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もう迷わない!適切な用紙サイズの選び方!


オフィスや学校などでよく目にするA4・A3・B4・B5は大きさの違いが判断できる方も多いでしょう。

しかし、印刷会社に依頼するときや紙の発注をするとき、種類に迷ってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

紙は無数にあるため使い方もさまざまです。
印刷物の仕上がりにも大きく関わってきますので、本記事では紙の種類と選び方をご紹介致します。

■A列本判


A3サイズ、A4サイズのAは「A列本判」のことを指します。
では「A列本判」とはなんのことなのでしょうか?
ここではA列本判についての解説と、A判の細かなサイズについて説明いたします。

▶【用紙サイズ】Aとは?

A列本判とは紙の規格サイズを指します。「A判」という言い方のほうが聞きなじみあるかもしれません。
これはドイツの物理学者オズワルドが考案した企画で、1929年に日本でも取り入れられました。
現在では国際標準化機構(ISO)の国際規格として広く普及しています。
会社での使用が多いのはA判になります。


・A0
サイズ:841×1189mm
ビジネス用の広告や、駅などの公共用掲示ポスターに用いられる大きさです。
一般の人が使用する機会はあまりないサイズかと思います。


・A1
サイズ:594mm×841mm
A0の半分の大きさがA1になります。
ポスターやお店の掲示物によく使われるサイズです。
また、建築関係などの図面や絵画にもA1が使用されています。


・A2
サイズ:420mm×594mm
ポスターやカレンダーによく用いられます。
一般的にポスターのサイズはA1ですが、それでは大きすぎる場合に選ばれるのがA2です。
またカレンダーでもA1サイズのものがありますが、家庭用に使う場合は少し大きすぎる場合があります。そういった場合はA2サイズだと字も小さすぎず見えるのでおすすめです。


・A3
サイズ:297mm×42mm
レストランのメニューやパンフレットによく使用されるサイズです。
会社の資料等でA4では字が見づらい資料にもA3がおすすめです。
大型の家庭用印刷機で印刷できる最大の大きさになるため、学校や会社で業者に頼まずポスターを作る際にもA3が活用されます。


・A4
21mm×29mm
印刷で最も用いられているのがA4です。
A4はコピー用紙の標準基準となっています。
そのため、ノートやコピー用紙、チラシ、学校の配布物、会社の資料など、私たちの生活の中で1番身近な用紙の大きさになります。


・A5
148mm×210mm
A4サイズの半分の大きさがA5になります。
あまり馴染みがないかもしれませんが、実は手帳で一番人気の大きさはA5です。
他にも本や小さいサイズの漫画、情報誌にもA5が多く使われています。
会社だと、納品書や発注書などの小さめの印刷物にもA5が活用されています。


・A6
105mm×148mm
A6は文庫本によく用いられています。
また、一般的な卓上カレンダーのサイズもA6です。
他にも持ち運びに便利なサイズのシステム手帳や、メモ用のノートなどにも用いられています。


・A7
A7は街頭で配られているポケットティッシュに入っている広告の紙に多く用いられています。
また、A7のメモ帳は胸ポケットに入れるのに便利な大きさです。


・A8
サイズ:74mm×52mm
メモ帳、単語帳、付箋用紙に利用されているサイズです。
細かい文字を印刷するには不向きですが、メモ帳や単語帳には使いやすいサイズです。


・A9
37mm×52mm
用紙としては小さすぎるためあまり用途がないサイズです。
小分けの袋だとA9サイズのものもあります。


■B列本判


B列本判はA列本版と同じく紙の規格の種類です。

「B判」という言い方を聞いたことある方もいるのではないでしょうか。
ではB列本版とはA列本判と何が違うのでしょうか?

ここではB列本版についての説明と、細かなサイズごとに解説していきます。


▶【用紙サイズ】Bとは?

