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【決定版】ポスターとは?種類から作り方、効果まで徹底的に解説

私たちは普段、街中や駅などを利用していると一度はポスターを目にすることがあります。
サイズはもちろんのこと、広告の内容やカラーなど数多く掲示されています。そして気になる広告のポスターを目にしたとき、思わず立ち止まった経験は誰しもあるでしょう。
今回はポスターについて、種類から作り方、効果まで詳しく解説いたします。今後ポスターを活用しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

■【基礎知識】そもそもポスターとは?

▶ポスターの定義は?

そもそもポスターとは、広告・宣伝するために図表や写真、文章などでデザインし、大判の紙へ印刷され、壁や柱などに掲示されたものをいいます。不特定多数の人が目にする場所に掲示されるため、視覚的な宣伝力がありますが、その分、掲示される数も多く、他のポスターとの差別化が必要です。

ポスターでよく見られるのは、イチオシの商品やサービスを認知してもらうためやイベントのお知らせなど、より多くの人へ宣伝を行う際に活用されます。また発表会やセミナーなどの催しの案内、最新映画の一覧にもポスターが使われることが多いです。

▶ポスターの由来は?

それではポスターの由来についてみていきましょう。紙片を柱や壁に張り出すこと(post)がポスターの名称の始まりと言われております。
語源としては柱(POST)に貼る(ER)ものという事でPOSTERとなったと言われています。
19世紀中頃のフランスで現代的なポスターの歴史が始まりました。低コストで大量生産、印刷する技術が向上し、フランスなどにおける政府の公共機関の検閲が解かれました。
そして、広告業者によって大量生産されたポスターが販売されるようになりました。

▶ポスターを英語で言うと?

ポスターを英語でいうと「poster」です。Webio英和辞典によると、「屋内・屋外問わず壁面や柱などに掲示するために制作された、視覚的な広告・宣伝媒体。」と訳されています。 フランス語では「affiche(アフィーシュ)」、ドイツ語では「plakat(プラケット)」です。

■【種類】ポスターにはどのようなものがある?

では、どの様な種類がポスターにはあるのでしょうか。ポスターの種類は大きく分けて2種類。

・紙媒体のポスター
・デジタルポスター

に分類されます。それではこの2種類を詳しく見てみましょう。

▶紙媒体のポスター

ポスターと聞くと、紙媒体のポスターを思い浮かべる人が大半ではないでしょうか。200年以上も前から紙媒体のポスターが活用されております。紙媒体の場合、デザインが確定したのち印刷しますが、印刷方法にはインクジェット印刷とオフセット印刷があります。 インクジェット印刷はデザインデータをもとにインクを直接紙に吹き付けて印刷する方法です。デザインデータからすぐ印刷できるので納期が近い場合はこちらが適しています。また、大きい規格外サイズの印刷にも対応できます。ただし、1枚あたりの印刷コストが高めなので、小ロットであれば問題ありませんが、数多くの枚数を必要とする場合はコストが嵩む可能性が高いです。 オフセット印刷はポスターデザインをもとに版を作成し、そこにインクをつけて判子のように印刷する方法です。顔料油性インクと言われる固着性の高いインクを使用しているため、文字などがつぶれにくく、キレイな仕上がりになります。また必要な分のインクしか使用しないため、印刷枚数が多い場合はコストを抑える事ができるでしょう。しかし、版を作るところからスタートするため、納期まで時間がかかる点、小ロットでは逆にコストがかかり増しになる可能性があります。 ポスター作成するにあたり、どちらの印刷方法がよいかについて、印刷会社へ問い合わせしてみるとよいでしょう。

紙媒体のポスターのメリットとしては、下記の3つが挙げられます。
(1) 広告の大きさを自由に設定する事ができる
広告の内容やデザインに応じて、ポスターのサイズを自由に設定できるので、ターゲットや目的に最適な大きさでポスターを作成できます。
(2)広告内容をゆっくり見る事ができる
広告が目に入り、気になって詳細を見たいときに、自分のペースでゆっくり内容を確認する事ができます。
(3)比較的低コストで作成できる
紙媒体ポスターはデザインデータを作成するまでの工程はデジタルポスターと変わりありません。その後印刷してすぐ掲示することができるので、比較的低コストで導入できると言えます。

その反面、紙媒体のポスターのデメリットとしては、下記の3つが挙げられます。
(1)広告内容を大きく更新するためには新たに作り直さなければならない
日程や場所の変更など小さな箇所であれば変わった部分にシールなどで変更することができます。しかし、ポスターの表示内容の大半に変更が生じた場合は新たに作り直し、印刷して、貼り直すという手間とコストが発生します。

(2)掲示する場所によっては劣化しやすい
紙媒体ポスターを外や直射日光の当たる場所に掲示した場合、風雨でポスター自体がシワになってしまったり、日焼けをしてしまってポスター全体が白くなってしまい、劣化しやすくなります。パネルを利用すると、劣化を最小限に抑えることができます。

