ビジプリの等身大パネル入稿データ作成ガイド

本ガイドは、等身大パネルのデータ入稿に必要な形式・設定・作成手順を
初心者の方にもわかりやすく整理してご紹介しております。
本ガイドの対象となる商品は
通常の等身大/パネル/顔抜き(顔出し)パネル/
アクリル等身大パネルの4種類です。
各種等身大パネルのデータ作成方法はもちろん、ビジプリ共通の入稿方法をまとめた早見表や、データ作成からお受け取りまでの大まかな流れなどをご紹介いたします。
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はじめに(対象4商品と本ガイドの範囲)
対象4商品の概要
※カードをクリックして各商品のデータ作成ガイドにジャンプできます。
屋内/半屋外/屋外の3タイプ

通常の等身大パネルのオプションとしてデザインの顔部分をくり抜いたタイプ

スマホで利用できるNFCタッグ搭載タイプ

アクリル製の透明なパネルを使用したタイプ

写真データでの入稿(カットライン無料作成)
等身大パネルのご入稿データ作成についてのご説明をさせて頂く前に、弊社の等身大パネルカットライン無料作成サービスについてご紹介させていていただきます。
弊社の等身大パネルはカットラインや余白を含んだ印刷データを写真やイラストのみでのご入稿も可能です。カットラインや余白のレイヤーを付けた印刷用データの作成が難しい場合は、弊社にて無料で作成いたします。
カットラインや余白のレイヤー付きデータ作成が苦手な方や、デザイン作業の時間を節約したい方は、是非この便利な無料サービスをご活用ください。
対象のカットライン
本サービスは被写体の基本的な外形カットラインのみが対象となります。
対象の商品
カットライン無料作成の対象商品は【通常の等身大パネル】、【顔抜きパネル】、【ビジタッチ等身大パネル】の3商品が対象となり、【アクリル等身大パネル】は対象外となります。
また、吹き出しや背景デザインを指定したカットラインの作成は出来かねますので予めご了承下さいますようお願いいたします。
※顔抜きパネルの場合は顔部分の加工に別途3,000円の追加費用が掛かります。
カットライン無料作成の対象まとめ
※データ内でカットラインのご用意が必要です。
※フルデザインのオプション費用が別途発生いたします。
推奨条件
鮮明な仕上がりのため、下記の条件を満たすデータをご準備ください。
- 画像サイズ:できるだけ高画質のもの(画質が荒い場合仕上がりに影響いたします。)
- 形式:JPEG(最高画質)またはPNG/TIFF
- 背景:単色や無地背景が望ましい(切り抜き精度が向上)
- 撮影:正面からの撮影でパースや傾きのない状態
複雑な形状や背景処理が困難な場合は、無料作成の対象外となる可能性がありますので予めご確認ください。。
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ビジプリの等身大パネル入稿データの基本ルール

ビジプリでは、等身大パネルを安心してご注文いただけるよう、入稿データ作成の基本ルールご案内しております。
対応可能なデータ形式や推奨カラーモード、適切な解像度設定、文字データの扱い方、カットライン作成時の注意点、さらにレイヤー分けの重要性など、いずれも仕上がり品質に直結する大切なポイントです。
また、このセクションではビジプリの印刷データご入稿方法につきましてもご案内しております。
下記の表にて、【ご入稿データ】と【ご入稿方法】を分かりやすく整理しておりますので、データ作成、ご入稿の際にはぜひご参照ください。
ビジプリのご入稿データ作成について
項目 | 推奨・必須 | 補足 |
---|---|---|
対応形式 | Illustrator/PDF(推奨) | ビジプリでは以下のデータ形式がご利用いただけます。
|
カラーモード | CMYK(推奨)![]() RGB入稿は印刷で色差が出ます。 |
|
解像度 | 300dpi~350dpi(推奨)![]() |
大きいパネルの場合は解像度が低いと影響が出やすいため注意しましょう。 |
文字 | アウトライン化 |
自身でデータを作成する場合はフォント埋め込みに注意。![]() |
カットライン | 滑らかなパスで作成(推奨) |
過度なアンカーポイントはギザ付きの原因。![]() |
入稿データ | ・JPEGやPDFで入稿OK ・AIの場合はレイヤーで分けて制作 ![]() |
・JPEGやPDFで作成の場合はデザインデータに直接カットラインを付けてOK ・AIでのご入稿は必ずデザインとカットラインのレイヤーで作成 |
複数のデザイン | 複数点デザインがある場合はフォルダを分けて入稿 |
複数のデザインを使用する場合は【それぞれのデザイン毎のデータをフォルダに分けて入稿】しましょう。 それぞれの商品とデザインの組み合わせで入稿データを管理。 |
ビジプリの印刷データご入稿方法について

