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サッカーの横断幕はどのようなサイズで作ればよい?デザインや設置の注意点もあわせて解説


プロサッカーの試合や少年サッカーの試合では、応援に熱が入りますよね。応援のボルテージをさらに上げてくれるアイテムのひとつが横断幕です。
この記事ではサッカーの応援に使われる横断幕について解説しています。横断幕のサイズ、使用される生地、横断幕製作のポイントなどを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

■サッカーの応援におすすめの横断幕サイズ


サッカーの応援におすすめの横断幕にはどのようなサイズがあるのでしょうか?横断幕の概要と、横断幕を使用する意味とあわせてご紹介します。

横断幕の概要

横断幕とは、大きな布や紙に文字やイラストを描いたものです。スポーツの観戦や政治的なデモ行進などで、メッセージを伝えるために使われてきました。歴史的には、中世ヨーロッパの行列や宗教的な祝典で使用されていたとされています。現代では、様々なイベントで広く活用されています。

サッカーの応援で横断幕を使用する意味

サッカーの試合で、サポーターが作った大小様々な横断幕が会場に掲げられているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。これには大きな意味があります。
まず、同じチームを応援するサポーター同士の一体感を高める役割があります。横断幕を通じて絆が深まり、会場で一丸となってチームを後押しする力となるのです。
また、横断幕は遠くからでも目につくため、選手へのエールやメッセージを届けることができます。さらに、カラフルでインパクトのある横断幕が並ぶことで、会場に賑やかな雰囲気が生まれます。

プロサッカーで使用される横断幕のサイズ

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)では、横断幕のサイズ規定があります。おおむね次のようなサイズの横断幕が使用されています。
・H80cm✕W540cm (800mm×5400mm)
・H100cm✕W300cm (1000mm×3000mm)
・H120cm✕W540cm (1200mm×5400mm)

ただし、会場によって使用可能サイズが変わる場合があります。横断幕を作る前に、使用する会場のHPや応援するチームのHPで確認するようにしましょう。
ちなみに海外リーグでもおおむね同様のサイズ規定がありますが、ドイツブンデスリーガなどでは長さ17mを超える大型横断幕も珍しくありません。

少年サッカーで使用される横断幕のサイズ

少年サッカーの横断幕は安全性を考慮した上で、遠くから見えるサイズが設定されています。地域の大会では必ずしも厳格な規定がなく、様々な大きさの横断幕が使われています。小さなグラウンドでは小さめの横断幕でも十分に主張できるためです。

目安としては、次のようなサイズが使われます。
・H120cm✕W200cm (1200mm×2000mm)
・H100cm✕W200cm (1000mm×2000mm)
・H60cm✕W360cm (600mm×3600mm)

■どのような生地が選ばれるのか


サッカーで使用する横断幕には、どのような生地が選ばれるのでしょうか?


サッカー観戦で使用される横断幕の生地

熱狂的なサポーターの応援に欠かせない横断幕。サッカー観戦における風物詩の一つとなっている横断幕には、さまざまな生地が使われています。屋外で使用される横断幕の主な素材としては、ターポリンとトロマットが代表的です。

ターポリンの特徴

ターポリンは、ポリエステル糸で織られた強力な生地です。横断幕に用いられるターポリンは、耐久性と強度に優れています。屋外で長期間使用しても、破れや裂けの心配が少ないのが大きな利点です。
また、雨に強い撥水加工がされているため、雨の当たる外で使用しても安心です。さらに、プリント性にも優れており、大判の横断幕にチームの色やロゴをカラフルにデザインできます。
一方で、ターポリンは比較的重量があり、持ち運びが大変という課題があります。

トロマットの特徴

トロマットはポリエステルを主な原料とした軽量の織物生地です。ターポリンに比べると強度は劣りますが、軽くて取り扱いが簡単です。サポーターがグラウンドに持ち込んだり掲げたりするのに適した生地といえるでしょう。
特徴の一つは、鮮やかな発色と美しい仕上がりです。プリントされた文字やイラストの色が滲んだり、にじんだりせず、キレイに映えます。また、撥水加工がされていないものの、軽い雨なら問題なく使えます。
ただし、強い雨が降れば生地が濡れて横断幕が重くなり、取り扱いが困難になるデメリットがあります。

その他の横断幕の生地

サッカー観戦では屋外での使用が主となるため、上記の生地が選ばれることが多いですが、屋内の会場でも横断幕は活用されています。その場合は、不織布やビニールシートなどの生地が用いられます。サポーターがコストをおさえつつ気軽に作れるのが利点で、催し物の間だけの一時的な使用に適しています。

■作成する際のポイント


ここではサッカーの応援に使用する横断幕を作成するポイントを紹介します。


サイズ

横断幕を作る際、最初に決める必要があるのがサイズです。使用する場所や用途によって、適切なサイズは変わってきます。例えばスタジアムの大型ピッチでは、遠くからでも見えるよう大判の横断幕が求められます。一方で、気軽に持ち運べる小さめのものであれば、小規模な会場でも有効でしょう。