(3)ポスターを張り替える必要がある
ポスターの掲示期間が終了すると、ポスターを張り替える作業が必要になります。そのために人手が必要なこととポスターの掲示期間を管理する必要があり、失念すると期間切れのポスターをずっと掲示したままになってしまいます。

▶デジタルポスター


デジタルポスターは、デジタルサイネージと言われるディスプレイなどの電子的な表示機器を使ってリアルタイムで情報を発信するメディアの一つです。
日本でデジタルサイネージが普及し始めたのは、2000年頃に出てきたJR東日本のトレインチャンネルがきっかけと言われています。

駅を中心にデジタルサイネージが拡大し、海外のファッションブランドが店頭でファッションショーの映像を流したことをきっかけに普及しました。今後もICT化の促進、5Gの普及によりポスターも紙媒体からデジタルポスターに切り替わっていくと見込まれています。

「株式会社CARTA HOLDINGS(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長:宇佐美 進典、代表取締役社長:新澤 明男、以下 「CARTA HD」)は、株式会社デジタルインファクト(東京都文京区、代表取締役社長:野下 智之)と共同で、デジタルサイネージ広告市場(※1)に関する調査を実施しました。
その結果、2021年のデジタルサイネージ広告市場規模は594億円の見通し(前年比114%)となり、2025年予測は、2021年比約2倍の1,083億円となりました。」
引用:CARTA HOLDINGS デジタルサイネージ広告市場調査を実施

デジタルポスターのメリットについては下記の3つが挙げられます。

(1)常に新しい情報を発信することができる
デザインイメージが完成すると即座にディスプレイに表示できるので、常に新しい情報を発信することができます。紙媒体と比べ、納期や工数を減らすことが可能です。

(2)内容に変更があっても即座に対応できる
広告内容に変更があった場合、変更箇所の大小に関わらず、元のデザインイメージを変更するだけで対応できるので、即座に変更内容を反映されます。

(3)静止画だけでなく、動画も多用してさまざまな表現ができる
デジタルポスターの最も特徴的なのが、静止画のみならず動画も表示することが可能な点です。これによって、より表現豊かな広告を表現できます。

では、デジタルポスターのデメリットについては下記の3つが挙げられます。

(1)ディスプレイ設置コストや電力コストがかかること
デジタルポスターを表示するためにはディスプレイを設置する初期コストが発生します。ディスプレイは安くても数万円程度はかかります。またランニングコストとして、電気料が発生します。これらの導入コスト、ランニングコストを考慮しなければなりません。

(2)電源コンセントがある場所に設置またはコードレスでも充電が必要
ディスプレイを設置するためには、電気が必要なため、電源コンセントを確保するか適宜充電を行う必要があります。電源コンセントで電気を供給する場合は、設置場所が限られます。また充電式の場合は、充電管理を行う必要があります。

(3)広告閲覧者のペースで見ることができないこと
デジタルポスターはずっと同じ広告を表示することは少なく、数多くの広告を表示するため、ある程度時間が経つと次の広告へ表示が変わります。すると気になった広告を閲覧している途中で次の広告に変わってしまうことがあります。閲覧者が広告を全て見る前に切り替わってしまい、必要な情報が伝わらないこともあります。

紙媒体ポスター、デジタルポスターそれぞれの特徴とメリット、デメリットを解説いたしました。ターゲットや目的、予算、ポスターの掲示する場所の環境などに応じて最適な媒体を選択することをおすすめします。

■【効果】ポスターは何ができる?


ポスターはどのようなシーンで使用されるのでしょうか。ポスターでできる事は大きく分けて下の3つとなります。

・政治活動などのプロモーション
・セール商品などの販売促進
・イベントなどの集客

こちらについて詳しく見ていきましょう。

▶政治活動などのプロモーション

ポスターは政治活動などのプロモーションとしても効果的です。政治活動では政治家が有権者により活動内容が伝わるよう、演説会や講演会などを開催します。
有権者へ当該演説会、講演会の開催をアピールするためにポスターが活用されます。選挙活動のポスターとは異なることや政治活動におけるポスターは政治規制法にも記載されておりますので、十分配慮した取り扱いが必要です。

▶セール商品などの販売促進

ポスターはセール商品をアピールする手段としても効果的です。セール商品は限られた期間でしか販売されないため、手軽に宣伝できるポスターがよく活用されます。
店頭に掲示されることが多く、ポスターを見た顧客が思わず店内に入ってみたくなるようなポスターが理想的です。
セール商品のポスターの場合は、どのくらいの値引率でセールをやっているのか、期間はいつまでなのかを明確に表示するようにしましょう。
最近では広告内にQRコードを表示し、閲覧者がwebページにて詳細を検索できるようになっています。

