美術用語 検索数ランキング2025(4月~6月)
ビジプリの運営する『美術用語辞典』は2000語以上を収録する美術業界最大級の美術用語辞典です。
このランキングはこれらの用語における2025年4月から、同年6月までの期間内での『検索結果への表示回数』を元に算出されたトレンドワードランキングです。
美術業界や、その周辺の環境におけるトレンドワードを把握する事ができるジェネラルなワードランキングとなります。
~ 2025年6月30日
美術用語検索数ランキング2025(4月〜6月)から読み取れる特徴
この四半期では、造形・技法への関心が非常に高まっていることが明確に読み取れます。
「デフォルメ」「点描」「色相環」などの描画・構成技法が検索数の上位を占めると同時に、
「スフマート」「筆致」「グラデーション」など、表現方法に関する技術的用語も強い注目を集めました。
1. 描画・構成の基礎技法が検索上位に
「デフォルメ」「点描」「フォルム」「プロポーション」など、描写や構図に関する基礎用語が上位に集中しています。
これは、美術初心者や美術知識の比較的浅い一般的なユーザーを中心に、基礎知識を固めるための学習需要や用語定義の確認需要が高まっていることを示しています。
2. 実技・制作現場を意識した技法用語の伸び
「スフマート」「ハッチング」「筆致」「点描画」「草書」など、実技に直接影響する手法に関する用語が検索数を伸ばしています。
特に、デジタルイラストレーションや絵画制作と親和性の高い技法が選ばれている傾向があります。
3. 美術史・文化用語への安定した関心
「アマルナ美術」「北山文化」「法隆寺夢殿救世観音像」「ギリシャ彫刻」など、歴史的背景に基づいた美術用語の検索数も安定しています。
教育現場や専門学習における利用が継続していることがうかがえます。
4. 表現ジャンルへの関心拡大
「アブストラクトアート」「印象派」「シュルレアリスム」「ネガポジ反転技法」など、芸術的ジャンルに関する用語の表示数が上昇しています。
これらは創作活動を行う個人やコンテンツ制作者など、表現の幅を広げたい層からの注目が高いと考えられます。
5. 教材・資料としての活用ニーズの増加
「スケッチ」「線画」「水差し」「コントラスト」などは、授業・ワークショップにおける補足資料として活用されている可能性があります。
検索意図が“解説付きの視覚資料”を求める方向にシフトしている兆候も見られます。
美術用語検索ランキングの活用方法
この検索結果は、コンテンツ制作、教育、企画運営などさまざまなシーンにおいて活用できます。
美術教育・制作現場のニーズ把握や、SEOキーワード選定の参考資料としても有効です。
1. 教育現場での活用
検索数が多い用語を用いた授業コンテンツやワークシート、動画教材の補足資料の整備に活用できます。
特に中高・専門学校では、美術の基礎と歴史をバランスよく網羅する教材づくりに役立ちます。
2. コンテンツ企画・SEO強化
「デフォルメ」「点描」「アマルナ美術」などの上位ワードを軸に、ブログやコラム記事を展開することで検索流入が期待できます。
3. 作品制作・インスピレーション源として
上位語の技法やジャンルをもとにしたテーマ展覧会や創作ワークショップの企画も有効です。
検索動向から読み取れる興味・関心の傾向を活用し、参加者志向の体験型イベントの設計が可能となります。
美術用語検索数ランキング2025(4月~6月)
| 順位 | 用語 | 表示回数 |
|---|---|---|
| 1位 | デフォルメ | 21,698回 |
| 2位 | 点描 | 19,251回 |
| 3位 | 楔形文字 | 18,188回 |
| 4位 | 色相環 | 17,512回 |
| 5位 | オベリスク | 17,415回 |
| 6位 | イーゼル | 13,730回 |
| 7位 | フォルム | 13,622回 |
| 8位 | キュレーション | 13,457回 |
| 9位 | シンメトリー | 12,508回 |
| 10位 | ダイナミズム | 11,366回 |
| 11位 | レリーフ | 10,126回 |
| 12位 | 筆致 | 9,543回 |
| 13位 | インスタレーションアート | 8,990回 |
| 14位 | タペストリー | 8,789回 |
| 15位 | ハッチング | 8,469回 |
| 16位 | ギリシャ彫刻 | 8,110回 |
| 17位 | ケント紙 | 7,734回 |
| 18位 | インスタレーション | 7,227回 |
| 19位 | 調和 | 6,703回 |
| 20位 | 風刺画 | 6,479回 |
| 21位 | 素描 | 6,389回 |
| 22位 | プロポーション | 6,282回 |
| 23位 | トロンプルイユ | 6,148回 |
| 24位 | スフマート技法 | 6,082回 |
| 25位 | 点描画 | 6,070回 |
