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アクキーで使用するアクリルの厚さの違いとは?事例別にご紹介



アクリルキーホルダーは、イベントのノベルティや土産物の定番グッズの1つです。
誰もが一度は目にしたり、使ったりしたことのあるアイテムではないでしょうか。
アクリルスタンドをはじめ、アクリルグッズの人気の高まりがみられる昨今ですが、当初はアクリルキーホルダーがその中心を担っていました。
最近では、市販のキーホルダーを購入するだけでなく、オリジナルのアクリルキーホルダーを手作りして楽しむ動きがあることでも注目を集めています。

この記事では、アクリルキーホルダーで使用するアクリルの厚さの種類、またそれぞれの厚さのメリット・デメリットについて解説していきます。

■アクキーの厚さの種類とは


アクリルキーホルダーの厚さにはさまざまな種類があります。
主流である3mmのものから、厚みが増すことで奥行きが演出できる5mmのもの、さらには立体感や高級感を出すことのできる8mmのものまで、厚さによって演出が変わることが特徴です。
こちらでは、それぞれの厚さの種類についてみていきます。


▶最も主流な厚さ3mm

アクリルキーホルダーで使用されるアクリル板の厚さは、3mmのものが最もポピュラーです。
定番サイズのアクリルキーホルダーとして土産店やノベルティグッズとして見かけるものは、特殊な場合を除き、ほとんどがこの厚さであることが多いでしょう。
3mmという厚さは、十分な強度を持ち、一般的なキーホルダーのサイズ感として最適です。

また、3mmのアクリル板は透明度の高さはもちろんのこと、比較的容易に加工することが可能です。
制作におけるコスト面の安さや使い勝手のよさが、3mm厚のアクリルキーホルダーを主流なものにしているといえるでしょう。


▶アクキーの厚さを増すことで奥行きを感じる5mm

3mm厚についで用いられるのが、5mm厚のアクリル板を使ったアクリルキーホルダーです。厚さ5mmのアクリル板で作るキーホルダーは、3mmのものよりも厚みがあるため、頑丈でしっかりとした作りになります。
また、アクリルキーホルダーの厚さが増えると、奥行きを演出することができます。これは、厚みが増すことでアクリル板の透明度の高い層が重なり、奥行き感が出るためです。同時に、重厚感を出すことも可能です。

ただし、厚みが増加した分、薄いアクリル樹脂よりも切削や加工が難しく、制作の際にはコストがかさむ場合があります。厚みがあるために、3mm厚のキーホルダーと比べて重量が増えるともいえるでしょう。


▶厚さをさらに増やして立体感が増した8mm

8mm厚のアクリル板で作るキーホルダーには、際立った立体感が出ます。厚みがあると、内部に挟まったデザインやイラストがより立体的に見える効果があります。そのため、デザインの奥行きや立体感が出て、豪華さや高級感を演出することも可能です。
また、アクリル素材はとても透明度の高い素材であるため、厚さがあっても透明度を失いません。厚みがある分、いっそう頑丈になることも挙げられます。

しかし、8mmの厚さは非常に厚く、加工に専門的な機器や技術が必要であるため、作成費用が高くなる場合があります。重量も大きくなるため、持ち運びや使用感に影響を与えることもあるでしょう。一般的に、アクリルキーホルダーの制作には、3mm程度の厚さが使用されることが多いです。8mmのアクリル板を用いての制作は、特別な目的や用途がある場合に選ばれるといえるでしょう。


■アクキーの厚さを増やすメリットとは


最も主流の3mmのアクリル板よりも厚い、5mmや8mmといったアクリルキーホルダーには、厚さゆえのメリットが生まれます。用途のバリエーションや、遠近感といった視覚的効果、アイキャッチ性が増えるのです。こちらでは、アクリルキーホルダーの厚さを増やすメリットについて解説します。


▶厚さがあることでアクスタとして飾ることができる

アクリルキーホルダーは、アクリルスタンドとして飾ることも可能です。アクリル樹脂は透明度が高く、耐久性や耐候性にも優れているため、展示用のスタンドとして人気があります。自宅などで、趣味のコレクションなどの鑑賞用に利用されることも多いアイテムです。

