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半光沢紙とフォト光沢紙の違いとは?徹底的に解説

ポスターや写真、商品チラシなど作成の際、印刷用紙は必須です。
しかし、印刷用紙の種類についてよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

・印刷用紙の種類がわからない
半光沢紙とフォト光沢紙の違いがわからない
・半光沢紙とフォト光沢紙のメリット、デメリットを知りたい

この記事では、このように悩んでいる方々にむけてポイントを解説しつつ、
半光沢紙とフォト光沢紙の違いや、メリット・デメリットについて紹介していきます。

■半光沢紙とは


半光沢紙はマット紙とも呼ばれている、ツヤが少ないタイプの印刷用紙の種類です。
通常の光沢紙よりも光の反射を抑えられることで、落ち着いた色の再現性を持ったプリントをおこなえる印刷用紙になります。

▶半光沢紙の特徴

半光沢紙は、コート紙のなかの1つではありますが、通常のコート紙よりも白紙光沢度が低い用紙になります。

光沢紙と同様に表面にツヤがあるため、一般的なポスターに似ている用紙となっています。比較的、鮮やかな色が出力できるので、広告にもよく使われているのが特徴です。

また、用紙の表面の光沢を抑えられるということで、蛍光灯などの光の反射が強い場所にも最適です。

▶半光沢紙がおすすめなケース

半光沢紙は光の反射を抑えられるので、印刷用紙は基本的にポスターや広告、商品チラシや雑誌の表紙などさまざまな場面で使われます。

印刷用紙として半光沢紙がおすすめのケースとなるのが、落ち着いていて、シックな内容の場合です。

半光沢紙はツヤが少ないため、見た目や個性をアピールするというより、中身を中心に内容をしっかりと伝えていきたい場合におすすめでしょう。

■半光沢紙のメリット

半光沢紙のメリットは、おもに下記の2つです。

・目の負担が少ない
・コストを抑えられる

それぞれ順番に解説します。

▶目の負担が少ない

半光沢紙は白紙光沢度が低いため、目の負担が少ないのがメリットです。
反射して目に入ってくる光の量が非常に少ないので目が疲れずに、正確な情報を取り入れることができます。

文字の多い印刷物ほど、光の反射量が多いと目が疲れてしまいます。
その点、半光沢紙であれば、文字の多い印刷物でもじっくり読むことが可能です。

▶コストを抑えられる

半光沢紙は、印刷用紙のなかでは最安値の種類であるといわれています。
光沢度が低いぶん、加工も少なく済むためコストを抑えられます。

また、厚みも他の印刷用紙と比べて薄いので、そのこともコストを抑えられる要因の1つでしょう。

コストを抑えられることで、印刷物を大量生産できるため、店舗のポストカードや年賀状の作成にも向いています。

■半光沢紙のデメリット

半光沢紙のデメリットが下記の1点ございます。

・屋外には向かない

こちらについて詳しく見ていきましょう。

▶屋外には向かない

半光沢紙は、屋外で使われるポスターや写真には不向きです。
半光沢紙は、ツヤが少ないタイプの印刷用紙になるため、あまり加工がされていません。

そのため、雨や汚れなどの外的要因には弱いといえます。
雨にぬれるとインクがにじんでしまう可能性もあるので、他の印刷用紙に比べると耐久性は少し下がってしまうでしょう。

■フォト光沢紙とは


フォト光沢紙とは、速乾性にも優れていて重量感もあり高級感あふれる印刷用紙で、写真にもよく使われる種類の用紙です。

印刷面がキャストコーティング加工されていて光沢度も高く、表面がツルツルしている用紙となっています。

キャストコーティング加工は、厚紙などの上質紙に塗料をコーティングして密着させて加熱して乾燥させたあとに剝離することで、強い光沢度を持たせる加工方法です。

さまざまな種類の染料や顔料インクにも対応している、インクジェット専用光沢紙となっています。

▶フォト光沢紙の特徴

キャストコーティング加工により、印刷面は光沢度が強く表面はとてもツルツルしています。

そのため、高級感にあふれた美しい仕上がりのプリントを楽しめるでしょう。
また、速乾性にも優れているので、急なプリント作成でもキレイに素早く仕上がります。
さらに、厚みがあることでコストを抑えながらも、上質な印刷物になります。