ご入稿は、ご注文完了後に届く「ご注文メール」から行えます。
会員の方はメール内のデータ入稿リンクへ進むだけ、非会員の方はメール記載の手順に沿って、5MBまで=メール添付/5MB超=ファイル転送サービスのURL送付でご入稿いただけます。
必要な記載事項やファイルのまとめ方は下表に整理しました。該当する欄に沿ってご入稿ください。
項目 | ビジプリ会員 | 会員ではない場合 |
---|---|---|
入稿方法の案内 | ご注文メールにデータ入稿リンクが記載。 リンクから入稿。 |
ご注文メールに入稿方法の説明を記載。 容量に応じて下記の方法で入稿。 |
データ容量が 5MBまで |
メールのリンク経由で入稿。 | メール添付で入稿可。 |
データ容量が 5MB超 |
メールのリンク経由で入稿。 | ファイル転送サービス(ファイアストレージ/ギガファイル便等)を利用。 アップロード後に発行されるダウンロードURLをメール本文に貼付して送付。 |
メール記載事項 | — | 件名または本文に【ご注文番号】と【ご注文者様のお名前】を必ず記載。 |
ファイル名・まとめ方 |
|
|
不備時の対応 |
粗さ/余白/破損など確認事項がある場合はメールでご連絡します。 ご返信確認後に印刷となります。データに関するご相談は入稿前にご連絡ください。 |
- メールでのご入稿の際は必ず「ご注文番号」と「ご注文者様のお名前」をご記載ください。
- ファイル転送サービスを使用したダウンロードデータのリンク切れはもっとも多い入稿不備です。ご入稿前には必ず再確認を頂けますと幸いです。
- ご入稿データ不備や確認事項がある場合はメールにてご連絡させていただいております。ご返信確認が完了するまで制作が進行できないため納期に遅れが生じる可能性がございます。不備、確認のメールは必ずご返信いただきますようお願いいたします。
- 不備・ご確認のご連絡はメールにてお送りしております。メールアドレスの入力間違い、迷惑メールフォルダへの振り分け等で受信できない場合、納期に遅れが生じる可能性がございますので必ずご確認いただきますようお願いいたします。
ビジプリの商品全般のご入稿につきましては入稿データ・入稿方法にて詳しくご覧いただけます。
入稿から納品までの流れ(納期・送料・店頭引取)
データを作成する前に、入稿から納品までの大まかな流れをチェックしておきましょう。
データ作成から商品の受け取りまでの流れをイメージできていれば納期の調整や、急なデータの修正などが発生しても慌てることなく柔軟に対応できます。
下記のチェックリストで大まかな流れを分かりやすくまとめておりますのでご参照ください。
入稿〜納品までのチェックポイント
注文時の返信メールより入稿。 詳細は 「入稿方法について」 を参照してください。
修正や確認の往復がある場合は時間がかかります。校了確定後に制作へ進行します。
各商品・プランのリードタイムに準拠。 目安は 「納期プランについて」 を参照してください。
配送または店頭引取でお受け取りください。
送料:通常パネルはプランにより異なります/アクリルは送料無料(沖縄・北海道・島嶼を除く場合あり)。
店頭引取:東京・大阪・仙台 9〜20時(時間外は要連絡・別料金)。
ビジプリの等身大パネル タイプ別入稿ガイド
ここではビジプリの等身大パネル4タイプそれぞれのご入稿データ作成方法や注意点をご紹介しています。それぞれの商品に異なる仕様や、データ作成時の注意点がございますので等身大パネル制作のご検討されている方はぜひご参照ください。
通常等身大パネル