| 26位 | 塑像 | 5,690回 |
| 27位 | 肖像画 | 5,622回 |
| 28位 | エスキース | 5,421回 |
| 29位 | 文明開化と洋画 | 5,398回 |
| 30位 | ブリリアンス | 5,212回 |
| 31位 | アマルナ美術 | 5,097回 |
| 32位 | キッチュ | 4,964回 |
| 33位 | ネガポジ反転技法 | 4,886回 |
| 34位 | 印象派 | 4,635回 |
| 35位 | 中間色 | 4,487回 |
| 36位 | ヒエログリフ | 4,467回 |
| 37位 | グラデーション | 4,446回 |
| 38位 | 空気遠近法 | 4,225回 |
| 39位 | 飛鳥寺釈迦如来像 | 4,119回 |
| 40位 | 自画像 | 4,046回 |
| 41位 | 彫刻 | 4,044回 |
| 42位 | アシンメトリー | 3,889回 |
| 43位 | 原色 | 3,888回 |
| 44位 | ダッチアングル | 3,805回 |
| 45位 | アンジュレーション | 3,635回 |
| 46位 | 消失点 | 3,618回 |
| 47位 | コリント式 | 3,599回 |
| 48位 | ジッグラト | 3,590回 |
| 49位 | スケールバー | 3,560回 |
| 50位 | 行書 | 3,551回 |
| 51位 | グワッシュ | 3,536回 |
| 52位 | イオニア式 | 3,485回 |
| 53位 | 影絵 | 3,457回 |
| 54位 | スフマート | 3,383回 |
| 55位 | 細密画 | 3,344回 |
| 56位 | ドーリア式 | 3,302回 |
| 57位 | 線画 | 3,295回 |
| 58位 | パネル | 3,292回 |
| 59位 | アマルナ美術様式 | 3,212回 |
| 60位 | ピグメント | 3,184回 |
| 61位 | 俯瞰図 | 3,165回 |
| 62位 | 鳥瞰図 | 3,150回 |
| 63位 | スキニング | 3,084回 |
| 64位 | 北山文化 | 3,074回 |
| 65位 | カラーサークル | 3,037回 |
| 66位 | 水差し | 3,032回 |
| 67位 | アブストラクトアート | 2,991回 |
| 68位 | 浮き彫り | 2,917回 |
| 69位 | 彫琢 | 2,885回 |
| 70位 | グリッチアート | 2,817回 |
| 71位 | コラージュ | 2,811回 |
| 72位 | クロスハッチング | 2,809回 |
| 73位 | プロップデザイン | 2,761回 |
| 74位 | 遠近法 | 2,741回 |
| 75位 | シュルレアリスム | 2,687回 |
| 76位 | サチュレーション | 2,642回 |
| 77位 | 影絵 | 2,605回 |
| 78位 | ディバイダー | 2,599回 |
| 79位 | ドット絵 | 2,481回 |
| 80位 | スパッタリング | 2,480回 |
| 81位 | 東大寺盧舎那仏 | 2,468回 |
| 82位 | スケッチ | 2,429回 |
| 83位 | ストローク | 2,263回 |
| 84位 | カラースクリプト | 2,227回 |
| 85位 | 塑造 | 2,192回 |
| 86位 | スキージー | 2,155回 |
| 87位 | 明暗法 | 2,106回 |
| 88位 | フォービズム | 2,099回 |
| 89位 | メディウム | 2,065回 |
| 90位 | 絵画 | 2,056回 |
| 91位 | 法隆寺夢殿救世観音像 | 2,048回 |
| 92位 | 草書 | 2,028回 |
| 93位 | 漆黒 | 2,017回 |
| 94位 | キャンバス | 1,997回 |
| 95位 | イコノクラスム | 1,992回 |
| 96位 | フィキサチーフ | 1,953回 |
| 97位 | 彫金 | 1,911回 |
| 98位 | コントラスト | 1,907回 |
| 99位 | 刺繍 | 1,865回 |
| 100位 | 表現技法 | 1,860回 |
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まとめ
2025年3月〜6月の美術用語検索ランキングでは、描画技法や美術史、表現ジャンルといった美術の基礎と応用両面にわたる関心が強く表れました。
検索ボリュームからは、学びの場と実践の場を往復するような、美術教育と創作活動のハイブリッド的な需要がうかがえます。
今後もこうしたランキング分析を定期的に行い、美術業界における変化や関心のトレンドを把握していくことが重要です。
