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アクスタの歴史と現在~最新アクリルスタンド事情

アクリルスタンドの歴史

最近あらゆる場所で、アクリルスタンドを目にする機会が増えました。アクリル製の透明な板にキャラクターや有名人などの写真がプリントされた製品で、さまざまな場面で活用されています。
パッと目立ち、見栄えもするので、装飾用としてだけではなく販促ツールとして利用したいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

アクリルスタンドがどのように人気がでて、普及してきたのか、またアクリル加工技術の進化など、アクリルスタンドの現在にいたるまでの歴史を知ることで効果的なアクリルスタンドの販促につなげることができるでしょう。
こちらでは、以下のような内容について紹介します。

・アクリル登場以前のスタンドグッズ
・アクリルスタンドの登場
・アクリル加工技術の進化
・現在のアクリルスタンド

ぜひ、こちらの記事を参考にしてください。

■アクリル登場以前のスタンドグッズ


昨今、アクリル加工技術の進化により、アクリル製のスタンドグッズが人気を博しています。
しかし、スタンドグッズはアクリルスタンド登場以前からも人気があり、多くのコレクターに親しまれてきた歴史があります。
アクリルスタンドグッズが販売される以前は、どのようなスタンドグッズがあったのかを紹介します。

アクリルスタンド登場前は、以下の2つが人気を誇っていました。

・造形されたフィギュア
・造形されたソフビ

それぞれ詳しく解説します。


▶造形されたフィギュア


造形されたフィギュアとは、「漫画やアニメなどのキャラクター」や「有名人」などをもとに、立体的に造形されたフィギュアのことです。実在するキャラクターや有名人の表情、服装、アクセサリーなどの細部までリアルに造形されています。高精細で再現性の高いことが特徴です。
そのため、造形されたフィギュアには漫画やアニメファン以外にも、多くのコレクターが存在します。漫画やアニメに関連するグッズの中でも、フィギュアはたいへん人気があるグッズの1つです。

造形されたフィギュアの主な特徴は、以下のとおりです。

・精密な造形:細部までのリアルな再現性が高い
・多彩なデザイン:表情、服装などさまざまなデザインがある
・コレクションアイテム:細部までリアルに再現されているため、装飾用としてだけではなく、コレクションアイテムとして人気が高い
・高価格帯:高級な素材を使用したものや限定品などは、高価格になることもある


▶造形されたソフビ


造形されたソフビとは、素材にソフト塩化ビニールを使って作られた「中身が空洞になっている」フィギュアのことです。
造形されたフィギュアに比べると、細部までの再現はされていない部分もあり、コストも低く手軽にコレクションできます。
そのため、対象のキャラクターや有名人のファン以外でも、造形されたソフビのコレクターは多く存在します。

ソフビはとても柔らかく耐久性があるため、児童向けのおもちゃとしてソフビの人形が古くから存在していました。キャラクターのソフビが広く作られるようになったのは、マルサン商店がゴジラなどを商品化して、ヒットしてからです。
そこからヒーローや怪獣のソフビが多く作られるようになったという歴史があり、現在でも玩具店などにはソフビで作られたフィギュアが販売されています。
造形されたフィギュアの主な特徴は、以下のとおりです。

・手頃な価格:他のフィギュアに比べて、お手頃価格で手に入りやすい
・複雑な形状の再現:素材は、柔らかく弾力性があるため、複雑な形状の再現が可能
・コレクションアイテム:柔らかく愛らしい見た目が多いため、コレクションアイテムとしても人気が高い
・耐久性が高い:柔らかい素材で制作されているため、耐久性が高い


■アクリルスタンドの登場


最近では「推し活」には欠かせないグッズとして、インスタの「映え写真の撮影用」として、店内での販促ツールとしてなど、あらゆる場面でアクリルスタンドを見かけます。昔から現在にかけてどのように登場し、ここまで普及してきたのかを紹介します。
アクリルスタンドの登場には、以下の2つが大きく関係しています。