- 屋内用(標準)/半屋外用(短期屋外対応)/屋外用(アルミ複合板)
- 合成紙+ラミネート(マット等)。品質重視で反りにくい仕様を採用。
JPEG・PDFでのご入稿
JPEGやPDFでのご入稿の場合はデザインデータに直接カットラインを付けてご入稿でOK
通常の等身大パネル印刷データのレイヤーとポイント
レイヤー | 内容 | 作成ルール |
---|---|---|
①デザイン | 印刷用の完成デザイン |
|
②外形カットライン | パネル外周の輪郭線 |
※Illustratorを使用して印刷データを作成する際はカットラインから塗り足し3mm~10mm程度設けて入稿データを作成して下さい。 |
③ガイド情報(任意) | 印刷データに記載する特記事項など |
|
- カットラインの形状:複雑すぎるカットラインや完成品の強度に問題が発生するカットラインはないかチェック
- デザインの重心:被写体のポーズや、吹き出しなどのデザインによっては完成時に自立が安定しない場合があるため注意
- 文字を使用したデザイン:デザインに【名入れ】や【文章】を入れる場合は文字のアウトライン化も忘れずに!
顔抜きパネル(顔出し)

通常等身大パネルにオプション「顔抜き加工」(3,000円/1か所)を追加した商品です。
当オプションには【切抜き作業】に加えて、【顔抜き部分のカットライン作成】も含まれております。
ご自身でデザインデータを作成される場合は【顔抜き部分】の指定など、注意点がございます。
顔抜き加工のオプション
顔抜き加工をご希望の場合は通常の等身大パネルからご注文頂き、ご注文時の連絡事項欄にて【顔抜き加工希望】とご希望の【箇所数】をご明記の上JPEG・PDFでのご入稿
JPEGやPDFでのご入稿の場合はデザインデータに直接カットラインを付けてご入稿でOK
顔抜きパネル印刷データのレイヤーとポイント
レイヤー | 内容 | 作成ルール |
---|---|---|
①デザイン | 印刷用の完成デザイン |
※通常等身大パネルと同様 |
②外形カットライン | パネル外周の輪郭線 |
※Illustratorを使用して印刷データを作成する際はカットラインから塗り足し3mm~10mm程度設けて入稿データを作成して下さい。 ※通常等身大パネルと同様 |
③顔抜き部分のガイド | 顔抜きの位置・大きさ・形状 |
※複雑な形状はお断りさせていただく場合がございますので事前にご確認をお願いいたします。 ※顔抜きパネル特有 |
- 顔抜きの強度:一つのパネルに対して複数箇所加工を希望する場合はそれぞれの箇所に十分な余白があるかどうかに注意。
- 顔抜きの加工数:デザインの制作を始める前に、顔抜き加工オプションが指定箇所の数ぶん注文時の備考に記載されているか確認しましょう。
- 顔穴の位置:顔抜きの位置が高いと小さな子供や小柄な方が利用できなくなる可能性があるため、ターゲットに合わせたデザインと位置を設計しましょう。
ビジタッチ等身大パネル(NFC対応)

