広告用語 検索数ランキング2025上期(1月~6月)

ビジプリの運営する『広告用語辞典』は2000語以上を収録する広告業界最大級の広告用語辞典です。
このランキングはこれらの用語の『検索結果への表示回数』を元に算出された、2025年上期(1月~6月)の期間におけるトレンドワードランキングです。
広告業界や、その周辺の環境におけるトレンドワードを把握する事ができるジェネラルなワードランキングとなります。
~ 2025年6月30日
広告用語検索数ランキング2025上期(1〜6月)から読み取れる特徴
1. 映像・音声コンテンツへの関心が上昇
ランキング上位には「興行収入」「ジングル」「BGM」といった視覚・聴覚に訴えるワードが並びました。これは、YouTube広告やTVCM、SNS動画の制作・活用がより一般的になったことを反映しています。
近年、動画制作は個人・企業問わず身近な存在になり、音と映像を通じたブランディングが重要視されています。検索行動からも「広告=静的な画像やコピー」だけでなく、「動きや音で記憶に残す演出」が求められている流れがうかがえます。
2. 表現手法・心理効果をめぐるニーズの継続
「サブリミナル効果」「訴求」「キャプション」などが高い順位をキープしており、心理的な印象操作や伝達技術への関心が継続しています。
これは、広告の目的が「知ってもらう」から「印象を残す」「行動に結びつける」へと進化している証とも言えます。心理学に基づいた広告手法や視覚的演出への注目は今後も伸びると予想されます。
3. 実務工程に関連する用語の安定した支持
「スクリプト」「完パケ」「フォーマット」など、広告制作現場で使われる用語が引き続き検索されていることから、制作進行や納品に関する知識が現場で必要とされていることが読み取れます。
とくに若手の制作者や新入社員が、実務における言葉の意味を確認するために検索しているケースが想定されます。
4. 消費者ターゲティング関連用語の伸長
「ヘビーユーザー」「リーチ」「セールスポイント」といった用語の上昇が目立ちました。広告効果測定やユーザー分析に関する理解を深めようとする動きが見られます。
これらはマーケティングに携わる層だけでなく、インフルエンサーや小規模事業者が、自身の広告活動を最適化する目的で検索している可能性も考えられます。
5. メディア・媒体理解から配信工程への関心移行
「メディア(媒体)」のような基礎的なワードがやや順位を落とす一方で、「スポット」や「CM」のような実務寄りの用語が上位に浮上しています。
広告配信の設計やタイミング調整に対するニーズが高まっていることを示唆しており、メディア戦略がより実践的なレベルで求められているといえます。
広告用語検索数ランキング2025上期(1〜6月)の活用方法
1. 実務研修・教育資料への応用
今回のランキングで上位となった用語は、業務上すぐに必要となるキーワードが多数を占めています。新人教育や社内ガイドの見直しにも活用しやすく、現場ニーズを捉えた教育設計に役立ちます。
2. SEO施策やコンテンツ戦略に
検索されやすい広告用語を積極的に活用すれば、記事のPV増加や検索上位表示も狙えます。とくに「ジングル」「訴求」「BGM」などはSEO向けのワードとしても非常に有効です。
3. 新規サービス・ツール設計のヒントに
検索頻度が高いということは、それだけ多くのユーザーが「理解できていない」「困っている」可能性を示します。「完パケ」「スクリプト」「セールスポイント」などから制作支援ツールや業務自動化のニーズも見えてきます。
広告用語検索数ランキング2025上期(1月~6月)
順位 | 用語 | 表示回数 |
---|---|---|
1位 | サブリミナル効果 | 288,636回 |
2位 | キャプション | 214,101回 |
3位 | 訴求 | 200,825回 |
4位 | エフェクト | 106,786回 |
5位 | スポンサー | 90,730回 |
6位 | ジングル | 74,830回 |
7位 | コマーシャルメッセージ | 66,908回 |
8位 | スクリプト | 66,177回 |
9位 | コピー | 65,208回 |
10位 | コマーシャル | 62,443回 |
11位 | 完パケ | 57,754回 |
12位 | オーディエンス | 55,826回 |
13位 | コミッション | 54,156回 |
14位 | 興行収入 | 51,153回 |
15位 | 差し替え | 50,775回 |
16位 | メディア(媒体) | 48,947回 |
17位 | スポット | 40,259回 |
18位 | フック | 39,143回 |
19位 | アクチュアル | 38,081回 |
20位 | インパクト | 36,008回 |
21位 | BGM | 34,431回 |
22位 | コンペ | 34,093回 |
23位 | ヘビーユーザー | 32,115回 |
24位 | クール | 31,543回 |