・アクリルキーホルダーが進化
・2014年アイドルグループの販売がきっかけで爆発的人気

それぞれ詳しく解説します。


▶アクリルキーホルダーの歴史


アクリルキーホルダーは、透明なアクリル製のキーホルダーとして登場しました。当初は、アクリルにキャラクターや有名人などの写真がプリントされただけのシンプルなキーホルダーが主流でした。しかし、後にLEDライトを内蔵したものや、動くパーツを搭載したものなど日々進化を続けています。
さまざまなデザインが発売され、単なるキーホルダーとしてだけでなく、最新のアクリルキーホルダーはデコレーショングッズとして、台座に立てるスタンドグッズとしてなどと、用途の幅も広がってきました。
現在では、さまざまなデザインや技術を使用し、より高品質なアクリルキーホルダーが製造されています。漫画やアニメのグッズとしての愛用者だけではなく、バッグやキャップに付けるなどファッショングッズとしての愛用者も増加傾向です。
現在のアクリルキーホルダーはシンプルなキーホルダーとしてだけではなく、ファッショングッズになったり、台座をつけるとアクリルスタンドになったりとあらゆる用途で使用されています。


▶2014年にアイドルグループの販売がきっかけで爆発的人気に


アクリルスタンドは、2014年にアイドルグループのグッズとして販売されたことが爆発的な人気のきっかけとなりました。このころ、アイドルグループには、熱狂的なファンが多く、グッズの販売も大盛況でした。そのためアクリルスタンドは、アイドルの関連グッズとして販売し、アイドルグループのファンに注目され、その後の爆発的人気に繋がります。

アクリルスタンドは、透明なアクリル板を使用して作られ、キャラクターやロゴなどを再現しているため、グッズとしての見栄えも良いという魅力があります。また、他のグッズと比べてコストが低いという利点があり、コレクションしやすいという点からアイドルグループのファンに人気がでました。

他にもアクリルスタンドの魅力の1つは、コンパクトで軽いこと。そのため、今では持ち運びができる「推し活」のグッズとしても欠かせない存在になっています。そのコンパクトさから、自宅で観賞用として装飾するだけではなく、外出先のカフェや旅行先など、外出するときに持ち運ぶ人も増えてきています。

その外出先や旅行先で撮った写真をインスタなどのSNSに投稿している人も増えており、ハッシュタグでは「#アクスタのある生活」や「#アクスタグラム」などの造語が賑わっているほどです。ちなみに「アクスタ」とは、アクリルスタンドの略です。

今後は推し活の人気とともに、アクリル製のスタンドグッズもさらに進化を続けるでしょう。


■アクリル加工技術の進化


アクリル加工技術は、近年急速に進化しています。アクリルは、透明で強度があり、加工がしやすいという特長がありますが、これまでは、加工による穴の開いた部分の見た目の悪さや加工後の表面の凹凸などの問題がありました。
しかし、近年の最新技術により、CNC加工技術やレーザー加工技術などの技術の進化で、より精密な加工が可能となりました。また、折り曲げ加工やフレーム加工などの最新加工技術も開発され、アクリル製品の幅が広がっています。
さらに、UVカットフィルムや紫外線カットフィルムなどの新しいフィルム技術も開発され、アクリル製品の耐久性や防汚性が向上しています。これらの進化により、アクリル製品は、高品質かつ高精度な製品として、さまざまな用途に利用されるようになりました。

アクリル加工技術の進化により、以下のような場面でも活用されています。

・研究機関の実験装置
・ガラスのような輝き

それぞれ詳しく解説します。


▶研究機関の実験装置でも採用される精密さ

アクリル加工技術は、研究機関でも高い精密さが求められる実験装置にも採用されています。アクリルは透明性があり、切断、穴あけ、曲げなど加工の自由度が高い素材です。これらの特長から、研究者たちはアクリルを実験装置に使用することが多いです。

また、最新のアクリル加工技術により、精密な加工が可能となりました。これにより、研究者たちはより精密な光学装置を作ることができます。例えば、光学的な観察用のカメラや映像記録装置、光学的な測定装置などを作ることを可能にしました。

さらに、アクリル製の装置は防振性があり、耐久性も高いため、実験用に長期間使用することもできます。これらの特長から、研究者たちはアクリル製の装置を使用することで、より精密な実験を行うことができます。
アクリル加工技術は、研究機関でも高い精密さが求められる実験装置にも採用されており、研究者たちがより精密な実験を行うことができるようになっています。

