人気のアクスタ(アクリルスタンド)制作技術
アクリルグッズの人気は年々上昇しており、あらゆるところで目にする機会が増えました。
今やキャラクター業界のみならず、アイドル・お笑い業界・スポーツ選手や企業の販促品にまでアクリル素材を使用したキーホルダーやスタンドがグッズとして浸透しており、人気を博しています。
その人気の背景には、アクリルの制作技術の発展や、プリンターや加工機などの技術の進化が大きく関わっています。
今回は「アクスタ」ことアクリルスタンドにフォーカスして3点解説します。
・アクスタの魅力
・制作技術
・今後の需要について
流行のアクスタ制作を検討されているご担当者様、ぜひご参考いただければ幸いです。
■アクスタが爆発的人気
「アクスタ」とは、アクリルスタンドの略称で、アクリル素材で作られたグッズのひとつです。
ここ数年で、「アクスタ」の人気がかなり上がりました。
ヲタ活をする人は1体は持っていると言い切っても過言でないほどにグッズとして浸透しています。
例えば、2022年9月にジャニーズのアクスタ専用サイト「Johnny’sアクスタFest」がオープンしました。
そのサイトには、販売日に一斉にファンが詰めかけ、推しのアクスタを手に入れようと争奪戦がおこなわれるので「アクスタ戦争」と表現されることも多いのです。
それほど、ヲタ活をしている人にとってアクスタは人気のグッズになっています。
一体なぜ「アクスタ」はここまで流行したのか、そして推し活に欠かせないグッズとなったのか、アクスタのトレンドを紐解いていきます。
▶広がりをみせるアクスタの世界
ヲタ活をする中でのグッズとして欠かせない存在になったアクスタは楽しみ方もさまざまにあります。
家で推しに囲まれたり、ブースを設けて楽しむのはもちろん、キャリーポーチやバインダーなどにアクスタを入れて一緒に出かける楽しみ方がトレンドです。
出かけ先は何気ないお出かけスポットやレジャー施設はもちろん、推しのロケ地や縁のある場所などさまざまです。
また、推しのために本人不在の誕生日会などで本人の代わりにアクスタを並べるなどして、同じ推し活をする友人と楽しい思い出を共有することができます。
推し活やヲタ活をされる方にとって、アクスタの魅力は一人でも複数人でも楽しめる必須のアイテムであることが分かります。
▶推し活には欠かせないグッズ
アクスタは推し活に勤しむ人にとって気軽に楽しめるグッズのひとつとなっています。
本物の推しに会える機会は限られており、なかなか難しいところもあります。
アクスタであれば、簡単に身近に感じられ、スペースに限りがあるとしても、省スペースで立てて飾れる点が魅力の1つでしょう。
また、コスパが非常に良いのも人気の一つです。ぬいぐるみやフィギュアと比べ安価であることから、出来るだけ多くの推しグッズに囲まれたい人にとって欠かせないグッズとなっています。
そして、飾るだけでなく、出かける際に持ち運びが簡単で、一緒に写真撮影をしたりと、思い出を共有出来ている感覚を味わえるのはアクスタならではの魅力です。
アクスタのトレンドは日々変化していくので、流行りの形状や撮影の仕方など、色々調べてみましょう。
■アクスタの形状が進化
アクスタは元はスマホスタンドとして使われることが多かったのですが、あるアイドルグループのグッズとして誕生して以降、流行が拡大しています。
そんな中、進化する魅力たっぷりのアクスタ3つをご紹介します。
・サイズ展開が豊富
・癒し効果がある
・世界観の表現
▶大きいサイズのアクスタ
色々なグッズが世の中にあふれる中で、人気の出たキャラクターや有名人のグッズはサイズが大きくなる傾向にあります。アクスタも例に漏れず大きくなる傾向があり、30cmを超えるアクスタも展開されています。
大きいアクスタはスマホスタンドの機能やメッセージボードの機能を持たせるなど、飾りとしてだけでなく、実用性も兼ね備えた商品バリエーションを展開することが可能となります。