25位 | レターヘッド | 29,943回 |
26位 | サンプル | 29,839回 |
27位 | リストアップ | 29,670回 |
28位 | ライセンシー | 27,907回 |
29位 | サムネイル | 27,180回 |
30位 | FMCG | 27,166回 |
31位 | ネットサーフィン | 26,572回 |
32位 | AE | 26,550回 |
33位 | オーバーラップ | 26,441回 |
34位 | アドバタイズメント(アドバーティスメント) | 26,397回 |
35位 | 責了 | 26,033回 |
36位 | CM | 25,826回 |
37位 | 競合 | 25,631回 |
38位 | キーワード | 25,540回 |
39位 | 版下 | 25,268回 |
40位 | イベント | 25,230回 |
41位 | ショッパーマーケティング | 24,898回 |
42位 | サービス・フィー | 24,748回 |
43位 | JARO(ジャロ) | 24,495回 |
44位 | 引き合い | 23,654回 |
45位 | キャンペーン | 23,615回 |
46位 | #PublicAdvertisingOrganization# | 23,614回 |
47位 | #Flight-Flying# | 23,531回 |
48位 | ナレーション | 22,464回 |
49位 | アフィニティ | 22,405回 |
50位 | サイバー | 21,759回 |
51位 | メッセ | 21,674回 |
52位 | 一次データ/二次データ | 20,509回 |
53位 | セールスポイント | 20,128回 |
54位 | あおやき(青焼き) | 19,991回 |
55位 | エグゼキューション | 19,563回 |
56位 | 提供クレジット | 19,518回 |
57位 | ネオンサイン | 19,263回 |
58位 | サーキュレーション | 19,013回 |
59位 | シズル | 18,603回 |
60位 | モアレ | 18,339回 |
61位 | カタログ | 17,980回 |
62位 | タイアップ | 17,766回 |
63位 | 提供広告 | 17,615回 |
64位 | 虚偽・誇大広告 | 17,566回 |
65位 | 絵コンテ | 17,560回 |
66位 | 表1(2,3,4) | 17,350回 |
67位 | ブースト広告 | 17,331回 |
68位 | スキーマ | 16,527回 |
69位 | ボリュームディスカウント | 15,999回 |
70位 | シノプシス | 15,805回 |
71位 | オピニオンリーダー | 15,714回 |
72位 | プロモーションコード | 15,671回 |
73位 | カバレッジ | 15,503回 |
74位 | ディスカバリーフィード | 15,249回 |
75位 | ティーザー広告 | 14,917回 |
76位 | 白抜き | 14,877回 |
77位 | IP | 14,815回 |
78位 | リーチ | 14,517回 |
79位 | フォーマット | 14,039回 |
80位 | ロゴタイプ | 13,963回 |
81位 | トラフィック | 13,555回 |
82位 | NB | 13,344回 |
83位 | 提供表示 | 13,169回 |
84位 | アクションアイテム | 13,134回 |
85位 | タブロイド版 | 12,977回 |
86位 | クリエイティブ・ブリーフ | 12,901回 |
87位 | ヘッドライン | 12,794回 |
88位 | クライアント | 12,734回 |
89位 | 買い切り | 12,458回 |
90位 | ムック | 12,367回 |
91位 | テロップ | 12,295回 |
92位 | オプティマイザー | 12,258回 |
93位 | ネーミング | 12,221回 |
94位 | コノテーション | 12,029回 |
95位 | 広告収入 | 11,983回 |
96位 | 非価格競争 | 11,944回 |
97位 | ヒアタス | 11,935回 |
98位 | ディストリビューション | 11,903回 |
99位 | 絵コンテ | 11,785回 |
100位 | 3Bの法則 | 11,780回 |
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まとめ
2025年上期の検索ランキングからは、実務的かつ具体的な広告用語への関心が浮き彫りになりました。単なる言葉の意味だけでなく、実際に「どう使うか」「どう伝わるか」に対する理解を深めたいユーザーが増えていると見られます。
検索結果はユーザーの興味・関心の集約です。今後もこうしたデータを活用しながら、広告施策の質や表現力の底上げにつなげていくことが重要です。