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体育祭の横断幕はどのように作ればよい?使用する素材や、最適な設置方法をご紹介


クラスが一致団結して、最高の思い出になる体育祭。そして、その体育祭で不可欠なものが横断幕です。横断幕とは、横に長い旗のようなもので、学生の士気向上に利用できるほか、体育祭を見に来た来賓やお客様もその雰囲気を楽しめ、体育祭のイメージを共有できるでしょう。

この記事では横断幕に適した素材や設置方法、そしてインパクトのある横断幕の作り方やお手入れ・保管方法を紹介いたします。体育祭やその他のイベントに向けて横断幕を作ろうと思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

■体育祭を盛り上げる「横断幕」とは



体育祭は、学校生活の中でも大きなイベントの一つで、生徒全員が様々な種目に参加し、クラスの絆を深められる貴重な機会です。このような体育祭の雰囲気を盛り上げ、クラスの一体感を演出するのが、横断幕の役割です。

横断幕とは、長方形の大きな布地や合成紙にクラスの名前やスローガン、応援メッセージなどを大きく書いたものです。体育祭の会場に掲げられ、遠くからでも目に付きやすい存在感を放ちます。時にはクラスの個性や趣向を凝らしたデザインも施されます。

横断幕には様々な意義があります。まず、クラスの主張や気概を視覚的に表現できるという点が大きなメリットです。横断幕を作成する過程でクラスが一丸となり、一体感が生まれます。また、体育祭当日は横断幕を応援の拠点にすることで、クラスの雄々しさや熱意を会場全体にアピールできます。

さらに横断幕は、生徒だけでなく保護者や来賓への案内の役割も果たします。遠くから見ても分かりやすいため、各クラスの位置を確認しやすくなります。体育祭の運営の面でも横断幕は重要な存在なのです。

■横断幕におすすめな素材


横断幕におすすめな素材として、二つ紹介します。それぞれに特徴があるため、生地選定の前に特徴を把握するようにしましょう。また、布地以外の素材の情報も載せていますので、参考にしてください。


ターポリン

生地の概要
ターポリンとは、ポリエステル糸を高密度に織り上げた非常に丈夫な生地のことです。織構造が非常に堅牢なので、引裂き強度に優れています。本来はトラックの荷台を覆うシートとして使われていた生地です。

生地の特徴
ターポリンの大きな特徴は、耐候性に優れている点です。紫外線や雨風に強く、色あせや劣化しにくいため、屋外での長期使用に適しています。また通気性と防水性を併せ持ち、収縮や伸びにくい特性があります。

メリット・デメリット
ターポリンには以下のようなメリットがあります。
・丈夫で引裂き強度が高い
・紫外線や雨に強い耐候性
・通気性と防水性を兼ね備える
・長期使用でも劣化しにくい
・リーズナブルな価格

反対に、以下のような点がデメリットとして挙げられます。
・光沢感があり華やかさに欠ける
・比較的重量がある
・印刷に多色使いは向かない

その他、ターポリンの種類
メッシュターポリン
メッシュターポリンは、織り構造がメッシュ状になっているタイプのターポリンです。通気性に優れているのが特徴で、風通しがよく、装飾用のフェンスや日よけとしてよく使われます。一方、完全な遮光性はありません。野外フェスティバルの仮設テントなどに適しています。

グロスターポリン
グロスターポリンは、表面にグロス加工が施されたターポリンのことです。つるりとした光沢のある質感が特徴的で、印刷にも適しています。耐候性に優れ、屋外看板やバナーフラッグとして多く使用されます。しかし、完全な防水性はありません。

遮光ターポリン
遮光ターポリンは、光を遮る性質を持った特殊なターポリンです。生地が非常に高密度で織り込まれており、遮光率が高いのが大きな特徴です。一方通気性は劣ります。完全な遮光が必要な現場の仮設ターポリンや、プライバシーを守るための目隠しシートなどに使用されます。


トロマット

生地の概要
トロマットはマット地と呼ばれる平面的で無光沢の生地の一種で、ポリエステル素材が主流です。表面はなめらかな平らな質感で、発色の良さが特徴です。

生地の特徴
トロマットは軽量で扱いやすく、印刷に適した平面性があるのが特徴です。表面が平滑で均一なため、鮮明な印刷が可能です。また多色印刷にも向いています。生地が柔らかいので折りたたみ可能で、持ち運びも容易です。