B列本判は日本独自の規格です。江戸時代に徳川将軍の御用紙として使用されていた美濃紙に由来していると言われています。

美濃紙は江戸時代の御三家の1つである尾張藩が美濃地方で作らせたもので、障子紙の版形としても使用されました。
明治政府が公文書は江戸時代から使用されていた美濃氏サイズを引き継ぎました。
それがB判サイズになります。 戦後も日本工業規格(JIS)が「帳簿類の寸法はB判を原則とする。」と定められていたことなどから定着し、1980年代までは国の文書の9割がB判でした。


・B0
サイズ:1030mm×1450mm
B0は印刷用紙の規格全体の中で一番大きなサイズです。
ポスターで使用すると大きなインパクトを与えることができます。
そのため、特に広い公共空間で何かを宣伝する際や、注意事項を張り出す際に使用されることが多い大きさです。


・B1
サイズ:728mm×1030mm
ポスターや地図に用いられます。店頭看板にも使われやすい大きさです。
B1はB0、B2とともに、交通広告でもよく用いられています。
また、詳細な地域情報を網羅する必要がある印刷物に用いられるため、地図や、カレンダーと組み合わせたポスター、理科年表など、多数で共同利用する学校教材にもB1の大きさが利用されています。


・B2
サイズ:515mm×728mm
駅に貼るポスターや、郵便局の広告ポスターの規格に使われています。
室内に貼るポスターとしては標準的サイズです。しかし野外で使用するポスターとしては少し小さい印象を持つかと思います。そのため、野外での広告用ポスターではなく、施設の管内案内用に使われることが多いサイズです。
また、B2サイズは展示会などのパネルポスター、店舗の店頭設置パネル、ウェルカムボード、泰西名画や日本画を題材にした絵柄の大型カレンダーにもよく選ばれています。


・B3
サイズ:365mm×515mm
一般的にはB3は広告ポスターとして利用されるものとしては、もっとも小さいサイズになります。遠くからではコピーなど文字が見にくいため、中・近距離の告知ツールとしての利用におすすめです。
身近なところではバス内での週刊誌の中吊り広告や、化粧品、医薬品などの買い回り品の広告に用いられている大きさです。
また新聞の折込チラシでもB4を中心にB3も活用されています。


・B4
サイズ:257mm×364mm
身近なものとしては、新聞に折り込まれるスーパーなどの広告チラシでB4サイズが多く用いられています。
新聞の片面の大きさがB4のため、新聞に折り込むにあたって丁度よいサイズとされています。


・B5
サイズ:182mm×257mm
身近なものとしては、ノートや雑誌にB5サイズが使われていることが多くあります。
ただ、ノートとしてはB5よりも一回り小さなサイズのセミB5(179mm×252mm)が使われる場合もあります。


・B6
サイズ:128mm×182mm
B6は四六判(127mmx188mm)と共に単行本に用いられている大きさです。少年コミックや、少女コミックには、小B6判(112mm×174mm)といわれる大きさも使われています。
ポケットに入れるには少し大きいですが、ビジネスバックに入れやすく、メモ書きとしては書く容量も十分にあるため、B6サイズの手帳をビジネスの場で使う人も多くいます。
またイベント用の小冊子、結婚式の引き出物用ミニカタログとしてもB6が用いられていることがあります。


・B7
サイズ:121mm×91mm
B7はパスポートの大きさになります。
印刷物としては用途の少ない大きさですが、お店の商品説明のポップに使用されている場合があります。
他にも手帳やメモ帳にも用いられている大きさです。


・B8
64mm×91mm
B7と同じく、印刷物としては用途の少ない大きさです。
お店のポップやショップカードや小さいフライヤーとして使用される場合もあります。


・B9
64mm×54mm
用紙としては小さすぎるため、あまり用途のないサイズになります。


・B10
B9と同じく用紙としては小さすぎるため、あまり用途のないサイズになります。


■四六判


四六判は原紙寸法のひとつです。
平版印刷などで使用される原紙の中で、最も一般的な大きさになります。

B判と比較すると、四六判の原紙寸法は縦788mm、横1091mmなので一回り大きい原紙になります。
そのため、印刷に必要な余白や塗り足しを考慮すると、B判の印刷物の作成する際に最も効率がよく、適していると言われている原紙が四六判です。
身近なものでは単行本の大きさに四六判が使われています。

また、四六判の原紙寸法は縦788mm、横1091mmですが書籍の印刷で使用する際は断裁されたものが使用されるため、さまざまな大きさがあります。

■菊版


日本独自の原紙になります。原紙のサイズは縦936mm、横636mmの長方形です。 菊判は元々、アメリカから輸入されました。 輸入後、使用する国が日本のみとなり、独自のサイズとして浸透しました。現在、海外では菊判は存在しません。 平版印刷などで用いられるため、印刷業界ではよく知られた原紙サイズの一つです。 菊判は紙の質によって種類分けされています。 また、A4やA5など、A判の印刷物にも使用されることの多い原紙になります。


■ハトロン判


ハトロン判は原紙の大きさの一つです。 薬莢を包むために用いられていたハトロン紙を規格化したものがハトロン判になります。 サイズは縦1200mm、横900mmです。 ハトロン判は大きさによって種類が異なるため、ハトロン判半切りサイズやハトロン判裁などがあります。


■用途に合わせて使い分けよう!