アクリルスタンドは、アクリル板を直立させるためにベース部分に厚みを持たせたデザインが一般的です。
しかし、厚みのあるアクリルキーホルダーは、ベース部分がなくてもしっかりと自立します。
また、アクリルキーホルダー自体が立体的な形状をしているため、アクリルスタンドとして飾るとより立体感や存在感を演出することができます。複数のアクリルキーホルダーを並べて飾ることで、ジオラマセットのように楽しむ方もいるようです。
アクリルキーホルダーの、キーホルダー以外の用途として人気の使用例の1つといえるでしょう。


▶裏面に背景を印刷して,遠近感の演出ができる

一般的に、アクリルキーホルダーは透明なアクリル板にデザインを印刷し、その上から透明なアクリル板を重ねることで、デザインを保護する構造になっています。
表面のデザインは、裏面の印刷に比べてアクリルの厚さの分だけ、手前に出ている状態です。
そのため、アクリルキーホルダーの裏面にデザインの下地となるイメージや色を印刷することで、表面の色味や質感をより鮮明に表現することができます。
そして、アクリルキーホルダーに厚みがあることで、デザインやイラストがより立体的に見える効果が生まれ、デザインの奥行きや立体感を演出することが可能になります。

また、アクリル板の裏表で違うデザインにすることで、1つのアクリルキーホルダーで異なるデザインを楽しめるのも、裏側に印刷するメリットといえるでしょう。裏側にも印刷を施すことで、アクリル板表面の摩耗や汚れの防止にも役立ちます。


▶身につけたときの存在感が増す

アクリルキーホルダーの厚さを増やすことによって、より存在感のあるキーホルダーを作ることができます。アクリル板は透明度が高く、素材自体に光沢感があります。厚みがある分さらに頑丈になるだけでなく、重量感が増し、高級感や存在感の演出につながります。
カラフルで目を引くデザインを選ぶことや、キーホルダー本体にチェーンやストラップを付けるといったことをしなくても、アクリル板の厚さを選ぶことで、キーホルダーの存在感を増やすことができるのです。

ただし、使用する場面やシチュエーションによっては、あまりに存在感があるものは邪魔になることもあるため、適度に調整することが重要です。


■アクキーの厚さを増やすデメリットは?


アクリルキーホルダーの厚さを増やすメリットがある一方、厚さを増やすデメリットも同時に存在します。デメリットとしては、制作コストや、キーホルダーの重さが増えることが挙げられるでしょう。
具体的に説明していきます。


▶費用がかさんでしまう

アクリルキーホルダーの制作費用は、製作方法やデザインの複雑さ、使用するアクリル板の種類や厚み、発注する場合の数量などによって異なります。一般的には、アクリルキーホルダーの厚さが増えれば増えるほど、費用はかさむといえるでしょう。

費用がかかる理由として、以下の2点が挙げられます。

・使用するアクリル板が厚くなるほど、材料費が高くなる
・切削や加工が困難になることで必要な機器や専門技術が増え、加工コストや人件費が高くなる

厚みがあるほど、レーザーカッターやプリンターの加工速度は遅くなります。そのため、材料費だけでなく、加工コスト、人件費も増加するといえるでしょう。また、厚みが増すと加工が困難になる場合があるため、デザインや形状にも制限が出てくることもあります。

一般的には、小ロット(数十個程度)での製作の場合、1個あたり100円程度から数百円程度が目安であるといわれますが、アクリルキーホルダーの厚みや加工方法、デザインの複雑さなどによって、費用は大きく変わってきます。使用するアクリル板は、用途に応じて適切な厚みを選ぶとよいでしょう。また、業者に制作を頼む際には、事前にしっかりと見積もりを確認することがおすすめです。


▶厚さがあることで重くなってしまう

アクリルキーホルダーの厚みを増やすことで、重厚感や高級感、存在感を出すことが可能になります。一方で、厚みが増すほどキーホルダーの重量も増すため、携帯性や使いやすさに影響が出てくることもあります。あまりに大きいキーホルダーの場合には、ポケットに入れると邪魔になることもあるでしょう。サイズや厚みは適度に調整する必要があります。

また、厚みがあるほど収納スペースが必要になるため、販売や保管に工夫が必要になります。キーホルダーのデザインや使用用途に応じて、適切なアクリル板の厚さを選ぶことが重要です。


■【違い】アクキーの厚さ別にどんな人におすすめ?