メリット・デメリット
トロマットには以下のようなメリットがあります。
・印刷適性に優れ、発色も良好
・多色の印刷が可能で色鮮やか
・軽量で折りたたみ可能
・値段が手頃で低コスト
・適度な光沢感があり高級感

反対に、以下のような点がデメリットとして挙げられます。
・引裂き強度が低め
・撥水性と耐候性に劣る
・長期屋外使用は向かない
・剛性が低く風で揺れやすい


各々の素材の選び方

横断幕にはターポリンとトロマットそれぞれのメリット・デメリットがあります。使用目的や予算、期間に応じて素材を選ぶ必要があります。耐候性重視でコストをおさえたい場合はターポリン、華やかさと高精細印刷を求める場合はトロマットが適しているでしょう。


その他、必要な素材

ハトメ
横断幕を作る際、欠かせない重要な材料のひとつがハトメです。ハトメとは、布地や紙などの素材に開けた穴の周りに金属の輪っかを打ち付けたものを指します。

ハトメには次のような特徴があります。
・金属製なので丈夫で長持ち
・布地の破れを防ぎ、ロープの擦れにも強い
・サイズや形状の種類が豊富
・単に穴を開けるよりも装飾的な効果もある

また、ハトメを打つ目的は主に2点あります。
1.ロープを通す穴を補強すること
2.布地の破れを防ぐこと
横断幕はロープで吊るしたり固定したりするため、ロープ通し穴が必須です。この穴にハトメを設けることで擦れによる破損を防げます。さらにハトメ自体が装飾的な役割も果たします。
一般的なハトメの素材は真鍮やアルミニウム合金です。真鍮の方が高級感があり、腐食に強い長所がありますが、アルミニウム合金の方が安価です。種類も円形の他、角型や星型など様々なデザインがあります。

ロープ
ハトメに通すためのロープも必需品です。素材や太さなど、用途に合わせて様々な種類があります。

ロープには次のような特徴があります。
・綿や化学繊維など、様々な素材がある
・太さと強度が用途で変わる
・色やデザインで装飾性も
・ナイロンロープは水に強い

横断幕をしっかりと吊るしたり固定したりするには、適度な強度のロープが必要不可欠です。状況に応じて太さや素材を変えることで、用途に合わせた最適なロープを選べます。
代表的なロープの素材には、麻、綿、ナイロン、ポリエステルなどがあります。中でも丈夫で水に強いナイロンロープが、屋外用の横断幕向きです。色やデザインもあるので、装飾的な役割も期待できます。

■最適な設置方法の選び方


体育祭の横断幕は、クラスの気合いを視覚的にアピールする大切な役割を担っています。設置方法を誤ると横断幕が生かされないうえ、場合によっては事故のリスクもあります。横断幕を効果的に演出するには、適切な設置場所の選定と、安全で見やすい設置方法を心がける必要があります。

設置場所の検討

生徒や来場者の視界に入る場所
横断幕は遠くからでも目に付くよう、運動場の通路沿いなど、生徒や来場者の視界に入る場所を選びましょう。会場の奥まった場所に設置しても、なかなか気づいてもらえません。

日陰になる場所を避ける
日陰になると、横断幕のデザインの映えが悪くなります。できるだけ日当たりの良い場所を選び、色彩の鮮やかさを引き立てましょう。

風の影響を受けにくい場所
強風に見舞われると、横断幕が大きく揺れ動いて危険です。風の影響を受けにくい場所を選ぶか、防風対策を講じる必要があります。


設置方法の選択

吊り下げ方式
運動場の柱やネットなどに、ロープやワイヤーを使って吊り下げる方法です。製作時に上部にハトメを付ける必要があります。ロープの入れ替えで高さ調整が可能です。

立て掛け方式
スタンドや、コンクリートの台座に立てかけて設置する方法です。スタンドは持ち運びが簡単ですが、風の影響を受けやすいので注意が必要です。重りを使えば安定性は高まります。


設置時の留意点

安全性の確保
横断幕は落下すると危険です。吊り下げ方式の場合はロープをしっかりと固定し、立て掛け方式ではスタンドや台座が倒れないよう重りを設置するなどして、落下防止対策を徹底しましょう。また、設置場所は通行の妨げにならないよう配慮しましょう。

見やすさの確保
生徒や来場者から正面でよく見える角度と高さを意識し、デザインの表裏の違いにも気をつけましょう。デザインを生かすためには、斜め後ろから見た場合の印象も大切です。

