同人のアクリルスタンドを作るには?自作と印刷所の良し悪しを解説
近年人気のあるグッズとしてアクリルスタンドが注目されています。
アクリルスタンドとは、アクリルなどの透明の樹脂の板にアイドルの写真やキャラクターのイラストが印刷され、自立できる台座がついているもの。小さくてコストがかからないため、安く買い求めてコレクションしたり、お出かけや旅行の際に一緒に連れて行ったりすることもできます。また、アクリルキーホルダーやアクリルバッジなど派生アイテムもあります。
ただ、中にはオリジナルのアクリルスタンドを作りたいという方もいるでしょう。
この記事ではオリジナルアクリルスタンドの制作方法を2つ紹介いたします。どちらの制作方法が自分のニーズにマッチするか考えながら、読み進めてみてください。
■アクリルスタンドを作るなら自作アプリと同人印刷所どちらがおすすめ?
オリジナルアクリルスタンドを作るとき、アプリを使って自作する場合と、印刷所(ネット印刷)に頼む場合と両方あります。どちらもメリット・デメリットがあるため、一概におすすめはできません。しかし、コストと品質に注目すればおのずと決まってくるかもしれません。
たとえばあなたが学生で、アクリルスタンド製作にあまり費用をかけられないとしましょう。少ないお小遣いやアルバイト代から、スマートフォンの通信料や外食費を払った残りのお金しかない場合、なかなかアクリルスタンドの製作にお金をかけられないでしょう。
一方で、あなたが独身の会社員だとします。毎月給料が入ってくるため、安定した収入があります。また、独身のため、稼いだお金は基本的に自分の好きなように使えます。この場合、多少お金がかかっても品質の高いアクリルスタンドがほしいと思うかもしれません。
とにかくコストをおさえて作りたいなら自作しましょう。ただ、自作といってもデザインを手書きで一から作る訳ではありません。デザインについてはスマートフォンに対応したデザインアプリがあるため、それを使えば簡単にデザインを作れます。製作作業については、自分でやるしかありません。
多少お金がかかっても高品質のアクリルスタンドを作りたいなら印刷所に頼みましょう。専用の設備を有しており熟練の作業員もいるため、費用に見合った品質のアクリルスタンドを作ってくれるでしょう。
■アプリでアクリルスタンドを自作するメリット・デメリット
ここでアクリルスタンドを自作する場合のメリットとデメリットを挙げました。
▶自作するメリット
コストが低い
アクリルスタンドを自作する最大のメリットはコストの低さでしょう。作業そのものを自分で行うため、制作費(設備費や労務費)がかかりません。また、材料は100円ショップで買えるものもあるため、学生のお小遣いやアルバイト代からも無理なく捻出できるでしょう。
スマートフォンから手軽にデザインできる
アクリルスタンドのデザインを作るためのアプリの中には、スマートフォンで簡単に操作できるものもあります。テンプレートを元にしてオリジナルデザインを作ったり、写真やイラストを挿入・加工したりできます。ただし、アイドルの写真やアニメ・漫画のキャラクターなど著作権のあるデザインを使用する場合は、自己責任の範疇での使用に留めてください。
納期に関係なく作業できる
印刷所にアクリルスタンドの製作を依頼すると、納品日から逆算してデザインの入稿日を指定されてしまいます。しかし、忙しい日々を送っていると予定通りデザインが完成しないこともあるでしょう。印刷所に製作を依頼すると、デザインの作成・入稿が慌ただしくなってしまうことがあるのです。
▶自作するデメリット
材料への印刷を自分で行う必要がある
アクリルスタンドを製作する場合は、デザインをアクリルに直接印刷する必要があります。当然ながら通常のプリンターでは対応できないため、アクリル印刷専用プリンターを用意する必要があるのです。アクリル印刷には紫外線を利用したUV印刷という技術が使用されます。そのためアクリル印刷用プリンターは、一般的な紙用のプリンターより高額になるケースがあります。
デザインを印刷した紙を自分で用意する必要がある
アクリル板への印刷が難しい場合、2枚の透明な板(硬質ケースなど)を用意して、デザインを印刷した紙をサンドウィッチするという方法もあります。印刷所に依頼する場合はデザインデータの準備のみすればよいですが、この方法ではデザインを紙に印刷する必要があります。自宅に紙用のプリンターがない場合、印刷代が別途かかります。