ビジタッチ等身大パネルは、NFCタグをパネルに埋設し、スマホをかざすだけで サイト表示・クーポン提示・動画再生などのアクションを起動できる拡張モデルです。 ご注文は通常商品と同様ですが、ビジタッチ専用の指定項目があります。
デザインシールの有無
ビジタッチ等身大パネルにはNFCタグ設置部分上部から被せるシールが必要となります。 弊社でご用意しているNFCマークのシールを、タグ位置の表面に貼付して納品可能です。希望する場合は、連絡事項欄に【ビジタッチデザインシール希望】と明記をお願いいたします。
また、1体に複数箇所設置する場合はオプションにてNFCタグを追加の上ご注文をお願いいたします。
ビジタッチ等身大パネル特有の入稿データの注意点
ビジタッチ等身大パネルをご注文頂く場合は、通常の等身大パネルとは異なる入稿データに関する注意点がございます。
パネルのどの位置に設置するかが分かるよう、入稿データに位置マーカーや注記を入れるようにお願いいたします。
また、タグの位置の指定は【ビジタッチデザインシール希望】の場合も必要となりますのでご注意ください。
NFCタグは半径約3cmの円形サイズです。
シールのデザインをご自身で制作される場合は必ずNFCタグが隠れる形状とサイズで作成しましょう。
JPEG・PDFでのご入稿
JPEGやPDFでのご入稿の場合はデザインデータに直接カットラインを付けてご入稿でOK
ビジタッチ等身大パネル本体デザインとレイヤーデータ
レイヤー | 内容 | 作成ルール |
---|---|---|
①デザイン | 印刷用の完成デザイン |
※通常等身大パネルと同様 |
②外形カットライン | パネル外周の輪郭線 |
※Illustratorを使用して印刷データを作成する際はカットラインから塗り足し3mm~10mm程度設けて入稿データを作成して下さい。 ※通常等身大パネルと同様 |
③NFCタグ位置ガイド | 設置するタグの位置指定 |
※弊社のテンプレートデザインを希望の場合【ビジタッチデザインシール希望】と記載頂くとスムーズです。 ※ビジタッチ等身大パネル特有 |
NFCタグシールのデザインデータ【自身でデザインする場合】
レイヤー | 内容 | 作成ルール |
---|---|---|
④表面目印/デザインシール | 誘導用アイコンなどのデザインデータ![]() |
|
⑤ガイド情報 | 飛び先や補助情報 |
|
- 二つ折りパネルのタグ配置:タグは端・角・二つ折り部を避け、読み取りやすく目に留まる高さに配置しましょう。
- タグシールのデザイン:シールをデザインするときは本体パネルとのデザインとのバランスを必ず確認しましょう。
- 遷移先のURL:遷移URLは後からアプリで変更することも可能ですが、必ず【URLに間違いがないか】と【遷移先が正しく機能しているか】を確認しましょう。
位置指示が難しい場合は、仮配置のレイアウト画像を送付いただければ弊社で最適化をご提案します。
アクリル等身大パネル

アクリル等身大パネルは、透明感が美しいアクリル素材を使用した等身大パネルの最上位モデルです。片面印刷に白インクの下地を組み合わせることで、写真・ロゴの発色を安定させつつその場に浮き上がったような存在感が得られます。
入稿データ作成時は、白ベースの作成や、スタンド構造上のデザインに関する注意点など、通常のパネルとは異なる点が多いため注意が必要です。
アクリル等身大パネルのスタンドについて
ビジプリのアクリル等身大パネルは、安定感を重視して制作しています。
本体の高さ約1/2までスタンドを設置するため、下半分(最大幅から床まで)は垂直になります。
上半分は自由なカットラインで制作可能ですので、データ制作時にはこの仕様を考慮してください。
スタンドはセットに含まれますので、別途購入の必要はありません。
下記はカットライン例です。
JPEG・PDFでのご入稿
アクリル等身大パネルにつきましてはデザインデータとカットラインに加えて【白ベース】のデータが必要となりますので必ずレイヤーでのご入稿データ作成をお願いいたします。
アクリル等身大パネル入稿構成(3レイヤー)
レイヤー | 内容 | 作成ルール |
---|---|---|
①デザイン | 画像・イラスト(1レイヤーに集約)![]() |
|
②白ベース | 下地となる白インク領域![]() |
K100%で作成。デザインより0.1mm小さく(はみ出し防止)。![]() |
③カットライン | レーザーカット用の輪郭![]() |
デザイン輪郭から2mm以上外側にパス。アンカーポイントは少なめで滑らかに。![]() ![]() |
④ガイド情報(任意) | 印刷データに記載する特記事項など |
|
- レイヤー名:通常より白ベース分のレイヤーが多くなるため、明確なレイヤー名で管理し、誤編集を防止。
- 白ベース抜け:意図せず白ベースが抜けている箇所などがあった場合、白ベースのない箇所はデザインの印刷時に発色が悪く透けてしまうため必ず抜けが無いか入稿データをチェックしましょう。
- 白ベースの大きさ:白ベースが意図せずデザインデータより大きくなっていると実際のデザインに反映されてしまいます。アクリル等身大パネル特有のその場に浮き上がったようなデザインが最大限発揮されるよう、意図が無ければ白ベースのデータはデザインデータの輪郭内に収めましょう。
文字やオブジェクトを含んだデザインデータ作成の注意点