▶イベントなどの集客

ポスターはイベントなどの集客力アップの手段としても効果的です。駅のホームや公共施設のポスター掲示スペースなど不特定多数の人に見てもらうポスターは、イベント周知には適した宣伝媒体です。
より集客をアップさせるためには、同じデザインのチラシも作成して、ポスターが掲示できないスペースに設置して周知するのが効果的です。
またイベント自体で活用されるポスターもあります。その例として、学会ポスターと呼ばれる学会での研究発表に活用されるポスターセッションについて紹介いたします。
ポスターセッションは「今までの研究開発の成果や現在の取り組みを1枚のポスターにまとめ、見学者にその内容を対面で伝える発表形式」です。
1枚のポスターに研究成果を表記するため、要点がまとまっています。また見学者がポスターを見て、気になることを直接研究者に質問できる貴重な場です。
ポスターセッションに訪れた見学者にいかに自分の研究を知ってもらえるかが重要になってくるので、ポスターの表現の仕方にも工夫が必要になってくるでしょう。

このように、ポスターには用途や目的に応じて、さまざまな効果を発揮できることがわかりました。
それでは、ポスターを実際に作成しようという段階になった場合に、どんな手順ですすめて、どのようなことに気をつけたら良いのか、詳しく見ていきましょう。

■【作り方】ポスター完成までの実際の手順をご紹介


ポスターの完成までには一般的に下記のような手順を踏んでいきます。

1.意図、目的の設定をする
2.ポスターのデザイン作成
3.的確に情報を伝えるライティング

それぞれ詳しくご説明して参ります。

1.意図、目的の設定をする

ポスターを制作するにあたって、まずはポスター広告の意図や目的、ターゲットを設定します。
例えば、ポスターを掲示する場所をよく利用する人や関連施設に掲示してもともと興味がありそうな人をターゲットとして設定する場合は効果が期待できます。 また目に入りやすい駅やビルの広告としてポスター掲示をすると、イベントを認知してもらったり、商品について興味を持ってもらうなどの目的を果たすことができます。

制作する前にポスター広告の意図や目的、ターゲットを明確にしておくことで、制作段階や研修段階での広告の方向性のブレがなくなります。また、制作に携わる人たちが同じ共通認識をもってすすめていくことができます。

ポスターデザインの制作を外部に委託する場合は特にここのすり合わせをしっかりしておくことが重要です。うまく認識できていないと依頼した側の意図するようなデザインが上がってこないことも考えられます。

2.ポスターのデザイン作成

意図や目的、ターゲットが設定できたら、次はポスターのデザインを作成します。 ここでは、もっと具体的にポスターに何を掲載するのか、素材は何を使うのか、配置はどのようにするのか、トンマナやイメージはどのようにするのかなど詳細な事項を決めていき、実際にデザインしていきます。 なお、素材を他サイトより利用する場合は利用規約をよく確認してから活用するようにしましょう。

特にイメージについてはポスターの印象を決める大事な項目になっています。例えば、新商品の基礎化粧水の広告を制作すると仮定します。 基礎化粧水のイメージを反映させるには、潤い感や透明感を表現するとより伝わりやすいです。 そこに太めのフォントを入れたり、化粧水とは全く関係のない写真を掲載すると、イメージにそぐわず、伝わりにくいポスターになってしまいます。

またメインビジュアルは、ポスターの中でもすぐ目に入る重要なものなので、効果的なメインビジュアルのデザインについて綿密に検討する必要があります。
そして、ポスターデザインが完成し、入稿する際にはcopyrightを入れ忘れないよう、注意してください。

3.的確に情報を伝えるライティング

ここでいうライティングとは、コピーライティングのことを示します。 こちらもメインビジュアル同様、ポスターの中でも最も重要な項目になりますので、ポスターの目的やターゲットに合ったライティングが必要です。 また、ポスターに表示できるキャッチコピーは文字数に限りがあるため、端的でターゲットに伝わる表現が求められます。 加えてより伝えたい言葉は大きな文字で表現し、その他は小さく表現するなど文字の大きさに落差をつけると目立たせることができます。

そして、ポスターデザインとのバランスも考慮しなくてはなりません。そのため、デザインとコピーライティングをそれぞれ考えるのではなく、一緒に考えていくことでより効果的なポスターが出来上がります。 なお、ポスター作成方法については、他にも多くの記事が掲載されておりますので、参考にしてみてください。

■ポスターを知り尽くして効果的に活用しましょう


ポスターには長い歴史があり、現在ではデジタル化が進んでいることにより、役割が大きく変わろうとしています。 多くの人の視覚に入ることが可能なので、広告の目的やターゲットに合わせたポスターを作成することで、新たな顧客層の獲得や集客力アップに繋がります。 宣伝方法の一つにポスターを活用してみてはいかがでしょうか。

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