ここまでは原紙やサイズごとの種類について紹介してきました。
では実際にはどう使い分けたらいいのか?迷うときありますよね。
ここからは用途ごとに紹介していきたいと思います。


▶チラシ・フライヤー

手で配布しやすく、字が見やすい大きさはA4です。

また新聞に折り込むチラシとして作る場合はB3やB4サイズがいいでしょう。
また分量が少なく、持ち運びやすさや配布しやすさを重視する場合はA5やB5といった小さいサイズの用紙を検討しても良いかもしれません。

チラシの紙の種類には半光沢紙やフォト光沢紙、色上質紙がよく用いられています。
半光沢紙は表面につやがあり、比較的安価に作成することができます。


▶パンフレット

一般に用いられている大きさはA3になります。
A42枚分の大きさなので、写真や文字が見やすい大きさです。

また、家庭用の大型印刷機があれば自作することもできます。
もちろん家庭用で使用されているコピー用紙でも作成できますが、パンフレットとしては薄く心持たない場合もあります。

そのため、超厚口など少し厚みのあるものもおすすめです。
厚みのある用紙をご家庭のプリンターで使用する際は、紙の厚さが紙詰まりの原因になる場合もあります。

使用する際は1度、プリンターを確認してから印刷するようにしましょう。

▶写真

写真の一般的な大きさはL判といわれる縦89mm、横127mmの用紙が一般的です。
使用用途によってはA3やA4など様々な大きさで印刷することもあると思います。

■家庭用プリンター用紙のおすすめ


ここまでは用紙のサイズごとに説明してきました。
印刷用紙は大きさだけではなく、厚さや用紙の材料、質感によっても種類が変わってきます。
では家庭用のプリンターで印刷するときはどんな用紙がいいんでしょうか?

気になる方のために、用途ごとに紹介していきます。


▶学校資料や会社資料などの文書



・普通紙
学校や会社で一般的に使われているのは「普通紙」になります。コピー紙とも呼ばれ、インクジェットプリンター、レーザープリンターやコピー機などさまざまな機器で使用できる用紙です。
他の用紙にくらべて比較的安価なため、大量に使用する会社や学校の資料の印刷に向いていると言えます。


・上質紙
来客用の資料やイベントで使う印刷物に用いる場合は「上質紙」がおすすめです。上質紙は化学パルプから出来ており、普通紙よりも印刷の品質が高い用紙です。紙の色も白いため、綺麗な仕上がりになります。
カラー写真の印刷する場合はインクが滲んでしまうため、向いていません。
主にモノクロ印刷に向いている用紙と言えます。


▶写真の印刷

ご家庭で写真印刷する場合は「光沢紙」がおすすめです。画質が鮮明で鮮やかな色を出せます。

光沢紙は、家庭で気軽に使える安価なものからプロのカメラマンやクリエーターが使うものまで、さまざまな種類があります。写真の使用用途やコストで選ぶと良いでしょう。

ただし、光沢紙はレーザープリンターでは使用できないこともあるので注意が必要です。

▶チラシ

お店や企業のチラシには「コート紙」がよく用いられています。
しかし、家庭用のプリンターの多くはインクジェットプリンターのため、レーザープリンターで印刷するコート紙を使用することは難しいと考えられます。

そのため簡単に、なおかつ安価に印刷したい場合は普通紙がおすすめです。

普通紙であれば家庭で印刷するとしてもサイズの選択肢がいくつかあるので、用途や好みに合わせて選ぶことができます。

■まとめ


今回は紙の大きさの種類や用途について解説しました。
紙と言えど様々な種類があることをわかっていただけたのではないでしょうか。
印刷で使用する用紙を選ぶ際は以下のことがポイントです。

・紙の大きさを知ろう
・用途別の使い分けをしよう
・家庭用プリンターも用途で使い分けよう


ぜひ、この記事を読んで今後の生活での用紙選びに生かしてみてください。


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