品質は自分次第
自作する場合、当然制作作業は自分でやります。そうすると、仕上がり品質は自分の腕次第になります。アクリルスタンドを製作するには多くの工程があり、それぞれに品質を求められます。デザイン印刷、アクリル板加工など一つひとつの工程を丁寧に行わないと、全体の品質が下がってしまいます。また、どれだけ丁寧に行ったとしても、そもそも素人の手作業という事実は変わりません。印刷所と比べると、どうしても品質が下がってしまいます。
■同人印刷所でアクリルスタンドを依頼するメリット・デメリット
▶製作依頼するメリット
デザイン入稿以外は印刷所がやってくれる
印刷所に依頼する最大のメリットは手間がかからないことでしょう。印刷所にアクリルスタンドを依頼する場合、デザインを入稿すればあとは完成を待つだけです。
ただし、デザインに不備があった場合、印刷所と多少のやりとりが発生したり、場合によってはデザインを再入稿することもあるかもしれません。経験である程度カバーできる部分もありますが、一度で校了となるデザイン入稿に努めましょう。
仕上がりのクオリティが高い
印刷所がアクリルスタンドを製作する場合、専用の印刷機を使用します。しかも、設備を操作するのは熟練の技術を持つ作業員です。当然、自作するより品質が高くなります。
アクリルの加工に慣れている
アクリルスタンド製作に必要なのは印刷技術だけではありません。アクリルを任意の形状にカットする、任意の位置に穴を空ける、場合によっては曲げたり溶接したりすることもあります。これらはいずれも熟練の技術がないとできません。設備の操作方法を覚えたからといって、誰でもできる作業でもありません。こういった技術の積み重ねが、高品質のアクリルスタンドの製作につながるのです。
▶製作依頼するデメリット
デザイン入稿に期限がある
印刷所にアクリルデザインの製作を依頼する場合、必ず納品日(納品予定日)が設定されます。そこから逆算してデザインの入稿日が指定されるのです。デザインが完成する前に発注した場合、デザイン入稿日に合わせて完璧なデザイン(アクリルスタンドになるデザイン)を仕上げないといけません。
仮に間に合わないことになった場合、納期を優先して不完全なデザインで製作するのか、納品を送らせてもデザインを仕上げるのか選択を迫られることになります。
前者を選べば自分が納得できていないものが完成し、後者を選べば印刷所に制作スケジュールの組み直しをしてもらうことになるため迷惑がかかります。
もちろん、デザインが完成してから入稿すればこのようなことはありませんが、納期に余裕がなく早めに発注したいという事情もあるでしょう。印刷所に依頼するということは、全体のスケジュールを把握して、納期を守る必要があるのです。
著作権違反となるアクリルスタンドを製作してもらえないことがある
アイドルの写真や漫画・アニメのキャラクターをアクリルスタンドにしたい場合もあるでしょう。有名なアイドルやキャラクターであれば既に商品化されているかもしれませんが、その中に自分の推しのアクリルスタンドがないなど、さまざまな事情があると思います。
しかし、これらの写真・イラストを無断で使用してアクリルスタンドを製作すると著作権法に抵触する恐れがあります。印刷所としてもそのようなリスクのある仕事を請けたくありません。そのため、著作権者以外の一般の方がこのような依頼をした場合、印刷所が製作してくれない場合もあります。
著作権があるデザインを利用してアクリルスタンドを製作する場合は、必ず著作権者に許可を取るようにしましょう。とはいえ、一般の方が著作権者に許可を取るのは難しい場合もあります。その場合は、用途が限定されておらず公開されている素材(著作権フリー)を利用するしかありません。
最低注文数が決まっている場合がある
印刷所がアクリルスタンドを製作する場合、熟練の技術を持った従業員が専用設備を操作して製作します。つまり同じアクリルスタンドを複数作るのも、一つだけ作るのもそれほどコストが変わりません。そのため、最低注文数を設けている印刷所もあります。
しかし、あくまでも個人で使用する場合、同じアクリルスタンドがいくつもあっても仕方ないでしょう。中には1個から注文を受け付けてくれる印刷所もあるため、根気よく探してみましょう。
■アクリルスタンドの印刷を同人印刷所で依頼するといくらになるのか?