なお、フォト光沢紙の場合、裏面も非塗工タイプの上質紙となっていて文字の印刷が可能です。

印刷用紙のサイズも通常のA1〜A5までのサイズだけでなく、ロール紙タイプのフォト光沢紙も用意されています。

好みのサイズに裁断加工することや、スリット加工も簡単なのでさまざまなデザインや目的に合わせた加工をおこなえるでしょう。

▶フォト光沢紙がおすすめなケース

フォト光沢紙は発色が非常にキレイなため、写真集やカラフルなイメージのポスターやチラシに向いているといえます。

雑誌の表紙などの場合で特に目を引きたい場合も、非常におすすめです。
キャストコーティング加工が施されているため、屋外の環境にも強く雨や汚れも防げます。

厚手なので、耐久性にも優れています。

■フォト光沢紙のメリット


フォト光沢紙のメリットは、おもに下記の2つです。

・色鮮やかな印刷が可能
・高級感のある仕上がりになる
一つずつ順番に見ていきましょう。

▶色鮮やかな印刷が可能

フォト光沢紙では、カレンダーのかけ方が他の印刷用紙と異なるため、色鮮やかな印刷をおこなうことができます。

カレンダーは、紙に対してロールで圧力をかける装置のことです。
このカレンダーによって、印刷物にツルツル感と光沢感を出していきます。

紙を圧縮してより光沢感を出すことで、塗料もハッキリと塗装できて色鮮やかなプリントを表現できます。

▶高級感のある仕上がりになる

光沢感が増して塗装もハッキリすることで、フォト光沢紙では高級感のある仕上がりにもなります。

発色もキレイで、キャストコーティング加工によってさらに高級感が増します。
加工も自由自在なため、理想のプリントに仕上げることができるでしょう。

■フォト光沢紙のデメリット


フォト光沢紙のデメリットは、下記1点ございます。

・光の反射で見えづらい

こちらについて詳しく見ていきましょう。

▶光の反射で見えづらい

フォト光沢紙の場合、ライトや蛍光灯などの光の反射が多い場所だと強い光沢度によって、印刷物が見えづらくなる可能性があります。

屋内・屋外問わず、光の反射が少ない場所であれば問題ありませんが、場所や印刷物によってはフォト光沢紙の良さが半減してしまいます。

■半光沢紙とフォト光沢紙の違いは


半光沢紙とフォト光沢紙の違いは、光沢の強さの違いです。
半光沢紙はその名の通り、通常の印刷用紙に比べて光沢が半分で微光沢用紙とも呼ばれています。

ただ、光沢が少ないぶん品質を保ちながらもコストを抑えられるため、大量印刷が必要な際にはおすすめです。

一方、フォト光沢紙は、よくある写真のような光沢の強い用紙です。
光沢が強く、高級感のある仕上がりなので、半光沢紙との見た目の違いは明らかでしょう。

色の発色も鮮やかで階調表現にも優れており、画質の表現力も非常に高いです。

■半光沢紙のほうがあつかいやすくバランスがいい


半光沢紙やフォト光沢紙など、これだけ印刷用紙の種類があると、どの印刷用紙を選んだらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

もし、選択する印刷用紙に迷った場合は、半光沢紙を選択することをおすすめします。
半光沢紙であれば細部までとても鮮明に表現できますし、光の反射が多い場所でも光沢度が低いため問題ありません。

また、印刷後にできるシワも少なく、見た目としても美しい仕上がりになるでしょう。
コストも抑えられて大量印刷にも向いているので、半光沢紙のほうがあつかいやすく、バランスもいいといえます。

■ケースに合わせて最適な印刷用紙を選択しよう


この記事では、半光沢紙とフォト光沢紙の違いや、メリット・デメリットについて解説してきました。

半光沢紙とフォト光沢紙のおもな違いは、下記の通りです。

・光沢の強さが異なる
・半光沢紙のほうがコストを抑えられて、大量印刷に向いている
・高級感のある仕上がりにしたい場合は、フォト光沢紙がおすすめ
半光沢紙のほうが光沢度が低いため、目の負担が少ないというのも特徴の1つです。
また、フォト光沢紙のほうが光沢度が強く、色鮮やかな印刷が可能であるという点が半光沢紙との違いです。

ポスターや広告、チラシや写真などの印刷物、また、印刷物を掲示する場所によって使用するべき印刷用紙が異なります。

半光沢紙とフォト光沢紙でも、おすすめのケースが違うのでケースに合わせた印刷用紙の使用がおすすめです。

本記事を参考にぜひ、印刷用紙の特徴や違いを把握してケースに合わせて最適な印刷用紙を選択してみてはいかがでしょうか。

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