがオススメです。



■まとめ


ここまでは、等身大パネルの活用方法から保存方法について紹介してきました。さらに、等身大パネルを発注するときに、自作か業者に依頼するかの線引きは難しく、パネルの利用目的に合わせて検討する必要があります。

検討の結果、等身大パネルを業者に依頼すると決まった場合は、サービス内容や金額をよく確認して、業者を選定することをオススメします。



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