大きいサイズになると商品だけでなく、POP等の什器としても使えて、オフィスやお店のイメージ作りにもひと役かってくれるのも魅力の一つです。
▶大きいアクスタの次は…
アクスタはサイズだけがバリエーションではありません。色んな技術の組み合わせで世界観の表現が出来るのはアクリルグッズの中でもアクスタならではの魅力ではないでしょうか。
例えば、スタンド部分を半円型にし、揺れるように成型したアクスタが流行しています。人は揺れるものをみるとリラックス時の脳波「α波」が増え、癒し効果があります。
可愛いキャラクターや、推しがゆらゆら揺れているのを見るだけで幸せな気持ちになれますね。
また、スタンド部分をパズルのような形状にし、他のアクスタと連結させる事ができるアクスタも人気です。
メンバーの多いアイドルグループやアニメはもちろん、同じキャラクターでもバリエーション豊かに展開する場合には、コレクター意欲をくすぐられる商品になります。
その他にも、組み立てて立体的に見せることが出来るアクスタや、レーザーカット技術を駆使し、繊細なデザインカットを施したアクスタなど、豊富なバリエーションで世界観を表現できるのがアクスタの大きな魅力のひとつです。
大きさだけではなく様々な形状のアクスタがトレンド商品として展開されています。
▶メッセージのあるアクスタ
メッセージ性のあるアクスタは、購入者自身への励みになるものや、プレゼントとしても心のこもったものになり、好感を持たれるでしょう。
シーズンやイベントごとにメッセージを変えられるので、バリエーションも多く展開できますし、季節限定などの特別感が購買意欲をそそる商品になります。
また、企業の受付や待合室にアクスタを設置する企業も増えました。企業の受付や待合室は、企業の顔といっても過言ではありません。
担当者が接客対応をするまでのちょっとしたお相手として、大いに役立ってくれることでしょう。
昨今では、コロナ禍でアルコール消毒をお客様へお願いすることも増えました。
受付のアルコール消毒横に「消毒お願いします」のようなメッセージのあるアクスタを設置することで、直接言葉で消毒を促すよりも、効率的かつ和やかにお客様へご協力いただくことが可能です。
企業のキャッチフレーズがあるのであれば、連想させるようなメッセージを添えたアクリルスタンドを制作することで企業イメージがより一層定着するでしょう。
このようにアクリルスタンドを制作する企業も年々増えており、販促アイテムやPRアイテムとして使えるのもアクスタの魅力です。
■アクスタの制作技術
アクスタの制作には画像データはもちろん、UVプリンターとレーザーカット機材が必要です。
一般的な制作手順について見ていきましょう。
1,データ作成
Illustratorなどの画像作成ソフトを用いて画像データを作成します。
アクスタはガラスよりも透明度が高いアクリル板を用いて作られます。
印刷にはカラー印刷用のデータ以外に透け感を抑えるための「白版(しろはん)」と呼ばれるイラストデータより0.1㎜小さい画像を作成する必要があります。
必ず「白版」データが必要かといわれるとそうではなく、透け感を活かした仕上がりを希望する場合にはカラー印刷のみで進める場合もあります。
2,アクリル板へ印刷
1で作成したデータをUVプリンターを用いてUVプリントします。
UVプリントとは、UV硬化型のインクで印刷する際、同時にUV(紫外線)を照射し、インクを硬化させる方法です。油性プリントとは異なり、インクが瞬時に硬化するため乾燥時間が不要であることや、インクの染み込まない素材にも印刷できることが特徴です。
3,アクリル板のカット
アクリル板のカットにはレーザーカット機材を用います。データ作成時に作ったパスデータに沿ってレーザーを照射することで、アクリル板を焼き切り完成させます。
ちなみに、アクキー(アクリルキーホルダー)の場合はここから接続パーツをつけて完成となります。
▶デザインいらず、写真を業者におくるだけでも簡単にできる
アクキーやアクスタを商品バリエーションに加えられないと躊躇してしまう原因には、デザインの作成があるのではないでしょうか。