強度と耐久性
屋外の体育祭では、風雨に強い素材の横断幕を選ぶ必要があります。また、日射しによる劣化を防ぐ対策も重要です。製作時の素材選びと設置時の配慮が欠かせません。

設置スペースの確保
周りの動線を妨げない広さのスペースを確保しましょう。また、設置作業に十分なスペースを取り、安全な設置を心がけましょう。隙間が狭すぎると設置が難しくなります。

■インパクトのある横断幕を作るためのポイント


体育祭の雰囲気を盛り上げ、クラスの存在感を視覚的にアピールするために欠かせないのが、横断幕です。しかし、ありふれたデザインでは目立たず気合いが伝わりません。限られたスペースの中で、インパクトのある横断幕を作り上げるにはどうすればよいのでしょうか。

デザインのコンセプト設定

まずは横断幕のコンセプトを明確にすることが大切です。クラスの個性や特色をいかにデザインに表現するかを検討しましょう。クラス名の由来やエピソード、クラスの誇りや思いを形にするアイデアを出し合いましょう。

加えて、体育祭の雰囲気を盛り上げるスローガンやメッセージを横断幕に盛り込むことで、クラスの熱意を視覚的に訴求できます。「勝利を掴め!」「一丸となって戦おう!」といったメッセージは、応援の心を高めるでしょう。

素材の選定

素材の選び方次第でも、横断幕の印象は大きく変わってきます。インパクトを出すには、鮮やかな発色の生地や、光沢感のある質感の素材を選ぶのがおすすめです。

耐候性や強度も忘れずに検討し、屋外で長時間使用しても問題ない素材を選びましょう。生地の特性を考慮して最適な素材を選ぶことが、大きなインパクトにつながります。

印刷やデザイン表現の工夫

横断幕のデザインは大胆に主張すべきです。レイアウトにユニークさを取り入れたり、フォントを大きくしたりと、アグレッシブなデザイン表現が効果的です。
色使いにも工夫を凝らしましょう。クラスの衣装の色と合わせてまとまりを出したり、原色との組み合わせでアクセントをつけるなど、色の力を活用することでインパクトは増します。
さらに、イラストやマスコットキャラクターなどを取り入れれば、デザインに愛着が湧きインパクトも倍増します。自由な発想で斬新なデザインを生み出しましょう。

設置場所と設置方法の工夫

制作されたインパクトのある横断幕も、設置の仕方次第で虚しくなってしまいます。視界に入りやすい場所を選び、正面から見やすい角度と高さで設置する必要があります。
複数の横断幕を設置する場合は、デザインのまとまりを意識して並べ方を工夫しましょう。一つずつバラバラに設置するよりも、集約して設置した方がインパクトは大きくなります。
細部にまでこだわり、設置方法を工夫することで、制作した横断幕の魅力を存分に引き出せるはずです。

■繰り返し使うためには正しい方法でお手入れと保管を


使用後の手入れですが、汚れをそのままにしておくと、しみになってしまう可能性があります。雨に濡れた場合は速やかに水気を拭き取り、汚れがついている場合は中性洗剤を使って丁寧に拭き取りましょう。汚れを放置すると染み込んでしまい、落ちにくくなってしまいます。

お手入れ後は、完全に乾燥させることが大切です。湿気を含んだまま保管すると、カビやダニの原因となるだけでなく、生地が硬くなって破れやすくなる恐れがあります。直射日光は避け、風通しの良い場所で十分に乾かしましょう。

保管の際は、横断幕を丸めずに折りたたむのがコツです。丸めてしまうと折り曲げ部分の生地が傷みやすくなります。また、折りたたむ際は折り目を変えることで、生地へのダメージを分散させましょう。
保管場所としては、湿気の少ない風通しの良い場所を選びましょう。直射日光に当たらずに、高温にもならない場所が理想的です。上から重量がかかると生地が変形する恐れがあるため、収納ケースに入れて平置きで保管することをおすすめします。

■まとめ

この記事では横断幕に適した素材や設置方法、そしてインパクトのある横断幕の作り方やお手入れ・保管方法を紹介しました。これから体育祭の横断幕を作ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

横断幕は手作りもできますが、業者に制作を依頼する場合はデータが必要になります。注文の際にはデータ形式やサイズ、あるいは入稿方法に気を付けて、カッコいい横断幕を作りましょう。また、使える支払い方法の確認も大切です。

どんな横断幕ができあがるのか、今から楽しみですね!

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