このようにアクリルを様々な用途で使えるようになるには加工技術が発展してきた歴史があり、現在では安価に購入できるアクリルスタンドや、キーホルダーとして販売されています。


▶ガラスと間違えるほどの輝き

アクリルは、透明性と輝きがあるため、ガラスに似た見た目を持つ性質があります。
光線透過率でいうとガラスが92%であるのに対し、アクリルは93%とガラスよりも高い透明度です。

またアクリルは、ガラスと違い柔軟性や強度があるため、折り曲げや穴あけなどの加工の自由度が高い素材です。そのため、ガラスとは異なる新しいデザインを可能にしてきました。
最近でいえば、コロナの影響でレストランやお店での仕切りやフェイスシールドなどにアクリル素材が使われています。
また、最新の製作技術により、水族館の水槽窓をアクリルガラスで製作するのが主流になっています。
このように、アクリルはガラスと見間違えるほどの透明性ですが、柔軟性、強度など、ガラスとは異なる特長があります。これらの特長により、透明度と強度が必要な場面ではとくにアクリル製品が使用されるようになりました。


■現在のアクリルスタンド


現在のアクリルスタンドは、さまざまな形状やデザインがあり、あらゆる用途に利用されています。近年では、アクリルスタンドの製造技術も進化しており、最新のUVプリンターやレーザー加工機などで高品質な印刷や彫刻が可能になっています。これらの技術により、より美しいデザインや高精度な造形が可能となりました。

それでは現在のアクリルスタンドは、昔と比較してどのようなことが可能になったのか、確認しましょう。

・大きいサイズ
・複雑な形状

それぞれ詳しく解説します。


▶大きいサイズも作られるように


アクリルスタンドの大きさは過去から現在まで進化しています。登場当初は小さなサイズのものが主流でしたが、現在ではアクリルの製造技術の進化により、大きなサイズのアクリルスタンドを製造することが可能になりました。

そのため、キャラクターが話しかけているような吹き出しをデザインに織り込むなど、単なる装飾用ではなく、販促ツールとしても利用できます。

このように大きさの進化は、あらゆる消費者のニーズにも対応でき、活用の場も広がります。アクリルスタンドは、今後も大きさだけではなくデザイン性や用途など、さまざまな点において進化し続けるでしょう。


▶複雑な形状がつくられるように

アクリルスタンドのデザインは、当初はシンプルな形状のものが主流でしたが、現在では複雑な形状のアクリルスタンドも多く生産されています。

例えば、最新の3Dプリンターにより、複雑な形状のアクリルスタンドを製造することができるようになりました。これにより、人物やキャラクターのシルエットなどの複雑な形状を再現することができます。また、LED照明などを組み合わせることで、夜間にも見栄えがするアクリルスタンドも製造されています。

アクリルが登場して、現在に至る歴史の中でアクリルの製造技術の進化だけではなく、さまざまな技術の進化によりアクリルスタンドは、より複雑な形状も作られるようになりました。
ユーザーもより良い製品を求めるため、アクリルスタンドは今後もさらに進化していくでしょう。


■まとめ

アクリルスタンドの昔から現在にいたるまでの歴史と進化を紹介してまいりました。
主な内容は、以下のとおりです。

・アクリル登場以前のスタンドグッズ
・アクリルスタンドの登場
・アクリル加工技術の進化
・現在のアクリルスタンド

アクリルスタンドが登場する以前のスタンドグッズは、造形されたフィギュアやソフビが主流でした。しかし、近年ではアクリル加工技術の進化によって、ユーザーが好む大きいサイズのものや複雑な形状も制作されるようになったため、アクリルスタンドが人気急上昇中です。

またデザインにメッセージを盛り込めば、アクリルスタンドを見た人に伝えたいメッセージをダイレクトに伝えられます。そのため、単なる装飾品としてではなく、販促ツールとして利用できるのもアクリルスタンドの魅力の1つです。

アクリル加工の技術に加え、アクリルスタンドを制作するうえでのさまざまな技術の進化により、今後もアクリルスタンドの用途はさまざまな場面に広がっていくでしょう。

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