通常、商品の注文には入稿データを完成させてから発注する必要があります。
illustratorなどのソフトに精通した方がいれば簡単ですが、そうでない場合も大いにあるでしょう。
しかし、写真データの提出だけで印刷用・カット用などの必要なデータの作成を業者が請け負うサービスもあります。
業者により値段はさまざまですが、相場は1,500円〜2,000円となっており、中には無料の業者もあるので、業者の選定のポイントのひとつとするのが良いでしょう。
▶アイデア次第で次々と新たなものが誕生
アクスタは立てて飾る・持ち運ぶなどの楽しみ方があるとお伝えしましたが、楽しみ方は更に進化しているようです。
購入時のまま飾ったり持ち運ぶのではなく、世界観をより楽しむために、アクスタをアクリルフレームに入れて、デコレーションして飾って楽しむ方法があります。
家に飾る用としては「キャラステージ」という背景も販売されています。
キャラステージ・アクリルフレームともにデザインが豊富で、季節や、イベントに合わせたり、出かける先のイメージに合わせて変えるなど、着せ替え人形のように自由に楽しめるところが魅力です。
アクリルフレームはフレームの形もバリエーションがさまざまにあります。
また、駄菓子屋さんなどでみられる一風変わったレンチキュラーカードのようなアクスタもあります。
レンチキュラーとは、シート状のレンチキュラーレンズを通すことで、見る角度によって絵柄の変化や、立体感を感じられるものです。
1つのアクスタから異なったデザインを楽しめたり、立体感を味わえることでより推しが近くに感じられる、魅力の詰まったアクスタになります。
■アクスタの今後
アクスタの今後の展開について、アクリルキーホルダーのムーブメントなどを考慮すると、まだ需要の拡大期であると言えるでしょう。
大きくなるアクスタは、まだこれからの需要拡大を体現しているかのようにさえ感じます。
しかし、なぜそこまで言えるのか、解説していきましょう。
▶需要は今後も衰えない
アクリルグッズの需要が衰えることはないでしょう。
なぜなら、アクリルキーホルダーのGoogle検索の推移が、ハイプサイクル曲線と同様の動きをしているためです。
今、アクキーは安定期を迎え、現在の需要が保たれ続けるといえるでしょう。
そして、アクスタは、アクキーの人気爆発を受けて作られた商品です。
アクスタのGoogle検索の推移は、今現在も人気が伸び続けています。今後一旦落ち着きを見せ、安定期へと入っていくと推測します。
▶さらなる活用方法とは
アクリルグッズは他にもさまざまな商品があります。
より高級感を持たせた商品としては「アクリルブロック」がおすすめです。
アクスタとは違い、スタンドがなくても自立し、厚みを持たせることで高級感を演出できます。記念品やノベルティとしても採用でき、真新しい商品の為、今後人気が出てくる可能性があるグッズです。
また、2020年以降人気となってきているのは「アンブレラマーカー」です。
傘は全ての人が使うアイテムとして汎用性が最も高く、ビニール傘の普及率の高さから見ても需要がかなり高いと言えます。
SDGsの観点から「ものを大事にする」風潮が根付いている今、ビニール傘を簡単になくしたくない人も増え、今後さらに需要は拡大するでしょう。
■まとめ
トレンドのアクリルグッズはデザインも自由でさまざまな楽しみ方ができる商品で溢れています。
アクスタ含め、アクリルグッズはさらなる需要の拡大が期待できるでしょう。
これからアクリルグッズを制作しようと検討される方へ是非、アクリルスタンドを含め、さまざまなアクリルグッズをおすすめします。
この記事がさらなる販促拡大のお手伝いとなれば幸いです。
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▶アクリルスタンドとは?使い方・魅力を徹底解剖
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