文字・図形・吹き出し・価格表示・QRコードなどを取り入れた等身大パネルは、店頭訴求や案内表示に強い効果を発揮しますが、被写体の写真のみをそのまま使用した等身大パネルよりデータの作成難易度が高くなります。
まずは読みやすさと仕上がりの安定性を意識し、要素の優先順位を整理したうえでデータを構成しましょう。
このセクションでは被写体の写真に加えて、文字やオブジェクトが含まれるデザインデータを制作する場合のレイアウト基本方針とレイヤー構成、注意点についてご紹介いたします。
具体的なサイズの目安・配置ルール・強度や安全面の配慮などの詳細も、セクション下部の表・チェックリストで解説しています。
文字やオブジェクトを含んだデザインを始める前のチェックポイント。
文字やオブジェクトを含んだデザインは自由度が高い分、全体のバランスや強度、本体の自立安定性が保てないケースがあります。 デザインの制作を始める前に以下の点に注意して制作を開始しましょう。- 構図:吹き出しや背景に余白を設けて文字を入れるようなデザインは吐出した箇所が多くなりやすいため、完成時の重心の安定性や強度にも注意しましょう。
- 視認性:遠くから見られることが前提になる場合、文字を太め・行間広めにとっておきましょう。
- カットライン:尖った形のオブジェクトは使用時の安全性に影響するため、カットラインを丸めておきましょう。
文字やオブジェクトを含んだ等身大パネル印刷データのレイヤーとポイント
レイヤー | 内容 | 作成ルール |
---|---|---|
①デザイン | 印刷用の完成デザイン |
※通常等身大パネルと同様 + |
②外形カットライン | パネル外周の輪郭線 |
※通常等身大パネルと同様 +
※Illustratorを使用して印刷データを作成する際はカットラインから塗り足し3mm~10mm程度設けて入稿データを作成して下さい。 |
③ガイド情報(任意) | 印刷データに記載する特記事項など |
※通常等身大パネルと同様 |
店頭販促向けデザイン(吹き出し・余白+文字)の場合
店頭の告知や価格訴求では、吹き出し形状や大きめの余白+文字を組み合わせたレイアウトが有効です。可読性と強度を両立するため、以下の指針に沿ってデータを作成しましょう。
デザインの基本指針
見出しは太めで読みやすいフォント、本文は十分な行間を確保しましょう。長文は避け、短い文章で伝わるキャッチコピーが適切です。
被写体の存在感を活かしたデザインが第一です。背景やオブジェクトとのコントラストやカラーバランスには十分注意しましょう。
尖り(テール)はなるべくなだらかなデザインが安全です。極端に細い突起は破損リスクがあるため避け、使用する場合は大きめに余白を取り、角は半径R6〜R12程度で丸めると安心です。
重要テキストやロゴは外形カットラインから最低20〜30mm内側に配置。折り加工予定部(上下二つ折り等)には文字を載せない。
店頭販促向けデザイン(吹き出し・余白+文字)の場合
屋内などの近距離から見られることを想定したデザインと、少し離れた場所から見られることが前提の等身大パネルでは効果的なデザインに大きな違いがあります。
まずはデザインを制作する前に、実際に製作する等身大パネルが見られる距離を想定しておきましょう。
下記の表は近距離から中長距離までそれぞれのレンジに適した大まかな目安をまとめています。
店舗販促用や文字を含んだデザインなどを制作する際にはご参照下さい。
想定閲覧距離 | 見出し(目安) | 本文(目安) | 補足 |
---|---|---|---|
1m前後 | 60〜80pt | 28〜36pt | 物販棚・入口横。比較的小さい文字も使用可。 |
2〜3m | 90〜120pt | 36〜48pt | 通路側からの視認を想定。行間広め。 |
5m以上 | 150pt〜 | 60pt〜 | 情報は極力絞り込み、語数を減らす。 |
- QRコードは20mm角以上を目安に(1〜2m読み取り想定)。周囲3mm以上の余白を確保。
- ブランドカラーは背景色や写真と競合しないよう明度差を確保。必要に応じて白フチを付ける。
- スタンド位置(背面自立スタンド)は脚やテールを避けて配置できるよう、後面の形状も想定。
大きな吹き出しで風を受けやすい形状は、屋内運用または屋外用素材、屋外用スチールスタンドの選択をご検討ください。
まとめ — はじめてでも安心の入稿ガイド
① 用途に合うタイプを選ぶ
② データ作成のコア設定(全タイプ共通)
③ よくある不備と対策
④ 迷ったら「写真データ入稿」
※本ページの仕様・運用は予告なく変更される場合があります。最新情報はお問い合わせください。