イベントや展示会のブース装飾にもタペストリーは頻繁に使用されます。
フックを取り付けてぶら下げるだけで良いという、設営の簡便さも大きな理由ですが、タペストリーの構造上、立体的で質感が出るというのも、採用される理由です。
イベントや展示会では、来場者の方に通りしなの短い時間で、そのブースの提示する情報の「信頼性」「必要性」を認識してもらう必要があります。
その上で立ち止まってもらい、その会社や団体の「真剣度」や情報の「信憑性」を図った上で商談につながります。
タペストリーは、使い捨て感がないため、繰り返し使用してる感が出て、継続してプロモーションをしているという認識が得られる為、
「信頼性」や「真剣度」につながりやすいツールとなります。
また、製作の段階においても、使い捨てのパネルやポスターとは違い、タペストリーの場合は比較的情報の精査を重ねてから印刷工程に入る傾向が強い為、
より情報やデザインの品質が高い状態で製作される傾向にあります。これらは「必要性」の訴求や、「信憑性」に最終的につながります。
イベントや展示会に出展する際には、普段から事務所にも掲出するとか、複数回のイベントでする想定などをして、
時間の許す限りしっかりした作り込みのタペストリーを製作することをお勧めします。
システムパネルと呼ばれるパネルで区切られたブースに出展する場合、システムパネルのサイズには基準があります。高さは1800mm、
2100mm、2400mmとバリエーションがありますが、幅は基本的に900mmです。(各展示会の出展要項、出展ガイドをご確認ください。)
幅900mmのパネルを繋ぎ合わせてブースを作りますが、パネルとパネルの繋ぎ目には支柱が来ることになります。
ですので、タペストリーをシステムパネルに合わせて作成する場合、この900mmという数字が指標になります。
900mmピッタリで作ってしまうと、支柱に当たってしまい不格好です。
600mmなど小さく作り過ぎると、デザイン的にはカッコいいかもしれませんが、訴求力に劣ります。
見せる、伝えるということを中心に考えるのであれば、A0(横841mm×縦1189mm)が目一杯の最適サイズとなります。
少し左右に余裕を持たせてデザイン性を出すのであれば、B1(横728mm×縦1030mm)が最適です。
また、タペストリーの下に机を置いたり、商品を展示したりする場合、縦長だと商品や机にかぶってしまう場合があります。
その場合はA1横(横841mm×縦594mm)や、B2横(横728mm×縦515mm)などの選択肢も有効になります。