それではアクリルスタンドの製作を印刷所に依頼すると、どの程度の費用がかかるのでしょうか?おおよそ1個のアクリルスタンドを作るには、サイズにもよりますが数百円〜数千円かかります。下記に弊社ビジプリでアクリルスタンドを製作する場合の料金表を示します。
■50mm×50mm以内
激安便:990円(税込1,089円)
通常便:1,770円(税込1,947円)
特急便:2,930円(税込3,223円)
■100mm×100mm以内
激安便:1,370円(税込1,507円)
通常便:2,350円(税込2,585円)
特急便:3,820円(税込4,202円)
■300mm×300mm以内
激安便:3,670円(税込4,037円)
通常便:6,510円(税込7,161円)
特急便:10,780円(税込11,858円)
より詳細な料金やアクリル情報を知りたい方はこちら
をご覧ください。
激安便、通常便は送料込みの金額ですが、特急便は別途送料がかかります。
ビジプリでは次のサービスに対応しています。
クレジットカード決済
24時間電話対応
365日年中無休
1個から注文可能
クレジットカード決済に対応しているのはうれしいところです。銀行振込や現金書留だと依頼する側(客側)にとって手間が大きいもの。それにクレジットカードだと明細が残るうえ、家計簿アプリと連携できるなどメリットは大きいでしょう。
24時間電話対応というのもうれしいサービス。緊急でアクリルスタンドが必要になる場合や、メールなどのテキストコミュニケーションに慣れていない方もいるでしょう。
365日年中無休もよいサービスです。一般的に納期は営業日換算で考えますが、間に休日があるばかりに、欲しいタイミングに納品が間に合わないこともあるでしょう。また、納品日の計算も紛らわしくなります(特に長期休暇を挟む場合)。しかし、365日年中無休なら、カレンダー通りに日数を気にすればよく、非常に納期を管理しやすくなります。
そして、最大のメリットは1個から注文を受け付けてくれること。前述の通り、印刷所の中にはコストを理由に最低注文数を設定しているケースもあります。しかし、ビジプリでは1個から注文可能なのです。
■アクリルスタンドを作る時の印刷業者の選び方
アクリルスタンドの製作を、印刷所に依頼するメリットが多くあると分かりました。そこで、印刷所の選び方を紹介いたします。
▶そもそもアクリル印刷ができるか
当然ですが、そもそもアクリル印刷が可能か確認しましょう。印刷所といえば、一般的なのは紙への印刷です。すべての印刷所がアクリル印刷に対応している訳ではないため、必ず事前に確認しましょう。
アクリル印刷にはUV硬化型のインクを用いた、UV印刷という技術を使用します。
▶過去の制作実績
過去の製作実績も確認しましょう。そもそもアクリルスタンドの製作実績があるのか?どのような形状の制作実績があるのか?どのようなサイズの制作実績があるのか?など、確認することはたくさんあります。
▶過去の口コミ
お客様の声や口コミがあるなら読みましょう。必ずしもアクリルスタンドの口コミでなくても構いません。他の製品の口コミであっても、印刷所の対応の様子はおおよそ理解できるかもしれません。
■まとめ
この記事ではアクリルスタンドの製作について、自作する方法と印刷所に依頼する方法を比較しました。自作の最大のメリットはコストが安いことです。自分で安い材料を買って、自作すれば低コストでアクリルスタンドを製作できます。
印刷所に依頼する最大のメリットは品質です。印刷所では専用の設備を使用し、熟練の技術を持った作業員が作るため、必然的に自作するより高品質になります。
ただし、印刷所を選ぶときは価格や過去の制作実績、それに口コミなどを確認してから決めましょう。
ビジプリでは納期別の料金設定があり最低注文数の設定がないなど、低コストでアクリルスタンドの製作に対応しています。また、穴あけ加工ができるため、アクリルスタンドだけでなくアクリルキーホルダーの製作も可能です。
どのようなものを製作したいか、まずはお気軽にビジプリまでお問い合わせ下さい。
■その他のアクスタ印刷に関する詳しい記事はこちら
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