サイズを決める際は、注意すべき点があります。極端に大きすぎると、会場の通路を塞いだり、視界を遮ったりするリスクがあります。逆に小さすぎると、遠くから見えず存在感に欠けてしまいます。会場に合わせた適切なサイズ選びが重要です。

前述の横断幕のサイズを参考にして、使用する会場や試合の種類、あるいは過去に使用した横断幕のサイズから適切なものを選びましょう。


素材

素材は前述のターポリン、あるいはトロマットから選べば間違いないでしょう。耐久性や可搬性、使用頻度や使用環境を考慮して決めましょう。


キャッチフレーズ

横断幕のキャッチフレーズは、サポーターの思いを伝え、選手を応援する大切な役割があります。そのため、チームへのメッセージ性が何より重要になります。「勝利をつかめ!」「熱い戦いを!」など、勝利を願うストレートなフレーズは王道と言えます。

一方で、ただ単に「頑張れ」と書くだけでは物足りません。「青春つくろう」「夢をかなえろ」など、メッセージに深い意味や思いを込めると良いでしょう。ただし、あまり難しすぎる表現は避けましょう。遠くから見て、すぐに意味が分かる分かりやすさが大切です。

また、フレーズ以外の言葉遣いにも気をつける必要があります。暴力的、差別的、攻撃的な表現はNGです。家族連れやマスコミの視線に晒されるスタジアムの場では特に慎重になるべきでしょう。

また、かつては問題のなかった言葉も、近年では問題になる可能性があります。新聞やテレビ、インターネットやSNSで使われている言葉を敏感にキャッチして、気付かない内に誰かを傷つけることのないようにしましょう。特に海外での試合の場合は、注意が必要です。日本語なら差別用語かどうか感覚的にわかる部分がありますが、現地の言葉となればそうもいきません。

また、一般的な名称だと思って使った言葉が、実は特定の商品の登録商標だったということもあり得ます。横断幕は公衆の面前にさらされるものですので、使用する言葉には細心の注意をはらいましょう。


設置方法

横断幕を作った次は、設置方法を検討します。そこでは「安全性」が最優先事項となります。無造作に設置すれば落下の危険があり、大変な事態になりかねません。常に人命を最優先に考えましょう。

設置場所を選ぶ際は、人の往来が多い場所は避けるのがマナーです。試合観戦の視界を大きく遮らないよう、横断幕を左右の端に設置するなどの工夫が求められます。

締め付ける際は安全な方法を用います。丁寧に固定し、落下や振れの心配のないよう細心の注意を払いましょう。設置時間も短めに抑え、試合終了後は速やかに撤去する必要があります。

■掲載のルールがある場合には要注意


横断幕はサッカーの観戦文化を彩る風物詩ですが、無秩序な使用では危険が伴います。そのため、各会場やリーグ、チームにはルールが設けられています。ルールを守ることが、安全で公正な試合運営につながるのです。

会場のルール

サッカー会場ごとに、横断幕の使用に関するルールが異なります。大型スタジアムでは、一定のサイズや素材を定めたり、設置場所や時間を制限したりするケースがあります。
一方で小規模な市町村グラウンドなどでは、必ずしも厳格なルールは設けられていません。ただし、そうした場所でも、会場側の判断で個別に制限を設ける可能性は十分にあります。

チームのルール

横断幕の使用については、リーグ側からもルールが定められています。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の公式規定では、横断幕のサイズ上限が決められています。
加えて、各チームが独自のルールを設けていることもあります。例えば、ホームタウンの名を冒涜するようなフレーズの使用を制限するなどです。選手のモチベーションを保つ観点から、内容にも一定の制約を設ける例もあります。
少年サッカーのチームでも、独自のルールがある場合が想定されます。作成前に確認するようにしましょう。また、特に地方の少年サッカーチームの場合、地元を牛耳っている保護者を中心として、一定の範囲の人しか知らない「暗黙のルール」がある可能性も考えられます。このようなルールを破ってしまった場合、当事者だけでなく子どもを巻き込んだ思わぬトラブルに発展してしまう場合があります。
「郷に入りては郷に従え」という言葉の通り、まずはその地域のルールに従ったほうが無難かもしれません(そのルールに納得できるかは別として)。

スポンサーの看板を隠さないこと

スポンサー収入は球団運営にとって大きな収入源です。試合では様々な企業の広告看板が設置されており、スポンサーサイドとしては、そうした看板が観客に十分に視認されることを望んでいます。
横断幕で看板を隠してしまうとスポンサー側からチーム運営会社にクレームが入る可能性があります。場合によっては契約解除を申し出る可能性すらあるのです。そうなってしまって困るのはチームだけではありません。会場を管理する会社はもちろんのこと、巡り巡ってサポーターも困ることになるのです。
スポンサーは企業の貴重な資金を原資として、企業活動の一環でありあくまでもビジネスです。プライベートで試合を観に行くサポーターが、企業のビジネスの邪魔をしないようにしましょう。これは旗においても同じです。