これまで紹介したアクリルキーホルダーの厚さの特徴を踏まえて、それぞれの厚さがどのような方に向いているかをまとめます。
コスト面を重視するのか、アクリルキーホルダーの存在感にこだわるのか、用途や目的によって選択はさまざまです。
アクリルキーホルダーを制作する際の参考にしてください。


▶【3mm】コストを抑えて作りたい

アクリルグッズに使われるアクリル板は、3mmの厚さのものが一番多く使われています。コストを抑えたい場合、分厚いアクリル板よりも薄いアクリル板を使ったキーホルダーの方が安価に製作が可能です。薄いアクリル板を使用することで、材料コストが抑えられ、製作工程も簡単になるため、制作コスト全体が削減できるためです。

ただし、アクリル板が薄い分、強度には限界があります。アクリル板に複数の穴を開けたデザインのものや、複雑で細かいデザインのものなどの制作が難しくなる場合もあります。用途やデザインに合わせて、適切な厚さを選択するのがよいでしょう。


▶【5mm】コストを抑えて存在感を出したい

制作コストは抑えつつ、存在感のあるアクリルキーホルダーを作りたい。そのような方には、厚さが5mmのアクリル板で作るキーホルダーがおすすめです。
アクリル板の厚みがあることで、視覚的な奥行きが増し、キーホルダーの存在感が際立つようになります。また、アクリル板自体に厚みがあるため、キーホルダーを立ててアクリルスタンドやフィギュアのように、部屋の装飾用途としての利用もできます。

薄いアクリル板のコストパフォーマンスの良さと、分厚くしっかりとしたアクリル板の存在感や豪華さという両方のメリットを備えたものが、厚さ5mmのアクリルキーホルダーであるといえるでしょう。


▶【8mm】とにかく存在感を出したい

アクリルキーホルダーの存在感を出すためには、厚さのあるアクリル板を使うことがよいしょう。
厚さが8mmの極厚アクリル板を使ったアクリルキーホルダーには重厚感があり、インパクトも抜群です。キーホルダーとしての存在感が高まるのはもちろんのこと、しっかりと自立するため、フィギュアのように使用することも可能になります。
斜めから見た際にも厚みを感じることができるので、3mmや5mmのアクリル板よりも目立つ、ワンランク上のアクリルキーホルダーを作ることができます。存在感のあるオリジナルのアクリルキーホルダーが欲しい方、バリエーションを増やしたい方におすすめなのが、8mm厚のアクリル板を使ったアクリルキーホルダーです。

ただし、厚いアクリル樹脂は加工が難しく、製造コストも高くなるため、手作りする場合は注意が必要です。また、複雑なデザインになるほど製造コストが上がります。予算に応じて適切な厚みやデザインを選ぶことが重要です。


■まとめ

アクリルキーホルダーの厚さの違いによる特徴や、メリット・デメリットを説明してきました。
アクリル板の厚さの種類によって、仕上がりや存在感、視覚的な効果などは大きく変わります。厚さによって制作コストも大幅に変化するので、予算に応じた厚さのアクリル板を選ぶとよいでしょう。

また、厚さ以外にも、最近ではアクリル板のグロス加工や、偏光が目を引くオーロラ加工、ホログラム仕様といった種類のアクリル板が登場しています。アクリル板の厚さ以外の要素でも、他と異なるデザインや仕様にすることが可能です。

オリジナルのアクリルキーホルダーの制作の際には、自分の用途や目的に合わせて、最適なアクリルキーホルダーの厚さを選んでみてください。


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