人の安全に気を付けること

横断幕については、何より安全面での配慮が欠かせません。不用意に設置すれば、落下して観客に被害が及ぶリスクがあります。また、大きすぎる横断幕が試合の視界を遮ってしまうと、観戦の妨げになり危険です。
設置や撤去の際には、責任者を立ち会わせるなどして安全を確保するよう心がける必要があります。危険な設置方法をとったり、危険行為に及んだサポーターには、会場から退去を命じられたり、チームに処分が下されたりする可能性もあります。
もちろん運搬時にも注意が必要です。特にターポリンで作った横断幕は重量があるため、運搬する人が腰を傷めたりしないよう、十分な人数を確保したうえで運搬しましょう。また、自宅等から会場への運搬時には、自動車を使用するでしょう。軽自動車など小さな自動車のラゲッジスペースに横断幕を積むと、ラゲッジスペースの小ささから後方の視界が遮られてしまう場合があります。そのため横断幕の運搬は、ミニバンやSUV等大型車両を持っている人に対応をお願いしましょう。

ルールを守らなかったために起こったトラブル5選

ここで、横断幕のルールを守らなかったために起こったトラブルを紹介します。周囲の人とも情報を共有し、同じことにならないようにしましょう。

落下事故で観客が怪我

サポーターが無造作に設置した大型横断幕が落下し、観客2人が軽傷を負うトラブルがありました。この件ではロープでの固定がきちんとされておらず、風で煽られたこともあり横断幕が落下しました。
幸い軽いけがで済みましたが、後遺症が残ったり、体が動かない状態になったりした場合には、長期にわたる訴訟や多額の賠償金が必要になることがあります。横断幕を設置するときは「人様に怪我を負わせるリスク」を十分に考えて下さい。

チームに出場停止処分

Jリーグのある試合で、サポーターが暴力的な横断幕を掲げたため、チームに出場停止処分が下されました。これは選手やチーム運営会社からすると、サポーターが勝手にやったことにより損害を被ったということになります。
サポーターはただプライベートで試合を観戦しているだけかもしれませんが、そこにかかわる多くの人がいること、そしてその人たちはあくまで仕事をしていることを忘れないでください。

試合が一時中断

昨年の高校サッカー選手権の準決勝で、大型横断幕が視界を遮り、試合が一時中断に追い込まれる事態となりました。これも横断幕の固定がきちんとされていなかったことが原因です。幸い怪我人はでませんでしたが、優勢だったチームにとっては大きな損害になります。さらに優勢なのが相手チームであった場合は最悪です。

選手がフェアプレーに努めているのと同様に、サポーターもフェアプレーに努めましょう。

スポンサー提訴でチームに罰金

サポーターがスポンサー企業の看板を完全に隠してしまい、スポンサー側からクレームが入ったケースがあります。前述の通り、スポンサードする企業は多額のスポンサー料を払っています。それにもかかわらず、一般人であるサポーターに広告活動を邪魔されるのは、本当に困るでしょう。
そうかといって、サポーターに対してクレームはなかなか言えません。そのため、やむを得ずチーム運営会社にクレームを言ったのです。

これによりチーム運営会社はスポンサー企業から「今後、同様の事象が発生した場合には契約解除を検討する」という旨の発言を受けたそうです。サポーターの過失によって、経済活動が阻害されるのは、あってはならないことです。

差別的演出で大炎上

サポーターが差別的な内容の横断幕を掲げたため、チーム運営会社から正式にクレームを受ける事態に発展しました。このサポーターは、「かつて使用されていた言葉」と「現在使ってはいけない言葉」の区別がなかなかつかない方でした。以前にも似たような事象があり、周囲のほかのサポーターやチーム運営会社から注意を受けていたのです。

それにもかかわらず、行動を改めなかったため、チーム運営会社から正式にクレームを受け、周囲のほかのサポーターからも避けられるようになったといいます。このサポーターが「サッカー観戦」という人生の楽しみをなくしたのはもちろんのこと、チーム運営会社やほかのサポーターにとって大きな損失になってしまったことは、言うまでもありません。

■まとめ

この記事ではサッカーの応援に使われる横断幕について解説しました。横断幕のサイズ、使用される生地、横断幕製作のポイントなどを参考にしながら、ぜひ「勝てる横断幕」を作ってみてください。自ら製作するのが難しい場合は印刷業者等を利用しましょう。

注文したほうが早くてクオリティの高い横断幕を作れます。ただし、オーダー後にオリジナルの入稿データが必要になり納期も設定する必要がありますので、詳細は業者と相談してみてください。また、印刷業者によって営業日は異なります。横断幕が必要な日程に対して制作日数(営業日)が足りるか否かは、事前に確認するようにしてください。

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